パズルゲーム

かつのう 王将出陣

概要

将棋の駒名が書かれた四角い駒を縦横にスライドさせ、枠の最も奥に鎮座する「王将」の駒を、出口から外に出すゲームである。

王将以外の駒は外に出ることはできず、他の駒を飛び越える・押しのけるなどの動作は禁じ手である。

この種のゲームは、1907年に発売された「箱入り娘」にさかのぼり、以後多種の駒名にアレンジされた製品が登場した。

中でも、駒に点字ラベルを貼る形で、「アウトゲーム」という製品が、日本点字図書館にて長年発売された経緯があり、視覚障がい者の間でも特になじみ深いゲームの一つである。

同時に、将棋を楽しまれる視覚障がい者が非常に多い現状を踏まえ、本ページでも詳細情報を掲載することにした。

取り扱い上の注意点

出口から駒が滑り出しやすいため、テーブルなど平らな面の上で行うことと、ゲーム中断時など長時間使わないときは、同梱のフレームに収納されることをお勧めしたい。

なお、日点で販売されている突点シールのうち、最も小粒でふくらみのあるタイプのものを、出口の中央付近の床に張り付けるだけで、不意の飛び出しを防ぐことができる。

ボードの置き方と、駒の初期配置

ボードは、基本的に出口のある方向を上にして置くが、駒の飛び出しや落下を避けるには、手前に向けて置くほうが扱いやすいと思われる。

駒の初期配置は以下のようになり、ゲームを始める前に点字ラベルを貼っておかれることをお勧めしたい。

開封時は出口を上にした状態で駒が置かれているので、それに従って説明する。

なお、出口に面した横長の長方形の駒はストッパーであり、これを取り外してゲームを行う。

  1. 王将(おうしょう)、最も手前の中央に位置する、大きな正方形の駒。
  2. 金将(きんしょう)、王将の両側を挟むように縦に長い、長方形の二つの駒。
  3. 銀将(ぎんしょう)、王将の上編に接するように位置する、横長の長方形の駒。
  4. 桂馬(けいま)、銀将の上編の左半分に接するように位置する、小さな正方形の駒。
  5. 香車(きょうしゃ)、銀章の上編の右半分に接するように位置する、小さな正方形の駒で、桂馬の右隣。
  6. 角行(かくぎょう)、銀章と桂馬の左編に接するように位置する、縦に長い長方形の駒。
  7. 飛車(ひしゃ)、銀将と香車の右編に接するように位置する、縦に長い長方形の駒。
  8. 歩兵(ふひょう)、角行と飛車の上編に位置する、小さな正方形の二つの駒。

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Last-modified: 2022-08-28 (日) 13:46:15 (599d)