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パズルゲーム(半電子ゲームを含む)



あ行

ゲーム名 (五十音順)ランクメーカージャンルプレイ人数発売年アクセシビリティ情報
IQパズル・リング迷路Sダイソー2D迷路ゲーム1人?100円ショップを展開する「ダイソー」が開発した100円で遊べる脳トレゲームの1つ。円柱の本体を透明のリングにはめ、うまく通すことができたら成功。リングの内側には突起が出ており、本体に掘られた複雑な迷路と絡み合い、触覚によって迷路を解く。全国の「ダイソー」の店舗で購入可能。視力に頼らず遊べる。
ASOBIDEA プレイパズル 6つの帽子SASOBIDEAはめ込みパズル1人2020年大きさの違う6つの帽子を全部枠の中に収めるパズル。ピースには帽子の絵が描いてあるが丸くは無く、正方形をくっつけたような形。枠の中には6個の凹みがある。黒い帽子にだけ裏に突起があり、これを凹みに合わせて入れ、他の5つを残りのスペースに収める。黒の帽子の位置を変えることで問題が変わる。右上、左上、その下の中央付近の3か所の凹みに黒い帽子を入れると難しい。
ASOBIDEA プレイパズル 4匹のイモムシAASOBIDEAはめ込みパズル1人2020年クネクネした4匹のイモムシを全部枠の中に収めるパズル。枠の中には24個の凹みがある。黒いイモムシを裏の突起に合わせて入れ、他の3匹を残りのスペースに収める。黒のイモムシの位置を変えることで問題が変わる。
ASOBIDEA プレイパズル 5匹のイヌAASOBIDEAはめ込みパズル1人2020年5匹のイヌを全部枠の中に収めるパズル。枠の中には8個の凹みがある。黒いイヌを裏の突起に合わせて入れ、他の4匹を残りのスペースに収める。黒のイヌの位置を変えることで問題が変わる。
アタマにおいしいパズル やってみ せんべいSビバリー詰め込みパズル1人2007年丸いおせんべいの形をしたピースをグラスに収納するパズル。出荷時には1枚だけ入らない状態になっているので、表面の形状をよく理解して全てのおせんべいをグラスにはめこむ。本物そっくりの手触りは、触るインテリアとしても楽しめる。

か行

ゲーム名 (五十音順)ランクメーカージャンルプレイ人数発売年アクセシビリティ情報
解体パズルLite うにパズルSメガハウス詰め込みパズル1人2022年本物そっくりの形状の立体パズル。微妙に形の違う8つのパーツを、皮の中に詰め込み蓋をした時、皮が隙間なくぴったり合わさったら成功。
解体パズルLite 納豆パズルAメガハウス詰め込みパズル1人2022年本物そっくりの形状の立体パズル。様々な形に組み合わされた6ピースの納豆ピースを、同梱のからしプレートとたれプレートと共に容器に詰め込み、蓋をする。更に、通常容器の底を抜いた形状の空容器を2段重ねて商品名付きのフィルムスリープで巻くことで、未開封製品の様な形に仕上がったら成功。なお、ピースがぐらつきやすく、触覚のみのプレイには工夫が必要になる点は要注意。
解体パズルLite にんにくパズルSメガハウス詰め込みパズル1人2022年本物そっくりの形状の立体パズル。微妙に形の違う6つのパーツを、皮の中に詰め込み蓋をした時、皮が隙間なくぴったり合わさったら成功。
カタミノパズル (KATAMINO)Cギガミックはめ込みパズル1~2人フランスの木製パズル。四角形のエリアを、チャレンジ問題の示すピース(ペンタミノ)を用いて埋めることで、ペンタを完成させる。対戦モードにも対応。小型軽量版のプラスチック製、「カタミノポケット」も発売された。現在、日本点字図書館・わくわく用具ショップでも発売されており、点図と音声版によるチャレンジ問題が付属する。
かつのう エッグキューブSハナヤマ回転式立体形成パズル1人2019年卵の形をした本体を構成する26個の曲面パーツを、「ルービックキューブ」の要領で縦横のグループ毎に回転させることで、全くばらばらな形に変形させる。この状態から、表面に段差ができないように曲面同士をうまくつなげることで、元の卵の状態に戻す立体パズル。色の概念などはなく視力に頼らずに遊べるが、難易度は非常に高い。
かつのう 王将出陣Bハナヤマスライドパズル1人原作は1907年 /2017年同社が手掛ける「かつのうシリーズ」と呼ばれる立体パズルの一つ。枠の最も奥に鎮座する王将のコマが外に出られるよう、他のコマをうまくスライドさせて道を確保しつつ、王将を動かす。長年にわたって日本点字図書館で販売されていた「アウトゲーム」と同じルールなので、コマに点字を貼る、初期配置を覚えるなどの工夫をすれば、視覚に頼らずに遊べる。
かつのう キューブインキューブBハナヤマ回転式立体形成&カラーパズル1人2019年同社が手掛ける「かつのうシリーズ」と呼ばれる立体パズルの1つ。縦横2列ずつに並んだ8つの中位の立方体により形成された、大きな立方体がある。それぞれの中位パーツは、縦横のグループごとに回転させることができるが、8つの立方体のうちの1つだけが、さらに小さい8つの立方体に分かれ、この部分の各面には異なる配色がされている。また、この部分が軸となっているため、中位の立方体を回すとその半分の面積だけずれた形に変形する。回転を繰り返すうち、小さな立方体も回転し始め分離する。この法則に従い、小さい立方体の配置と色を可能な限りばらす。この状態から、元の大きな立方体に戻すと同時に、小さな立方体の色も揃えることができたら成功。小さな立方体の各面に色の判別のための点字シールなどを貼ることで触覚のみのプレイが可能。
かつのう 15ゲームBハナヤマスライドパズル1人2017年同社が手掛ける「かつのうシリーズ」と呼ばれる立体パズルの1つ。正方形の枠に、その16分の1の面積の正方形をした、1から15までの数字ゴマを並べて遊ぶ木製ゲーム。1か所だけ空いたマスを利用してコマをスライドさせ、決められた問題のような配置を完成させる。コマが大きく、材質の特性上、それなりに重さもあり、滑りにくく、枠からコマが飛び出してしまうリスクが軽減されている。コマに点字シールを貼るなど、触覚のみで遊べる工夫さえすれば、非常に快適に遊べる。
かつのう ダブルキューブBハナヤマ回転式立体パズル1人2018年同社が手掛ける「かつのうシリーズ」の一つ。12個の四角錐(しかくすい)がリング状に繋がれたような形状の立体が2つある。この四角錐の間のつなぎ目を軸に回転・捻転させることによって、様々な形状に変形させることができる他、2つの立体を組み合わせることで更にバラエティに富んだ立体形成を楽しめる。付属のチャレンジ問題の内容を理解できる工夫さえすれば、指定された形状の立体を作るパズルも楽しめるが、その他に、「収納トレイにうまく収めるはめ込みパズル」、「直方体ができるまでの時間を二人で競う立体パズル」など、オリジナルルールを考えて遊ぶのもよい。
かつのう ダンサーSハナヤマはめ込みパズル1人2018年同社が手掛ける「かつのうシリーズ」と呼ばれる立体パズルの一つで、4種類の人型ピースを枠の中にうまくはめ込むパズル。それぞれ異なるポーズをする5種類のピースがあり、その内のどれか1つを抜いた5つの組み合わせ方でゲームを行う。どの組み合わせ方でも必ず解答が1つある。紙によるチャレンジ問題はないので、最初から触覚のみでプレイ可能だが、難易度は高め。
かつのう チーズSハナヤマはめ込みパズル1人2018年同社が手掛ける「かつのうシリーズ」と呼ばれる立体パズルの一つで、食い荒らされたような形の5枚のチーズピースとネズミの絵が描かれた丸いピースを枠にうまくはめ込むパズル。チーズに空いた穴のトリックによって惑わされないよう、先入観を捨ててプレイする。紙によるチャレンジ問題はなく、最初から触覚のみによるプレイが可能だが、難易度は高め。
かつのう チャイニーズリングSハナヤマ分離接合パズル1人2018年丸いつり革の様な形状のリングと、4分音符の様な形状のバーとによって構成された9本のパーツが、金属ベルトで固定されている。更に、丸いリング部分は、隣の音符バーと絡んでいるだけでなく、別の細長いハンガーにも絡んでいる。この音符の集合体をハンガーから分離させ、再度接合させることができたら成功。非常に複雑な形状をしているため難易度は高いが、全て触覚だけを頼りに遊べる。
かつのう ハノイの塔 (Tower of Hanoi)Sハナヤマ移動パズル1人原作は1883年同社が手掛ける「かつのうシリーズ」と呼ばれる立体パズルの一つ。横長のボード上の左右・中央に突き出た3本の杭の左側の杭に大きさの異なる7枚の円盤が円錐をかたどるように下から大きい順に積み上げられており、1手で1枚ずつ他の2本のいずれかの杭に移していく。この時、下の段の円盤より大きなものを乗せてはならない。このルールに従い、最も右の杭に全ての円盤を移すことを目的とする。このパズルの始まりは紀元前3000年ごろのインドで起こった大予言にまでさかのぼることから、別名、「バラモンの塔」とも呼ばれることも多い。チャレンジ問題はなく、視力を使う必要は全くないため、全盲の状態であっても触覚だけを頼りに遊べる。
かつのう ピラミンクス (Pyraminx)Bハナヤマ回転式カラーパズル1人2018年(原作は1981年)同社が手掛ける「かつのうシリーズ」と呼ばれる立体パズルの一つ。原作は、ルービックキューブの全盛期の1981年に登場したパズルで、全体は正三角錐をしており、各面には異なる配色がなされている。この面は、9つの三角形をしたサブキューブに区分されており、これをグループ単位で回転させ、孤立した同じ色のサブキューブ同士を1つの面に集めていく。面全てのサブキューブを同じ色で揃え、4面全てを揃えられたら成功となるパズル。現在は入手できないが、日本点字図書館・用具事業科でも、このゲームの触知版が販売されていたことがある。ゲームを始める前に、各面に形や大きさなどの異なるシールを貼るなど、触覚で色の判別ができる工夫をすれば、視力を用いずに遊べる。
かつのう ボールピラミッドSハナヤマ立体形成パズル1人2018年同社が手掛ける「かつのうシリーズ」と呼ばれる立体パズルの一つ。三角形の台座には、ピタゴラスの定理に基づいて10個の丸い穴が空いている。そこに、3個、または4個の団子状にくみあわされた球の列を乗せて行き、三角錐の球列を作ることができたら成功の木製パズル。難易度はそれほど高くないので、遊び方を工夫して遊ばれることを推奨。チャレンジ問題はなく、最初から触覚のみで楽しめる。
かつのう マインドジュエルSハナヤマ経路パズル1人2018年同社が手掛ける「かつのうシリーズ」と呼ばれる立体パズルの一つ。宝石のように美しい正12面体をした本体を崩すと、ダイヤモンドのような5角形の12個のブロックがゴム紐によって直線状に結ばれた形をしている。左右端のブロックをもってよくシャッフルしてからゲームを開始。ブロックの下側側面には、その1辺から3辺にわたって紐を通す溝が空いている。この溝を使って紐のルートを調整することで、次に隣接する互いのブロックの辺を選び、元の宝石の形を復元させることができたら成功。紐のルートパターンは1200通り以上あるが、正解のルートはその内の1通りだけ。全て触覚のみで遊べるが、難易度はかなり高い。
かつのう ラッキーキューブBハナヤマ回転式立体パズル1人2018年同社が手掛ける「かつのうシリーズ」と呼ばれる立体パズルの一つ。本体は、8つの立方体を2×4列に組み合わせたような形をしている。内部には仕掛けがあり、ある特殊な法則に従ってパーツを動かすと、様々に変形したり、2色の同じ形の立体に分離したり、接合したり、自由に変形させて楽しめる。更に、付属のチャレンジ問題の内容を触覚などで理解できる工夫さえすれば、お題に示された形の立体やシルエットを形成するパズルも楽しめる。なお、色の違いは表面の材質の違いにより、触覚にて判別可能。
からくり箱Bハナヤマ解包パズル1人2016年小田原・箱根地域の職人によって生み出された秘密箱をパズル化した製品。しっかりと閉じられた立方体の箱の各面には、サイコロの目が描かれ、6の面が鍵のかかった蓋になっている。この箱を、ある法則に従って転がすと、鍵が外れ、逆順に転がすと、鍵がかかる仕組みとなっている。この法則を利用して、できるだけ少ないステップで箱を開ける暗号を解読するなど、オリジナルルールを考えて楽しめる。また、箱の内部は宝石箱のようになっているので、ゲーム以外に実際に秘密箱としても使え、小さなものに限るが、貴重品や貴金属などを保管できるツールとしても役立つ。「ダイスホワイト」、「漆レッド」、「漆ブラック」の3種類があり、点字シールなどを貼るなどして、各面の数がわかる工夫さえすれば、視力に頼らずに扱える。
グルーブチューブ (GROOVE TUBE)Sダロリング2D迷路ゲーム1人2012年ドイツで発売された迷路ゲーム。円柱状のスティックの下半分に巻きついたリングを、回したり押し上げたりして抜き取り、元の状態に戻す。スティックから突き出した突起がリングの裏側に隠された迷路と絡んでおり、触覚を頼りに迷路を解く。上記で記したダイソーの「リング迷路」と似た特徴を持つが、迷路を見ることができないグルーブチューブの方が、全てのプレイヤーが触覚のみを頼りに遊ぶこととなり、共遊性が高い。
K-ball(ケーボール)S海外製品回転式球体パズル1人?縦横8等分に区分された球体。そのパーツの継ぎ目の交差部を中心に、色の異なる6つのリングが描かれている。ルービックキューブのように、パーツをグループごとに回転させることにより、リングの色をそろえることを目的としたパズル。製造当初からリング部分は浮き上がっており触知可能なだけでなく、4分割されたリングの各部には、点数字にて1から6までの番号が記されているため、全盲者が遊ぶ場合は、リングを同じ数字で合わせることになる。もちろん6輪全て同色(同数)で揃えられたら完全クリア。なお、本製品は日本での販路が設けられなかったため、ネットでも入手が困難。
賢人パズルSエド・インター立体形成パズル1人様々に組み合わされた立方体の集合体を組み合わせ、3×3×3の大きな立方体を完成させることを目的とした木製パズル。問題集も付属しており、内容を理解できる工夫をすれば、58問のチャレンジ問題にも挑戦できる。日本点字図書館・わくわく用具ショップでも発売されたことがあった。

さ行

ゲーム名 (五十音順)ランクメーカージャンルプレイ人数発売年アクセシビリティ情報
白いルービックキューブSメガハウス回転式触覚パズル1人2019年10月「ルービックキューブ」の触知版で、どの面も白一色となっており、各面の素材の違いによる触覚情報だけを頼りに遊ぶルービックキューブで、障害の有無を超えて共に遊びを共遊できることから、「盲導犬マーク」が添付されている。2019年11月より日本点字図書館・わくわく用具ショップで販売されている他、一般店舗でも購入可能。「ルービックキューブ」は、9分割された立方体パーツを回転させることで、面の色を揃えるパズルで、触知版やユニバーサルデザイン版も多数製造されてきた。
時間どろぼうSハナヤマ図形合せ1人立方体をした5つのキューブの各面には、それぞれ異なる図形がランダムに描かれている。このキューブを横に並べた直方体の状態で屋根型の透明容器に収納する時、長い四つの面に現れる五つの図形が、4面とも同じもので揃うようにキューブを並べることを目的とする。図形は全て凹表示がなされているため触覚のみでのプレイが可能だが、完成までに長大な時間を費やすことでこのタイトルが付けられたというエピソードがあるほど、難易度は極めて高い。
ジーミアス スクエアーBKawada(カワダ)対戦型はめ込みパズル1~2人2021年6×6マスの正方形のプレートを、ブロックで埋めるパズル。7個のサイコロで指定された座標に、7本の円柱ピースを配置し、残った座標を、形の異なる9種のブロックを使って全て埋める。各サイコロにはランダムな座標が書かれているが、出目通りに柱を置くと、全ての空きマスが埋まるように工夫されている。対戦モードでは2枚のボードを使い、早く完成させたプレイヤーが勝ちとなる。ボードの座標は触ってわかるため、サイコロの出目を理解できる工夫さえすれば、視力を用いずに遊べる。各サイコロの出目に書かれた座標と、対応事例を掲載。
15パズル(15ゲーム)B各社スライドパズル1人原作は1874年正方形のトレイに、その16分の1の面積の正方形をした1から15までの数字ゴマを並べて遊ぶ。空いている1マスを利用してコマをスライドさせ、決められたレイアウトに従って数字の小さい順に並べることができたら成功。左上のマスからカレンダー様に並べる基本問題や、左下マスからトレイの辺に沿って並べる「数字の渦巻き」など、様々なチャレンジ問題が発表されている他、自分で問題を作って楽しめる。国内外で様々なメーカーから発売されており、製品によっては、コマがボードから外れないものや、数字を触知できるものも存在する。これまでに国内で発売された製品では、「Mikky」製のものが数字の触知が可能だったが、現在はネットのみの販売となっている。現在玩具店で入手できるのは、木製の「かつのう15ゲーム」(ハナヤマ)のみで、これについては、点字シールを貼るなどの触覚的工夫さえすれば、視覚障碍者にも遊びやすい。
スピードキューブ 3D点字指紋ステレオSJYT(メキシコ)回転式カラー・触覚パズル1人2020年「マジックキューブ」の品名で販売されてきたカラーパズルの一つで、遊び方や形状は「ルービックキューブ」と同じ。下記に記す「ルービックキューブ ユニバーサルデザイン」と同様に、各面には、プレート埋め込み方式の触覚マークが付けられているため、全盲の視覚障碍者でも色の判別が可能。ルービックキューブよりもやや小型軽量で、スムーズに回転することから、競技用としても推奨されている。国内ではあまり知られていない製品であるが、ネット通販にて購入可能。
スマートエッグ (SMART EGG)Sハンガリー製3D迷路ゲーム1人2019年内部に複雑な迷路が隠された卵型本体頂点の入り口に両端が球になったスティックを挿し入れ、底面の出口から出すことができたら成功となるゲーム。内部に仕掛けられたトリックがスティックの行く手を阻むため、想像力や微細な角度コントロールが求められる。幅広い難易度に基づく12種類のスターターシリーズがある。この製品は、2015年にメガハウスが代理店となって発売していた、制限時間付きの「1分迷宮スマートエッグ」の続編に当たり、2019年にH&A合同会社によって国内再販売が行われた。全て触覚のみを頼りに遊べるため、メガハウス時代には盲導犬マークが添付されていた製品で、ゲームトイのアクセシビリティについて語る上で極めて重要な製品として位置づけられる。一部のスターターシリーズは、日本点字図書館・わくわく用具ショップでも販売されていたことがある。
スマートエッグ 2重迷宮パズルSハンガリー製3D迷路ゲーム1人2015年「スマートエッグ」の難易度上昇版。迷路の内部に、回転するもう1つの迷路が隠されており、それらを触覚にてクリアしながら底面の出口を目指す。難易度別に3種類の迷路が、メガハウスによって販売されていたが、国内では早期廃版となった。視力を全く使わずに遊べるため、再販が望まれる。

た行

ゲーム名 (五十音順)ランクメーカージャンルプレイ人数発売年アクセシビリティ情報
タイムクラッシュBKawada(カワダ)アクションパズル1人1978年ボード上に開いた、複雑な形のたくさんの穴に、適合する形状のブロックを、1分の制限時間内に可能な限り多くはめ込むパズル。制限時間になると、はめ込んだブロックが全て飛び出す。発売当初より絶大な人気を誇るロングセラーの一つで、様々なバリエーションモデルが発売されてきた。基本的に触覚のみで遊べるが、ボード全体を見まわすことによる直感的な判断力を要するため、特に全盲の状態で遊ぶためには、ボードレイアウトの暗記が必要になる。制限時間付きパズルをお探しの方は、「緑のたぬきキューブ」の項目も参照。
チャチャキューブSマスダヤコーポレーション立体形成パズル1人2022年「賢人パズル」と同型のパズルで、様々に組み合わされた立方体の集合体を組み合わせ、3×3×3の大きな立方体を完成させることを目的とした立体パズル。各ピースには磁石が内蔵され、ピース同士が「チャチャッ」とくっつく特徴があり、触覚のみで遊ぶ際に非常に遊びやすい。問題集も付属しており、内容を理解できる工夫をすれば、チャレンジ問題にも挑戦できる。
チロルチョコ立体パズルSメガハウス詰め込み式立体パズル1人2007年様々な立体に組み合わされた「チロルチョコ」を陳列用の箱に収納することを目的とする。また、説明書に記されたお題を理解できる工夫をすれば、ピースを用いて、花や動物など様々な立体を作るパズルも楽しめる。
True Balance (トゥルーバランス)Aエキサイト(Excite)バランスパズル1人2019年1本足の丸い台座の上に積み重なる、回転する5枚のディスクが、中央に一直線に重なるよう、持ち手を正しい角度に調整する木製ゲーム。正式なルールでは片手だけしか使ってはならないが、視覚に頼らず遊ぶ場合はディスクの状態を確認することが困難なため、位置を動かさないという条件で、もう片方の手で触れて確認することによってプレイする。なお、前腕の筋肉を多く使うため、子供や高齢者には、小さいサイズの「トゥルーバランスジュニア」がお勧め。

な行

ゲーム名 (五十音順)ランクメーカージャンルプレイ人数発売年アクセシビリティ情報
にゃんこ鍋パズルSシャイン詰め込み式立体パズル1人2011年色々なポーズの子猫を、隙間なく土鍋に詰めていき、フタがちゃんと閉まれば完成というパズル。「みけねこ」「とらねこ」「くろねこ」のカラーバリエーションがあるが、パズルの形状はいずれも同じ。
沼パズルSハナヤマはめ込みパズル1人2021年四角形のフレームに、難易度(沼り度)に応じて16、19、29のパズルピースを収納することができたら成功のジグソーパズル。しかし、通常のジグソーパズルには見られないトリックがあり、難易度は非常に高い。形を形成するのではなく、フレームに収納することを目的としている点を踏まえたうえで解く。
脳ブロックSテンヨーはめ込みパズル1人2019年はめ込みパズルの代表的な存在として古くから親しまれてきた「プラパズル」のリニューアル版。形の異なる透明ブロックを全て使い、トレイを埋めていく。ブロックを裏返して使う場合もある。難易度別に5つの異なる形状が存在する。ブロックは、辺が出っ張っているため、トレイにはめ込んだ際に形状が理解しやすい。視力を用いずに遊べる。更に、ネット上には、「IQシリーズ」のようないくつかのチャレンジ問題も公開されており、出題内容を確認できる工夫さえすれば、そちらも遊べる。

は行

ゲーム名 (五十音順)ランクメーカージャンルプレイ人数発売年アクセシビリティ情報
ハズル(キャストパズル)Sハナヤマ分離接合パズル1人1983年~亜鉛合金でつくられたパズルで1983年の発売以来60種ほどが発売された。外れそうで外れない2つの物体を取り外し元に戻す。難易度は高いが、本体加工せずに視力に頼らず遊べる。2019年3月より、日本点字図書館・わくわく用具ショップにて、一部のバージョンについて発売を開始した。
ハッピーキューブ (Happycube)Bジオ立体形成&平面パズル1人?長方形の枠にはめられた6種類のピースを取り外し、立方体を形成した後解体し、元のフレームにはめ込むことができたら完成の知育系パズル。精密機械の梱包の際のクッションなどに使われるEVA素材が用いられているため、軽量で、手に馴染みやすい。難易度別に、青、緑、黄、オレンジ、赤、紫の6色があり、表裏で色が異なるため、裏面にシールを貼るなど、触覚で色の判別ができる工夫をする必要はあるが、ピースも大きめのため、どこででも触覚のみで遊べる特徴を持つ。現在、銀座博品館のゲーム売り場で買えるほか、メーカーサイトからネット購入も可能。
ひもキューブS幻冬舎迷路パズル1人?立方体の本体の各面は、溝によって4×4の正方形のマスに区分されている。この溝に縄を通していくパズル。基本ルールとしては、「既に通したひもに新たに重ねたり交差させることはできない。ただし、溝の考査部で既に走行した紐の角と接することは可能」というルールに基づき、6面全ての溝を一筆書きで埋めることができたら成功。行き止まりにならぬよう注意しながら、ひもを通していく。その他に、数字やイラスト状に紐を通すチャレンジ問題も用意されており、それらを理解する工夫さえできれば、様々な遊び方を楽しめる。
ビリビリキューブSメガハウス2D迷路ゲーム1人2007年立方体のキューブの側面に迷路状に掘られた溝にタッチペンを侵入させ本体に触れないよう制限時間内にゴールまで導く半電子ゲーム。触覚でプレイ可能な他、各スイッチには突点表示がなされているため、制限時間やボリュームの設定が容易に行えた。
ファーストアロー・アップルキューブSファーストアロー回転式立体パズル1人2021年形状の異なるパーツによって構成されたリンゴ型本体を一旦バラバラにして、ルービックキューブの要領で、縦横のグループ毎に回転させ、元のリンゴの形に戻せたら完成。視力を全く必要としない。
ファーストアロー・バナナキューブSファーストアロー回転式立体パズル1人2021年形状の異なるパーツによって構成されたバナナ型本体を一旦バラバラにして、ルービックキューブの要領で、縦横のグループ毎に回転させ、元のバナナの形に戻せたら完成。視力を全く必要としない。
ファーストアロー・レモンキューブSファーストアロー回転式立体パズル1人2021年形状の異なるパーツによって構成されたレモン型本体を一旦バラバラにして、ルービックキューブの要領で、縦横のグループ毎に回転させ、元のレモンの形に戻せたら完成。視力を全く必要としない。
4D VISION 人体解剖B青島文化教材社人体解剖パズル1人パズル感覚で遊びながら、人体の内部構造を知ることのできる立体パズル。全身の筋肉、骨格、血管、神経、臓器といったテーマに基づいたパズルや、それらすべてを網羅したビッグサイズもある。特に、あはき の勉強をされる方にとって、基本中の基本でありながら、最も難解な教科となる「解剖学」、「生理学」の教材としても使え、自分で持っていることにより学習内容の理解の助けになる。
ポータブルはじめて数独Bハナヤマ数独1人2022年「数独」は、出題に従って、9×9の81マスの1列に加え、3×3マスに区分されたグループに、1から9までの全ての数字が入るように穴を埋めていくパズル。本製品は、盤面のくぼみに、数字の印刷された81枚のカードをはめていく仕組みとなっており、コマに点字を打つなどの工夫さえすれば触覚を頼りに遊べる。チャレンジ問題も付属するが、点字毎日の連載など点字で出版された問題も多数存在するため、それらを解くための便利ツールとしての利用も可能。

ま行

ゲーム名 (五十音順)ランクメーカージャンルプレイ人数発売年アクセシビリティ情報
緑のたぬきキューブSメガハウススピードキューブ1人2020年登場から40周年を迎えた、「緑のたぬき」と「ルービックキューブ」のコラボ製品として開発された「スピードキューブ」専用の「ルービックキューブ」である。キューブの6つの面のうち、1つは、かき揚げを模した天面、その他の5つの面は、蕎麦を模した麺面となっている。キューブを回転させ、かき揚げを仕上げることができたら成功となる。1面だけを揃えればよいので簡単そうに見えるが、スピードキューブなのでできるだけ早く(3分が目安)で仕上げることが推奨されており、難易度は決して優しくない。パッケージは、「緑のたぬき」とほぼ同じ型の容器となっており、粉末スープを模った攻略ガイドが添付されるなど、製品の特長が忠実に再現されているので、触って楽しめる。キューブの表面には、下記の「ルービックキューブUD」と同様に、プレート埋め込み方式による立体が触知可能なため、視力を全く用いないプレイが可能。2022年11月現在でも、量販店等で購入可能。
明治パズルシリーズ カールSハナヤマ立体形成パズル1人2008年銘菓、「カール」を模したピースを組み合わせ、付属のタンクに収納することを目的とする。難易度別に「薄味」「チーズ味」があり、どちらも難易度は高めだが、本物そっくりの手触りのピースは、触るインテリアとしての楽しみ方もできる他、パッケージにも本物に類似したイラストが施されているのが特徴。
明治パズルシリーズ きのこの山×たけのこの里Sハナヤマスライドパズル1人2007年チョコレート菓子をかたどったピースの乗ったサブボードをスライドさせ、全ての菓子の方向がメインボードの中央を向くように配置できたら成功。菓子同士がぶつかる仕掛けがあり難易度は高いが、本物そっくりの手触りはパズルが解けなくても触るインテリアとしての楽しみ方もできる他、パッケージにも本物に類似したイラストが施されているのが特徴。サブボードがメインボードから外れない仕組みになっており、ピース紛失のリスクがない。日本点字図書館・わくわく用具ショップにて販売されていたことがある。
明治パズルシリーズ サイコロキャラメルSハナヤマ詰め込みパズル1人2007年昭和時代の駄菓子屋に売られていた「サイコロキャラメル」を模したパズル。サイコロ型の透明容器に、キャラメル型の15個のピースを詰め込み蓋をする。全てのキャラメルを詰め込んでもキャラメル1個分の容積が余り、容器を回転させた時にキャラメルが1個もスライドしないように収納できたら成功となる。使うピースの数を減らすことによって、より高難易度のパズルを楽しめる。本物そっくりのピースの手触りはパズル以外にも触るインテリアとして楽しめる他、パッケージも本物に類似したイラストが施されているのが特徴。日本点字図書館・わくわく用具ショップにて販売されていたことがある。
明治パズルシリーズ チョコレートパズルSハナヤマはめ込みパズル1人2006年「明治パズルシリーズ」の第1弾。正方形のチョコレートのブロックを様々な形に繋ぎ合わせたピースを長方形のトレイにはめ込み、元の板チョコを完成させる。難易度別に、「ホワイト」「ミルク」「ブラック」があり、ピースの手触りが実にリアルに 作られている他、パッケージにも本物に類似したイラストが施されているのが特徴。日本点字図書館・わくわく用具ショップにて発売されていたこともある他、登場から15年近く経った現在でも入手が可能な、ロングセラー製品。

ら行

ゲーム名 (五十音順)ランクメーカージャンルプレイ人数発売年アクセシビリティ情報
ルービックキューブ ユニバーサルデザインSメガハウス回転式カラー&触覚パズル1人2020年上記の「白いルービックキューブ」や、「日点版ルービックキューブ」とは別に、メーカーサイドで開発された触知可能版で、新たな「視覚障碍者用ルービックキューブ」としても注目されている製品。「白いルービックキューブ」や「日点版」では触覚シールが使われているのに対し、本製品の触覚マークはシールを使わないプレート埋め込み式となっているため、はがれたり変形する心配もなく、手汗を書きやすいプレイヤーにも安心して遊べる特徴を持つ。盲導犬マークの付いた共遊玩具で、日本点字図書館・わくわく用具ショップでも販売されている他、一般店舗でも購入可能。
ルービックスネーク (Rubik's Snake)Sツクダオリジナル(現メガハウス回転式立体形成パズル1人1981年24個の直角二等辺三角柱によって構成されたバーを自由に折り曲げることで、様々な立体を作るゲーム。決められたルールはなく、プレイヤーの想像次第で多様な造形が可能。色の概念がなく、視力を用いず楽しめる。
ルービック ミラーブロックスSメガハウス回転式立体形成パズル1人2008年9月「ルービックキューブ」のバリエーションモデルの一つ。様々な大きさの直方体で構成された物体を、パーツのグループごとに回転させ、ルービックキューブのような立方体に仕上げることを目的としたパズル。色の概念がなく触覚のみで遊べるが、難易度は非常に高い。日本点字図書館・わくわく用具ショップで販売されたこともある。
ロジックタワー (Logiq Tower)Sグレートサークルワークス (GREAT CIRCLE WORKS)立体パズル1人2013年2重の円のタワーを作るパズル。ピースは15個。ボードの中心に棒があり、ドーナツ型のピースを挿し込み、その周りを他のピースで埋めていく。ドーナツ型のピースは外側の円に該当する部分が飛び出た形をしており、外を埋めるピースは円を切ったブロックが1から3段くっついたような形をしている。ピースの外側には円の何マス分で構成されているかが分かりやすいように、切込みが入っている。全部で22069とおりの答えがある。6ピースを使って2段の高さで23パターン、9ピースを使って3段の高さで2294パターン、12ピースを使って4段の高さで13588パターン、15ピースを使って5段の高さで6164パターンを構成する。『手先の運動』だけでなく、『問題解決能力』や、『論理的思考』を養える。


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Last-modified: 2024-02-22 (木) 19:43:43 (57d)