R.U.R.U.R ル・ル・ル・ル -petit prince- †
概要 †本作は、シナリオを読み進め、中途現れる分岐で結末が変化するシステムのもとプレイする、オーソドックスなテキストアドベンチャータイトルである。 各UIに設置されたシステムサウンドと主人公ボイスの実装で、視力を用いない状態で簡便なプレイ環境の構築が可能なタイトルである。 物語 †人類の移住可能な惑星の探索を目的に出港したバサード式ラムジェット搭載型亜光速度恒星間移民船『サン=テグジュペリ号』。 事故で人間は船内から死に絶え、チャペックやセイバーハーゲンと呼ばれる秘蔵知性(人工知能)で動作するロボットが船内を彷徨するばかりとなってより数百年。 ある時、その秘蔵知性達で発見された人間用の冷凍睡眠カプセルより組成された主人公の視点より物語を楽しむノベルタイプのアドベンチャーゲームである。 周回要素の仕様について †本作の1週目のプレイには選択分岐が存在しないため、物語を「読む」ことに慣れる十二分の時間がプレイヤーに与えられる。 2週目以後選択肢ありのルートが解禁され、物語の変化する構造を楽しめるようになる。 この2段階構造で、テキストアドベンチャーと呼ばれるジャンルへのプレイヤーの習熟を段階を追って自然と学習できるように構造されている点は本作に於いて大変興味深い。 視覚補助情報 †タイトル画面の構造 †上下循環、効果音あり
ゲーム中操作 †
コンフィグ画面の内容 †全てトラックバーのように値の上下を選び、右が大、左が小。
LRボタンで値を大きく5段階に上下可能 総評 †各所のシステムメニューへの効果音対応、主人公を含めてフルボイスである仕様、これらが含まれることでノベルタイプのアドベンチャーゲームは視力を用いずプレイ可能となる可能性が大きく高まるのであるが、そうしたタイトルが今後増加するに際して、種々の好み、趣向をプレイするタイトルの選択に反映できるようになっていくことが推論される。 その中で本作の立ち位置は大変個性的であり、SFと寓話を組み合わせた構成で、とりわけ類例のない世界観が構築されている。 上記情報で画面を目視せずクリアが可能であることと合わせ、本作は斯かる多様性を体現する作品と言うことができる。 関連リンク †
コメントフォーム †コメントはありません。 Comments/R.U.R.U.R ル・ル・ル・ル -petit prince-? 投票フォーム † |