ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX


ジャンルポケモンアクションバトル
対応機種Nintendo Switch
発売・販売株式会社ポケモン
制作株式会社バンダイナムコエンターテインメント
開発株式会社バンダイナムコスタジオ
発売日2017年9月22日
価格6,458円(税込み、パッケージ版/ダウンロード版)
ダウンロード版入手先任天堂ホームページ
体験版上記HPから入手可能。チュートリアルとシングルバトル15回を体験可能
ダウンロード版に必要なデータ容量3.2GB

  • 簡易アクセシビリティ情報
  1. ステレオSE採用で、バトル中の状況が把握しやすい
  2. ナビトレーナー・ニアのバトル状況の実況あり
  3. フルボイスのストーリーモード
  4. 快適なメニューUI


概要

ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX(ぽっけん トーナメント デラックス)は、2017年9月22日に発売されたアクション/格闘ゲーム。ポケモンたちを操作して、1vs1での対戦を行う。


アクセシビリティ情報

プレイできる場面

  • 全てのゲームモードを十分にプレイ可能
  • ストーリーモード(フェルムリーグ)や各種チュートリアルはフルボイス
  • パートナーポケモン・サポートポケモンの変更、ステータスポイントの割り振り

工夫が必要な場面

  • バトルポケモン選択画面・サポートセットの並び順などを把握する必要がある。

視覚情報が必須となる場面

  • バトル後のリザルト画面にて入手した称号・アバターアイテムを確認
  • おすそわけ*1では、フィールドフェイズ中の効果音がステレオ非対応に。正確には、1Pが左スピーカー、2Pが右スピーカーとなる。

システム

ゲームの目的

ゲームの舞台・フェルム地方では、ポケモンと心を通わせて戦うフェルムバトルが大人気。フェルム地方にやってきた主人公は、フェルムバトルの頂点を決めるフェルムリーグに参加。チャンピオンを目指しリーグを勝ち進んでいくこととなる。

ストーリーモードの他、ローカル対戦・オンラインバトル・チュートリアルなどの各種対戦モードを利用可能。 で腕を磨くこととなる。


ポケモンバトルの流れ

  1. ポケモンバトルでは、互いにパートナーポケモン(バトルポケモン)1体、サポートポケモンセット(2体一組)を選択する。
  2. 基本ルールは、3ラウンド2本選手。試合開始前に、2体のサポートポケモンの中から、1体を選択する。
    • ポッ拳DXから追加された新要素として、バトルポケモン3体で勝ち抜き戦を行うチームバトルルールも採用されている。
  3. 試合終了後、パートナーポケモンに経験値が配分される。一定量の経験値がたまると、ポケモンのスキルレベルがアップし、スキルポイント1ポイントを獲得する。
  4. 条件を達成するごとに、主人公の見た目を変更できるアバターアイテムや、称号を獲得することができる。

バトルフェイズ

ポケモンバトルは、遠距離攻撃を主体とする「フィールドフェイズ」と、近距離での攻防を繰り返す「デュエルフェイズ」を繰り返すことで進行する。

「フィールドフェイズ」では、遠距離戦を行うバトルフェイズ。操作中のバトルポケモンを背後から見た視点で操作する。

「デュエルフェイズ」は、近距離の攻防を繰り返すバトルフェイズ。互いのポケモンを横から見た視点で操作する、対戦格闘ゲームの操作性に近い操作方法となる。

二つのバトルフェイズは、特定の攻撃をヒットさせることで切り替わっていく。


スキルレベルとスキルポイント

ポケモンバトルを行うと、バトルポケモンに経験値が配分され、スキルレベルが上昇することがある。この時、バトルポケモンはスキルポイントを1ポイント獲得する。

獲得したスキルポイントは、その場で攻撃・防御・共鳴・サポートの4パラメータに自由に割り振れる他、後からマイタウンで振り直すこともできる。

  1. 攻撃: 攻撃力がアップ
  2. 防御: 防御力がアップ
  3. 共鳴: 共鳴ゲージのたまりやすさや共鳴バーストの持続時間に影響
  4. サポート: サポートゲージのたまりやすさに影響

フェルムリーグ

フェルムリーグは、4つのリーグに分かれている。初めは最も下位のグリーンリーグのみ挑戦可能。

各リーグでは、リーグ参加者のポケモントレーナーたちとバトルを行うことで、リーグ内順位が変動する。上位8位にランクインすると決勝トーナメントに進むことができ、トーナメントに優勝することでリーグマスターの昇格試験を受けることが可能となる。


操作方法

ゲームの始め方

  1. ゲーム起動後、オープニングムービーが再生される。Aボタン・スタートボタンなどを数回押すことで次へ。
  2. 初めてゲームをプレイすると、ナビトレーナー・ニアによるフルボイスのチュートリアルが開始される。
  3. プレイヤー名、性別、外見を設定。
    • プレイヤー名の入力には、USBキーボードでの入力が利用できる*2
    • これらの設定は後から変更することもできる。
  4. 、ワールドマップ(メインメニュー)へ移行し、ここから各ゲームモードにアクセスする。

メニューの構造

  • 各メニュー内では、アナログスティックもしくはカーソルキーを使って項目を選択する。
  • メニューカーソルは循環する。キーを押し続けていれば、上下左右の端で停止する。

ワールドマップ(メインメニュー)

  • ワールドマップは、2次元的に項目が配置されているが、カーソルがループする使用は取り払われている。
  • ここでは表構造を用い、メニュー構成を説明する。*3
  • なお、各モード名をクリックすると、モード内のメニュー概説へジャンプする
  • カーソルの初期位置は、中央の「マイタウン」である。
  • 「なし」と書き記した個所にはカーソルを移動させることができない。
  • ストーリーの進行に応じて、メニュー項目が増減する場合がある。フェルムリーグの上、チュートリアルの右など。
  • ワールドマップや各モード内で+ボタンを押すと、フルボイスのモード説明を再度確認できる。

お化け屋敷(デイリーチャレンジ)

毎日提示されるお題をこなしていくモード。あらかじめ選出されたバトルポケモンを使い対戦を行う。

お題はテキスト情報で提示されるため音声での確認は不可能だが、バトルに勝利することが達成条件であることが多いので突破は容易い。

バトルに勝利することでスキルポイントを効率よく獲得できる。


フェルムスタジアム(フェルムリーグ、ストーリーモード)

一般的な対戦格闘ゲームにおけるアーケードやストーリーに相当。

以下の2手順でバトルを開始できる。

  1. リーグ選択
  2. バトルモード選択

「リーグ」は初め「グリーンリーグ」のみ選択可能だが、リーグマスターとのバトルに勝利することによって追加されていく。

バトルモードは以下の5つ

  1. リーグマッチ: リーグ内順位を上げるバトル
  2. トーナメント: 上位8位のプレイヤーによる決勝戦
  3. 昇格試験: リーグマスターとのバトル
  4. フリーバトル
  5. ミッションパネル: リーグごとに存在し、パネルに書かれた条件を達成することで追加報酬を獲得できる。視力必須。

テルルタウン(シングルプレイ)

  1. シングルバトル
  2. エクストラバトル
  3. チームバトル

セレン島(ローカルバトル)

1台のNINTENDO SWITCH本体で対戦プレイを行うモード。

モードを開くと、コントローラーの登録画面となる。

Joy-Conを使用する場合は、SLボタン+SRボタンを同時押し、 プロコントローラーを使用する場合はZLボタン+ZRボタンを同時に押すことで登録完了となる。

  1. シングルバトル
  2. エクストラバトル
  3. チームバトル

オールドフェルムタウン(マイタウン)

プレイデータを見たり、様々な設定の変更ができる。

  1. バトルレコード
  2. プロフィール設定
  3. ポケモン設定
  4. ナビトレーナー設定
  5. オプション

ポケモン設定

項目は次の二つ。

  1. パートナーポケモンの設定
  2. スキルポイント割り振り

「パートナーポケモンの設定」ではフェルムリーグで使用するバトルポケモンを設定する。 その他のモードでは、バトルポケモン選択画面でのカーソル初期位置となる。

バトルポケモンの一覧はバトルポケモン一覧を参照。

「スキルポイント割り振り」では、バトルポケモンごとに、攻撃・防御・共鳴・サポートの4パラメータに、スキルポイントの振り直しができる。

  1. バトルポケモンを選ぶ。
  2. 上下でパラメータ選択、右でポイントプラス、左でポイントマイナスの動作となる。
    1. 攻撃
    2. 防御
    3. 共鳴
    4. サポート
    5. 決定
    6. 設定を反映して終了するには、最も下にある「決定」の項目を選択し、Aボタンを押す。
    • 変更を保存したくない場合は、B 右 Aでキャンセル可能。

ナビトレーナー設定

ナビトレーナー・ニアの各種設定ができる。

  1. 応援スキル: 特定の条件下でラウンド開始直前にニアが発動、バトルを有利にできる。詳細は応援スキル一覧参照
  2. 衣装変更: ニアの衣装を上下左右で選択。衣装はゲームを進行し条件を満たすことで増えていく。
  3. ナビゲーション頻度: バトル中の実況音声の頻度を選択できる。
    • 項目は横一列で、左から「なし」・「上級」・「初級」(初期値)の3種類。

テクネシティ(チュートリアル)

  1. チュートリアル
  2. フリートレーニング
  3. コンボ練習(基本)
  4. コンボ練習(応用)

ネオスシティ(オンライン)

  1. ランクマッチ
  2. ロビープレイ

サリアビーチ(ローカル通信)

  1. シングルバトル
  2. エクストラバトル
  3. チームバトル
    	----

バトル関連の設定

バトルポケモン選択画面

各種モードでバトルを行う前には、操作するバトルポケモン(プレイアブルキャラクター)を選択することとなる。

ここでは3行7列にポケモンが配置されているため、その表構造をテーブル環境を用いて説明する。

前作は条件を満たすことでバトルポケモンが増加する要素があったが、今作では初めからすべてのバトルポケモンを利用可能である。

A1:ダークライB1:バシャーモC1:ピカチュウD1:ルカリオE1:サーナイトF1:マスクド・ピカチュウG1:ハッサム
A2:グレッグルB2:ジュカインC2:ゲンガーD2:ジュナイパーE2:カイリキーF2:テールナーG2:エンペルト
A3:ミュウツーB3:シャンデラC3:スイクンD3:マニューラE3:リザードンF3:ガブリアスG3:ダークミュウツー

フェルムリーグでは連続でバトルを行っていくため、マイタウン>ポケモン設定>バトルポケモン設定であらかじめポケモンを設定する必要がある。


サポートポケモンの一覧

バトルポケモンを支援する2体1組のサポートポケモンを選択する。

4行4列に配置された16組のサポートポケモンセットについて、表構造を用いて示す。

A1:ニャビー&アシマリB1:エモンガ&フォッコC1:ツタージャ&ラプラスD1:ゲコガシラ&イーブイ
A2:カラカラ&ディグダB2:ジラーチ&エルフーンC2:グレッグル&ニンフィアD2:パチリス&コイキング
A3:ムウマージ&キュウコンB3:ロトム&トゲキッスC3:カモネギ&マルマインD3:カイリュー&ビクティニ
A4:エーフィ&ブラッキーB4:レシラム&クレセリアC4:レアコイル&ヌオーD4:イベルタル&ラティオス

詳細は、ポッ拳公式サイト(外部サイト)参照


応援スキル一覧

特定の条件下で、ラウンド開始前に受けられる応援スキルの一覧を示す。

  1. 安定型
  2. 共鳴特化型
  3. サポート特化型
  4. 追い込み型
  5. 特殊型
  6. きまぐれ型

詳細は、ポッ拳 wiki(外部サイト)参照


ポケモンバトル中の操作方法

フィールドフェイズ

  • カーソルキー上:接近。相手との距離を詰める
  • カーソルキー下:後退
  • カーソルキー左右:左右移動。相手との距離を保ったまま左右に移動する。敵の攻撃をかわすために利用
  • Yボタン:弱攻撃(通常攻撃)。ボタン連打でポケコンボ
  • Xボタン:強攻撃。敵を追尾するホーミング攻撃
  • Aボタン:ポケモンわざ。ポケモンごとの様々な技を繰り出す。カーソルキーとの組み合わせで技が変化
  • Bボタン:ジャンプ
  • Rボタン:ガード
  • Lボタン:サポートポケモンを呼び出す。
  • Y+Bボタン:つかみ攻撃
  • X+Aボタン:ブロック攻撃
  • L+Rボタン:共鳴バースト
  • (共鳴バースト中に)L+Rボタン:バーストアタック
  • スタートボタン:ポーズメニュー。最も下にある項目を選択することで、ゲームを中断できる。

デュエルフェイズ

  • カーソルキー左右:接近・後退
  • カーソルキー上:かまえ状態
  • カーソルキー下:しゃがみ状態
  • その他のボタン操作はフィールドフェイズ時の操作に準じるが、一部の技が大きく変化する。

総評

「大人のポケモンの戦い」と銘打ち、ポケットモンスターシリーズと鉄拳開発チームがタッグを組み開発した、3D対戦格闘ゲーム。従来のRPGとは異なり、ポケモンたちを直感的に操作し戦う対戦格闘ゲームとなった。

ピカチュウやルカリオなどのポケモンたちを操作し、3Dフィールドと2Dフィールドを切り替えながらバトルを進めていく。3Dのバトルフィールドにおいても、常に敵をロックオンする状態となり、またフィールド中に障害物がないため、視覚情報に頼ることなく十分にプレイすることができるタイトルである。

DX版ではナビトレーナーのボイス量も増加しており、より遊びやすくなっている。


関連リンク


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*1 NINTENDO Switch の 左右のJoy-Conの片方を手渡し、1台のNintendo Switchを使って2人でゲームを楽しむプレイをいう
*2 Nintendo Switch本体をドックに接続した状態で、USBポートにキーボードを接続することで認識する。
*3 初めてそのモードを開いた際はニアがモードの概説をフルボイスで行うため迷うことはないと推定される。

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Last-modified: 2019-01-05 (土) 21:12:00 (1939d)