ルートダブル Before Crime After Days~Xtend edition~


ジャンルSFサスペンスADV
対応機種PS3 PS Vita Vita TV*1 Xbox 360*2
発売イエティ
開発レジスタ
ダウンロード版入手先PS3版 PS Vita版

アクセシビリティ情報簡易表記

  1. 主人公込みフルボイス
  2. 振動演出対応
  3. ユーザーインターフェイスについて、全ての動作にシステムサウンドあり


概要

株式会社レジスタ開発によるアドベンチャータイトルの一つ。

近未来日本を舞台として複数主人公の視点による多角的な物語が描かれる。

システムサウンドを含めたインターフェイスの構造で視力を用いず全く問題の無いユーザビリティが生じている特徴を持つため、以下物語店舗やシステムに各種改良の加えられたPS3版を例にプレイ方法の実際を詳述する。


物語

2030年9月16日午前6時19分、小型原子炉を有する原子力生物学研究所にて原因不明の爆発と火災が発生。

市消防局の特別高度救助隊「SIRIUS」は通報を受け即時出動するが、救助活動の最中セーフティー動作による隔壁閉鎖でそのとき施設内にいた人間は全員脱出不能となる。

故あって現場へ集った人々が隔壁解放までの9時間、脱出のため、あるいは真相を解明するため、それぞれに行動を開始する。


タイトルメニュー

  1. NEWGAME
  2. CONTINUE(カーソル初期位置)
  3. OPTION
  4. EXTRA

NEWGAMEからのシナリオ選択

タイトル画面からニューゲームを選択後、AfterルートとBeforeルートの2つからプレイする物語を選ぶこととなる。

左右移動、端で突き当たるインターフェイスであり、左がAfter、右がBeforeとなる。

それぞれのルートは主人公が異なり、物語を多面的に読み解く構成となる。

各ルートのあらすじが公式サイトに掲載されているため概要をあらかじめ閲覧可能。

物語開始後聖書を引用する演出が行われ、その後に本編が開始される。*3


基本操作

  • L1ボタン = オートモードOn *4
  • 四角ボタン = メニュー表示
  • セレクトボタン = 好感度入力画面の表示*5
  • 三角ボタン = ログ表示
  • 丸ボタン = 文章送り、メニュー操作決定等
  • 罰ボタン = オートモードの停止、メニュークローズ等
  • スタートボタン = 自動スキップ
  • R1ボタン = 手動スキップ

ゲーム中メニューの内容

ゲーム本編をプレイ中四角ボタンを押すことでアクセス可能、効果音あり。

上下移動、カーソル移動音あり。

カーソル位置は、前回メニューを閉じた際の場所が保存される動作となるが、LOADを実行することでカーソル位置が初期化され、最も上の項目である「SAVE」が選択状態となる。

項目は以下の通り。

  1. SAVE (ゲーム起動直後のカーソル初期位置) *6
  2. LOAD
  3. QUICKSAVE*7
  4. QUICKLOAD
  5. OPTION
  6. HELP
  7. TITLE
  8. TIPS
  9. MAP

SAVE

プレイ状況の保存が可能。

上記メニューを開き、SAVEを選んだ後丸ボタンを三度押すことでセーブ、あるいは既存セーブデータへの上書き保存が行われる。

セーブが終了すると、ゲームプレイへ直接戻る動作となる。


LOAD

保存済みセーブデータを読み込み、プレイを再開可能。

上記メニューを開きLOADを選んだ後丸ボタンを三度押すことで既存セーブデータからのロードが行われる。

ロードが終了すると、数秒後に以前にセーブした時点へ戻る動作となる。


OPTION

本画面でのカーソル移動は上下左右が基本となる。

上下で項目移動、左右でパラメータ変更となる。

上下左右、それぞれにカーソルが端で突き当たるため視力を用いずに行う利用に大変便利な構造を有する。

丸ボタンもしくは罰ボタンでOPTION画面を閉じる際システムデータがオートセーブされ、変更内容が反映される。*8

L/Rボタンでページが切り替わり、全3ページとなる。

以下、最初に表示されるページを1ページ目として内容を記す。


1ページ目 [MESSAGE]

  1. ウィンドウ透明度 (右ほど濃い)
  2. メッセージ速度 (右ほど早い。視力を用いず本作をプレイする際は最速である一括表示を推奨)
  3. 音声同期 On Off )右がOff、台詞とメッセージの表示を同調させる設定となる)
  4. メッセージ送り 丸ボタン / 丸ボタン+方向キー (左側が丸ボタンのみの設定)

2ページ目 [SYSTEM]

  1. オートモード速度 (右ほど早い。視力を用いず本作をプレイする際最速を推奨)
  2. スキップ設定 既読のみ 全て (手動スキップ動作の設定。既読のみを推奨)
  3. スキップモード設定 既読のみ 全て (スタートボタンで行う自動スキップ時の動作を設定)
  4. シーンタイトル表示 On Off
  5. チュートリアル On Off (チュートリアルにはボイスなし)
  6. ヒント On Off (バッドエンド到達後のヒントメッセージの表示の有無を設定 ヒント内容は音声なし)
  7. センシズ結果表示 On Off
  8. センシズ入力確認 On Off
  9. 振動設定 On Off
  10. 表示エリア設定 (右ほど広範囲)

3ページ目 [SOUND]

  1. BGM調整 (右ほど大きい、以下同様)
  2. 操作音調整
  3. 効果音調整
  4. 音声調整

分岐システム

本作には好感度を手動入力し、それが行動の結果に影響する独特の分岐システムを有する。*9

当該画面は視力を用いずに利用可能であるため以下に操作方法を詳述する。

  1. 感情入力が可能となるタイミングは画面上のアイコンに加え特徴的な効果音で通知されるため、視力を用いず把握が可能。自動スキップがOnであった場合はスキップ動作が停止するため、その挙動によってもタイミングを判断可能。
  2. セレクトボタンを押す
  3. 方向キー上下でキャラクターを選択*10
  4. キャラクターを上下で選択後、方向キー右で好感度上昇、左で下降。端で突き当たる。
  5. パラメータを決定後丸ボタンを2度押すことで入力をゲーム内へ反映可能。*11

一度入力した好感度の値はその後変更しない限り継続される。


ログ表示中の操作

三角ボタンで表示されるテキストログでは次の操作が可能。

  • 方向キー上下 = 上を押すほど手前の履歴へ移動する
  • 三角ボタン = 台詞再生
  • 四角ボタン = シーン復帰(四角ボタンを押した状態から丸ボタンを押すことで、現在フォーカスの当たっていたテキストログの位置から物語を再開可能)

本機能は好感度入力のリトライ等にも活用が可能であるため、とりわけセーブデータからの状況進展が不能となった際に役立つ可能性がある。


総評

舞台背景と設定考証の充実で丁寧に構築された世界観を背景に描かれる物語は人々の関わりを軸に展開されるのであるが、その接し方をプレイヤーの任意で決定できるシステムはアドベンチャーゲームにおける試行錯誤の楽しみを生じている。

文中表現の傾向からやや説明的な筆致ながら、この構成は腰を据えてプレイすることによる世界観への没入に寄与する効果を生じており、本作の特徴として機能する。

独特の分岐システムと合わせて、様々なルート、視点、結末を体験しつつ時間をかけて楽しむことで、バッドエンドへの到達含め、試行錯誤の結果印象深い読後感を得られるタイトルである。


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*1 Vita版はダウンロード版のみの発売
*2 Xbox 360版はディスク版のみの発売
*3 ここはスキップやカットが行えない演出となるため操作時は注意されたい
*4 罰ボタンでオートモードOff
*5 入力可能タイミング中利用可。当画面が表示されたときは効果音による通知あり
*6 LOADを行った後はメニュー画面のカーソル位置がここへ初期化される
*7 クイックセーブ実行直後は即時ゲームプレイへ戻る
*8 Xbox 360版ではシステムセーブのタイミングでシステムソフトウェア標準の確認ダイアログが表示されるため、上側の「はい」を選ぶ必要がある
*9 劇中表記はSenses Sympathy System
*10 選択できる人数、人物は場合で変化する
*11 OPTION2ページ目の「センシズ入力確認」をOffとした場合は丸ボタンを押す回数は1度となる

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Last-modified: 2018-12-25 (火) 14:18:00 (1942d)