サイモン(2020年版) †
概要 †サイモンは、1974年に「アタリ」から発売されたアーケードゲーム、「タッチミー」を基に、ラルフ・ベアとハワード・J・モリソンによって1976年に考案され、1978年に発売された電子メモリーゲームである。 原作の「タッチミー」のボタンが全て同じ色で、音程も耳障りだったのに対し、二人のデベロッパにより、異なるカラーボタンと、調和のとれた音程を持つゲームへと改良されたのが「サイモン」の始まりである。 なお、初版の発売元について、日本では「タイガーエレクトロニクス」とする説が有力であるが、正しくは、戦艦ゲームのシリーズで知られる「ミルトンブラッドリー」であった。 記憶力ゲームの基本スタイルとして、また目や耳の不自由な人が共に遊びに参加できる電子ゲームの草分け的存在として、世界中で知られ、2020年までの長きにわたり、様々な派生製品が登場した。 丸い本体の縁を4分割する形で並んだ光る4色のボタンには、それぞれ固有の音程のビープ音が割り当てられている。 プレイヤーは、音を鳴らしながらランダムに光るボタンの光った順番を記憶し、そのとおりに正しく入力する。 正解を繰り返すごとに、出題されるボタンの回数が増し、最終的にいくつのボタンを押すことができたかを競うゲームである。 1978年の登場以来様々な派生版が発売され、2011年以降は、ボタンではなく、タッチセンサーに手をかざしたり、複数のセンサーの間で手を動かしたりするタイプのモデルが主流となる中、原作を再現したようなクラシック版も、度々開発されてきた。 また、2013年以降に発売された全ての「サイモン」において、ゲームオーバー後のスコアやハイスコアを、サウンドによって通知する機能が採用された。 本稿では、その中でも原作を最も忠実に再現しつつ、近年のバリアフリー機能などを搭載したモデルとして、2017年に登場し、後に軽微な修正が加えられた形で2020年にリニューアル販売が開始されたモデルについて、「2020年版」と呼称して記述する。 本製品の本体サイズは、厚さが原作の3分の1程度にまで薄められており、直径の大きさの割に軽量であることから、コンシューマゲームのゲームコントローラを持つ感覚で、4指で本体裏側を支えながら親指にて操作することが可能な構造となっている。 基本的なサイモンの遊び方だけを収録した単一モードのため、初めて触れる人でもすぐに遊べる特徴に加え、上記で記したサウンドによるスコア通知機能の搭載により、目の不自由な状態であっても極めて遊びやすい貴重な製品である。 なお、国内の一般流通では現在のところ販売されていない製品のため、ネットでの購入となる。 また、ハズブロジャパンのカスタマーセンターにおける本製品に関するサポートは受けることはできないため、注意されたい。 また、本製品は、通販サイトなどにおいて、原作と同様、「サイモン」(simon)という製品名で発売されているので、購入の際には参考にされたい。 本体形状と各部の使用方法 †
ゲーム操作の流れ †
注意事項 †
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