オトゲ


ジャンルサウンドシューティングゲーム
ハード携帯ゲーム機
メーカーバンダイ
発売日1998年11月23日


概要

1998年に発売された音情報のみでプレイ可能なシューティングゲーム。

下記する仕様から、視力を用いずプレイ可能なアクション系電子ゲームであり、2000年代以降に登場した数々のPC用オーディオゲームの基礎を作り上げた貴重な製品ともいえる。

なお、このゲームのBGMは、「バイオハザード」など数多くのコンシューマゲームのBGMや劇伴などを手掛けた廣木光一師が担当しており、高品質且つ格調高い音楽演出がなされている。

本体の形状と使い方

本体は手のひらサイズの卵型で、表面にボタンが付いている側を手前にして持つ。

表面奥側には得点などを表示する画面がある。得点は黙視確認が必要である。

手前にあるボタンは、右側の丸い小さなボタンがビーム発射、および決定ボタンとなる。

その左の、大きな丸を縦に割った形状の2つのボタンは左右矢印ボタンで、ゲーム中の自機移動と、最初のステージ選択で使う。

本体右側面の溝に配置されたスイッチ部は、手前から電源スイッチ、ポーズボタン、ボリュームマイナスボタン、ボリュームプラスボタンである。

電源スイッチは、奥にスライドするとオン、手前にスライドするとオフである。

ポーズボタンは、バトル中に1回押すごとに、チャイム音が鳴ってオン、オフが切り替わる。

ボリュームは7段階で、起動時は4となっている。

本体奥面の右側にステレオイヤホン端子があり、ゲーム中は付属のイヤホンを装着してプレイする。なお、サウンドファイルの圧縮の関係で、イヤフォンの種類によっては耳の疲労を招く場合がある。筆者の経験上、なるべく安価なイヤフォン(高音の出力が弱いタイプ)を使用されるか、PC用のアクティブスピーカーの使用がお勧めである。

電池蓋は本体の裏側中央にあり、細いプラスドライバーにて開けることができる。

使用する電池は、単4アルカリ乾電池4本である。

遊び方

接近する音敵に向かいビーム砲で狙撃する。

音敵は、初め中央から現れ、回転した後左右5カ所ある何れかのポジションから接近する。

敵によっては左右に激しく揺れ動く、雑音で攻撃をしかけるなど、撃破に工夫を要するパターンが現れる場合がある。

ゲーム開始時のライフは3つで、最大5つまで持つことができ、特定の条件をクリアすることにより1つずつ追加されるが、その際の通知などは行われないため、音情報だけでは認識しづらい。

通常キャラであれば、撃破に失敗してもライフさえあればクリアできるが、ボスキャラは倒さないとクリアできない。

ボスキャラを倒すことに成功すれば、たとえ相打ちとなった場合であってもレベルクリアとなり、ファンファーレで通知する。

4つのレベルをクリアするとステージ固有のテーマBGMが流れ、さらに難易度の高いステージが解禁される。

ステージ選択

  • 「アクションステージ」(難易度ハード)
  • 「ホラーステージ」(難易度ミディアム)
  • 「バラエティステージ」(難易度イージー)

ステージごとに敵の種類が異なる。起動時メニューで選択する。メニューはカーソルが循環するタイプで、起動時や、ゲームオーバー後は「アクションステージ」を指している。

入手方法と注意

  1. 発売から1年足らずで生産を終了しており、すでに25年近く経過しているため、入手は極めて困難である。ネット上で見かけて興味があれば入手機会を逃さないように。
  2. 上記理由から、保管の際細心の注意を払うことをお勧めしたい。特に、イヤフォン端子は壊れやすく、関連部品の仕組みも現在のものと大きく異なり、一度壊れると部品自体が入手できなくなるため、技術者等に修理を依頼しても治らないことが予測される。保管の際は埃侵入の防止の観点から、梱包されていたプラケースなどに入れての保管をお勧めしたい。
  3. 電源ON状態でイヤフォンの抜き差しを行うと、大音量の高周波ノイズを発することがあり、十分に注意されたい。
  4. 古い製品のため電池消耗は現在発売されている電子ゲームよりも早い。またオートオフ機能は搭載しておらず、電源を切らずに放置すると、電池が発熱する場合があるので、十分に注意されたい。

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Last-modified: 2023-01-24 (火) 13:18:40 (452d)