十三支演義 偃月三国伝1・2 †
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概要 †『十三支演義 偃月三国伝1・2』とは、同名で1・2それぞれが発売されたPSPタイトルをPS Vitaへカップリング移植したアドベンチャータイトルである。 主人公関羽の目線で、折々現れる選択分岐を選びながら物語を先へ読み進める。 本作のシステムはその多くが仕様を把握することで視力を用いずプレイ可能な実装であるため、その詳細を下記する。 物語 †時は後漢末。 乱世の奸雄曹操により、隠れ里から連れ出された『猫族』(まおぞく)。 人間の体に獣の耳を持つ彼らは、猫の姿の妖怪『金眼』(きんめ)の子孫と言われ人間たちから忌み嫌われていた。 人間たちは猫が十二支から外れたという昔話から十三番目の干支、『十三支』(じゅうざ)と呼び彼らを蔑んだ。 猫族である関羽、劉備、張飛の三人は幼い頃から兄弟のように育ち、固い絆で結ばれていたが、平穏な日々は突然終わりを告げる。 漢帝国より勅命を受けた討伐軍の曹操は、逃げた黄巾族を追って猫族の隠れ里に迷い込んだのだった。 猫族の高い能力に目をつけた曹操の策略により、平和に暮らしていた猫族たちは人間たちの戦いに巻き込まれていく。 (公式サイト「物語」より引用) 起動からゲームプレイ開始まで †
ここで更に丸ボタンを押すことで、システムボイス出力後にPS Vitaシステムソフトウェア標準のデータロードダイアログが出現し、セーブデータの読み込みを行う画面となる。 また、タイトルメニュー表示後、左 丸 と入力することでゲームをはじめからプレイ可能。 名前入力 †タイトル画面で「はじめから」を選ぶとシステムボイスの後BGMが切り替わり、名前入力を問うダイアログが現れる。 ここで左 丸 と入力することでデフォルト名「関羽」としてプレイ可能。 ゲーム中操作 †
ゲーム中メニュー †プレイ中三角ボタンによりアクセス。 仕様は次の通り。
内容は次の通り。
セーブ・ロード †利用中のハードに実装されたシステムソフトウェア標準のセーブ・ロードダイアログを利用する。 以下、PS Vitaの場合について記す。
設定 †仕様は次の通り。
選択肢 †本作の選択分岐は次の仕様である。
特殊選択肢 †本作には、一般的な項目選択式の分岐に加え、以下の分岐システムが実装される。それぞれの利用方法について以下に詳述する。 1.介入システム †劇中挿入される特殊選択肢の一つ。 状況への積極的な介入の可否を決定する。 介入可能となるタイミングはシステムSEと画面演出により通知される。 当該場面で方向キーの右を押すことでダイアログが出現、初期カーソル位置が「いいえ」であるため「はい」を選び、丸ボタンを押すことで介入を行ったことが物語に反映される。 操作のフローは次の通り。
なお、敢えて介入しないことで物語が好転する場合もあるため適宜状況を考えながら利用したい。 2.タイミングシステム †劇中挿入される特殊選択肢の一つ。 特定のタイミングで四角ボタンを押すことで、状況の変化を生じる分岐システム。 タイミングについてはその開始がシステムSEにより通知され、実際に四角ボタンを押すポイントは登場人物の話す内容他から判断することとなる。 なお、標準で四角ボタンは既読スキップ動作となるためタイミングの読み落としに注意したい。 よりくわしくは公式サイトの内容と併せて参考されたい。 3.旅システム †劇中挿入される特殊選択肢の一つ。 野営地などで画面へ表示される任意のキャラクターのいる場所まで左右キーで移動し、丸ボタンで会話を行うことで物語を先へ進める。 具体的には次の通りとなる。
より詳しくは公式サイトの内容と併せて参考されたい。 4.桃園システム †劇中挿入される特殊選択肢の一つ。 方向キー上下で物語を選び、丸ボタンを二度押すことで物語を閲覧するシステム。 なお、本画面で 罰 左 丸 と入力することで現在の桃園システムを中止し物語を先へ進めることが可能。 また、本画面ではクイックセーブ、クイックロード、システムメニュー表示が不可能となるため注意されたい。 総評 †王道の貫徹された明瞭なシナリオとそこで描かれる人情が快適に体験される本作のシステムは、その便利を突き詰めることで視覚障害たる状況の解決を生じた点が特筆される。 メニュー表示からクイックロードの速度まで、各所の動作が軽快なことからトライアンドエラーが容易であることも手伝って、それが選択肢の内容確認を「音声で行う」便利をさえ生じている点は興味深い。 これら作り込まれたシステムを含め、本作は視力へ多くの場面を依存せずプレイ可能なタイトルであるといえる。 参考リンク †コメントフォーム †コメントはありません。 Comments/十三支演義 偃月三国伝1・2? |