サイモン(2017年版) †
ジャンル | 記憶力ゲーム |
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ハード | 本体内蔵電子ゲーム |
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動作環境 | 単4アルカリ乾電池 3本 |
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メーカー | ハズブロ |
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プレイ人数 | 1人 |
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発売時期 | 2017年 |
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対象年齢 | 全年齢 |
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概要 †
記憶力ゲームの基本スタイルとして、また目や耳の不自由な人が共に遊びに参加できる電子ゲームの草分け的存在として、世界中で知られる、「サイモン」の2017年モデルである。
丸い本体の縁を4分割する形で並んだ光る4色のボタンには、それぞれ固有の音程のビープ音が割り当てられている。
プレイヤーは、音を鳴らしながらランダムに光るボタンの光った順番を記憶し、そのとおりに正しく入力する。
正解を繰り返すごとに、出題されるボタンの回数が増し、最終的にいくつのボタンを押すことができたかを競うゲームである。
1978年の登場以来様々な派生版が発売され、2011年以降は、ボタンではなく、タッチセンサーに手をかざしたり、複数のセンサーの間で手を動かしたりするタイプのモデルが主流となる中、原作を再現したようなクラシック版も、度々開発されてきた。
また、2013年以降に発売された全ての「サイモン」において、ゲームオーバー後のスコアやハイスコアを、サウンドによって通知する機能が採用され、この機能はクラシック版にも取り入れられた。
本稿で紹介する2017年版は、そのクラシック版の一つに該当し、本体操作部の形状やサウンドにおいて、初版モデルをかなり忠実に再現したものと言える。同時に、上記で記したサウンドによるスコア通知機能の搭載により、目の不自由な状態であっても極めて遊びやすい貴重な製品である。
なお、国内の一般流通では販売されなかった製品のため、ネットでの購入となる。
また、ハズブロジャパンのカスタマーセンターでのサポートは対象外となっているので、注意されたい。
実際の販売価格は不明であるが、おそらく2000~3000円台と思われる。
また、本製品は、原作と同様、「サイモン」(simon)という製品名で発売されているが、ここでは便宜上「2017年版」と呼称することにした。
本体形状と各部の使用方法 †
- 本体は初版と同じUFO型で、丸い縁に沿って、光るボタンが並んでいる。
- 本体を時計の文字盤に例えた場合、光るボタンは、0時、3時、6時、9時の位置を境に、4つのボタンに分かれる。
- ボタンの色は、右下から時計回りに、青、黄、緑、赤で、各ボタンに割り当てられている音程は、イ長調の音階のうち、高いミ、ド♯、低いミ、ラの順である。2011年以降のサイモンを遊んだ経験がある場合、色と音程との関係が異なる点に注意されたい。
- 表面中央部の盛り上がった部分には、手前から、スピーカーと電源ボタンがあり、その間に、「simon」と書かれた文字が触知できる。
- 電源ボタンは、短く押すことで、電源起動、ボリューム調整、2秒以上長押しすることによって、ハイスコアの確認をすることができる。
- 電源ボタン右側の曲面を押すことで、ハイスコアデータがリセットされる。また、この部分の裏面にもリセットボタンがあり、先のとがったもので押す。
- 本体裏面中央に電池蓋かあり、この蓋を開けるために、歯先がマイナスの太いドライバーを使用する。
ゲーム操作の流れ †
- 電源ボタンを押すと、身近いジングルとともに電源を起動する。
- 緑ボタンを押してゲーム開始。
- サウンドと共に光ったボタンを入力する。
- 正解すると、今正解した問題の後にもう一つボタンを追加した問題が出題されるので、正しい順で入力。
- ミスをしたり、5秒間操作がないと、ゲームオーバーとなる。ゲームオーバーの際に通知されるスコアサウンドは、和音(10の位)、高音(1の位)の鳴った回数で表す。
- ゲームに再チャレンジする場合は緑ボタン、やめる場合はそのまま放置すれば、10秒後に自動的に電源が切れる。
注意事項 †
- 本ゲームのスピーカーが本体表面にあり、なおかつ聴覚的に刺激の強いレトロサウンドが使用されているため、耳を近づけすぎないように。特に、お子様の使用には十分注意されたい。
- 電池蓋の固定に使用されるネジを開けるために、触覚のみの操作が難しいマイナスドライバーが必要である。さらにネジそのものが直径、長さとも5ミリに満たず、ワッシャーも使用されていないため、ネジ紛失のリスクも高い。電池交換の際、見づらいと感じる場合は、無理をせずに見える人の協力を得ることをお勧めしたい。
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