穢翼のユースティア Angel's blessing †
アクセシビリティ情報簡易表記
概要 †「穢翼のユースティア Angel's blessing」とは、PCで発売された原作へ表現変更を施し、コンシューマータイトルとして発売されたアドベンチャーゲームである。 選択肢を選び、物語の分岐と複数の結末を主人公の目線よりプレイするものである。 物語はダークファンタジーに類するものであり、陰惨、悲壮、退廃の時運にあって、主人公が自身の手の及ぶ範囲での仁義、道徳を実践する中で生じる周囲との交流と、その地域全体の属する国家のレベルで生じる厄災との戦いが描かれる。 主人公を含めフルボイスとなっており、視力を用いずプレイ、クリアの可能な作品である。 物語 †
※公式ソフトウェアカタログより引用 タイトル画面 †メーカーロゴ表示後、BGM再生と共にタイトル画面へ遷移する。 スタートボタンを押す事でタイトルメニューを表示可能。 タイトルメニュー †上下循環あり カーソル移動音あり
ゲーム中操作 †以下、初期設定時の操作を記す。
選択肢 †選択支出減直後はどの項目も選ばれていない状態となる。 制限時間なし、上下キーで移動、丸ボタンで決定となる。 ゲーム中メニュー †以下のように、縦4行・横2列の表構造となる。上下左右循環あり、カーソル移動音あり。 またカーソル位置を記憶する仕様があり、メニューを閉じた時点で選択されていた項目が、次にメニューを開いた際にも選択されている動作となる。
コンフィグ †L/Rボタンでタブを切り替え、方向キー左右で値変更、上下で項目移動を行う構造となる。 L/Rボタンで切り替えられる設定項目は以下の通り。
操作 †
視覚を用いずプレイする際に推奨される設定への変更手順 †コンフィグ画面を開いた直後よりスタート
コンフィグ設定中、現在地の所在が不明となった場合の対処 †左右へ突き当たる項目については、特にオートプレイの挙動について全て右端とすることが実質視力を用いないプレイによる便利を生じる設定となる。 唯一BGMボリュームについて、適切に設定し、台詞の聴取にかかる便利を確保可能であるため、サウンド設定のタブ画面においては設定変更時に参考されたい。 システムセーブ †ゲーム中メニューよりシステムセーブを選び丸ボタンを2度押す事で可能 台詞のみで変化の把握が困難である選択肢について †以下の選択肢は、その結果が地の文のみの変化となる。 そのため視力を用い結果を確認する必要がある。 以下に視力の代用として本編選択肢中、視力を用いず判断の困難である分岐箇所のみゲーム内より内容を引用し掲載する。 3つ目の選択肢 †
4つ目の選択肢 †
5つ目の選択肢 †
物語終盤 リシアと相対した際の選択肢 †
クリア後のシステムセーブについて †
追加シナリオ †本編シナリオの読了状況に応じてタイトルメニューのAPPENDIX STORYから読める追加シナリオ*2が追加されていく。 タイトル画面の「continue」の下よりアクセス可能。 本モードより読めるシナリオは以下の通り。(上下循環有り)
総評 †舞台となる世界へ蔓延する退廃的気風への抵抗を主人公カイム=アストレアは道義的に果たすのであるが、その巨大な社会構造への抵抗が叶わないこともまた承知し諦念と諦観を同時に心中へ抱く最中よりこの物語が開始される。 その状況より彼へ生じる変化をプレイヤーは各所の分岐を選択しながら共に体験することとなる。 彼の意思で変化する状況と彼の全く埒外の箇所より生じる変化の双方が重層的に描かれる本作のシナリオには大変なボリュームがあり、しかし打ち出されるテーマの明確さから冗長さの廃されたテンポ良いテキストから心地よく楽しめる内容である。 シナリオ上主人公に明確な個性があるアドベンチャーゲームであってなお、主人公にボイスの配されていない作品も少なくない昨今、主人公ボイスの実装に加えて各所へのシステムSEの配置で、視覚を用いずプレイする敷居が大変下がった実装を有する本作は、環境設定各種を整えることで視覚障害の有無に関わらず最後まで楽しめる作品と言える。 余談 †本作キーパーソンの一人に盲目の人物が登場する。 その人物と主人公との交流の中で、慣れた場所は問題なく移動可能であること、手引きを受ける様子、ブラインドチェスで対戦する描写などが大変具体的な筆致で描かれる。 関連リンク †
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