BLAZBLUE CALAMITY TRIGGER †
概要 †16年に完結した対戦格闘とアドベンチャーノベルの融合を実現した先駆作であるBLAZBLUEシリーズの1作目に当たるタイトル。後発作にある副題から、BLAZBLUE-CALAMITY TRIGGER-とも呼ばれる。 格闘ゲームとして前代未聞のボリュームを誇るストーリーモードが実装されながらシナリオ展開の店舗は小気味よく運ばれ、節目毎に挟まれる格闘ゲームパートと合わせて印象深いプレイ体験が提供される。 物語としては、起承転結であるところの起の部分が描かれる。 以下、PSPで発売されたBLAZBLUE CT Portable*1を例に詳細を記す。 プロローグ †かつて人類は突如出現した「黒き獣」との戦いを余儀なくされた。 その圧倒的な力により人類が滅びるのも時間の問題と思われていた。 その時、六人の英傑が現れた。 彼らは古の力「魔術」を人類に伝え、人々はそれに科学を融合させ、万能の力「術式」を完成させた。 新たなる力を得た人類は、六人の英傑と共に黒き獣に対し反撃を開始し、激しい戦いの果て、ついに黒き獣を打ち倒した。 後にこの戦いは「第一次魔道大戦」と呼ばれ、彼ら六人は「六英雄」として語り継がれる存在となった。 この大戦で術式を行使するために大量に作製された「魔道書」を管理する「世界虚空情報統制機構(統制機構)」という組織が結成された。 世界は統制機構による統治のもと、人類は新たに手に入れた力を用い、あらゆる分野で急激な発展を遂げた。 そうして復興した世界は、大戦前とは大きく様相を変えていた。 統制機構による独裁統治の開始から数十年の時が流れ、術式主体となった世界は個人の能力による大きな格差を生んだ。 世界各地の不満はつのり、ついには統制機構からの離反を企てた「イカルガ連邦」による「第二次魔道大戦(イカルガ内戦)」が勃発した。 これは人類同士による術式を用いた初めての戦争であった。 この内戦はイカルガ連邦を壊滅させたことにより終結し、その結果統制機構は「刃向う者は完膚なきまでに殲滅する」という理念をより世界に知らしめることとなった。 イカルガ内戦平定から数年後、驚くべき事件が発生する。一国の軍隊に相当する力を持つとされる統制機構の支部が、突如出現した男により、次々と壊滅させられたのである。 「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」 世界を支配する「力」に対し、たった一人で戦いを挑む者の名である。 A.D.2199 Dec 一年の締め括り、街は新年への期待で活気づいていた。 そんな最中をSS級の統制機構反逆者にして史上最高額の賞金首、「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」が第十三階層都市「カグツチ」に出現したという情報が走り抜ける。 対象「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」は別名「死神」と称され、その行動目的は統制機構の壊滅といわれている。 対象に懸けられた高額な賞金や彼の所有する絶対無比の力を持つ魔道書を狙い、様々な者達がここ第十三階層都市「カグツチ」に集結する。 無論、その中には統制機構の放った刺客の姿も……。 ※BLAZBLUE公式サイト内ストーリーページより引用 タイトル画面からメインメニューまで †初回起動の際は、ソフト起動後にシステムデータ作成のダイアログが出現する。 オープニングムービー後、タイトル画面へ移動する。 ここで丸ボタンを押すことで以下のメインメニューへ遷移する。 メインメニュー †項目は横に並んでおり、左右移動、カーソル移動音あり。 OPTION †上下循環あり
GAME OPTION †
SOUND OPTION †
SYSTEM OPTION †
ストーリーモード †タイトル画面からストーリーモードを選んだ際、初回プレイ時はムービー形式のオープニングが開始され、その後に任意のシナリオを選択するストーリーセレクト画面となる。*2 ストーリーセレクト画面 †ここは表形式のUIとなっており、具体的内容は以下の通り。
また、本画面はL/Rボタンでタブを切り替えることができ、シナリオ選択画面からRを一度押すことで途中セーブをロードする画面が、Rボタンを2度押すことで本作の世界観を説明する番外シナリオ(フルボイス)へのアクセスが可能。 ストーリーモード中の設定画面 †ストーリーモードプレイ中スタートボタンを押すことで以下のメニューが表示される。 後発策のように方向キーを押し続けることでカーソルが端で突き当たる動作が行われないため設定時は注意されたい。
ストーリー中のセーブ方法 †本作では、ある程度物語を読み進めた時点でセーブ確認ダイアログの表示される形式をとる。 なおダイアログのポップアップは効果音により把握可能。 セーブの具体的方法は以下の通り。
ストーリーモード中の操作 †
総評 †その後に続くシリーズの原点として、幅広い難易度、モノローグを含めたボイス演出、要所でのムービーシーン等の基本構造は本作の時点で既に完成されており、物語の勃興として大きく快適な体験が実現されるよう各システムが構造されている。 中でもそれが象徴されるのがストーリーモードにおけるトゥルールートの出現条件であり、そのために格闘パートにおける特殊技による勝利*5を必須としないよう構造されていることが特筆される。 物語を体験するに不自由の無い本作の仕様にあって、現在は廉価版の発売含め気軽にプレイし、自身の肌に合うかどうかを体験することも可能となる。 HD機版はディスクのみの販売ながらOPムービーの違いを筆頭に、ストーリーモードでも背景音演出の拡充を筆頭にPSP版でオミットされた要素の拡充が図られていることから、Vita VitaTVでもプレイ可能なPortable版と合わせてそれぞれのバージョンに異なるメリットがあるといえる。 以上から手元の端末にあって最も快適に楽しめる方法をユーザー自身が選択可能であることは大きくプレイアビリティの便利に寄与するものであり、そのためにこそ本作は視覚障害を問題とせずプレイ可能な作品であるといえる。 そして、物語は続編であるBLAZBLUE CONTINUUM SHIFTシリーズへと続く。 関連・参考リンク †コメントフォーム †コメントはありません。 Comments/BLAZBLUE? 投票フォーム † |