#author("2019-07-17T09:56:24+09:00","","") *ゲームロボット50 [#be12e06a] ---- |~ジャンル|ブレインゲーム| |~ハード|[[本体内蔵電子ゲーム>おもちゃ・ホビー・アナログゲーム#body]]| |~メーカー|ハナヤマ| |~発売時期|2013年| ---- #contents ---- **概要 [#b4705ed4] 1980年に大ヒットした「ゲームロボット九」の復刻版。光と音を使って遊ぶ50種類のゲームの詰め合わせ。 ゲームを楽しみながら、記憶力や判断力、集中力など、さまざまな角度から脳を鍛えることができる。 本作から新たに導入された数字ガイダンス音を頼りに34種類のゲームを、視力に頼らずプレイ可能。なお、本ゲームのサウンドクリエータとして、全盲のキーボード奏者、久保さとしが起用され、自身が制作した全盲者向けの音声版取扱説明書を下記の関連リンクより入手可能だが、iPhoneの普及によりPC環境を持ち合わせていない方も徐々に増えていることを考慮し、本ウィキでも簡単に説明することにした。 **本体形状と各部名称 [#s1277979] +本体は、大きな電卓のような形状をしており、横長に突出している部分を奥にして配置する。 +手前面中央にスライドスイッチがあり、右にスライドさせると起動し、左にすると終了する。 +奥の突出部より手前が操作パネルであり、大きな10個の光るプレイボタン群を中心に小さなボタンがある。 +プレイボタンは1から10まであり、配列は基本的に電話のプッシュボタンと同じで、10ボタンは2ボタンの上側にある。ゲームによっては、数字の1から10まで音階がセットされており、1ボタンは「ド」、2ボタンは「レ」のようにボタンに対応した音階が鳴る機能を有する。また本ゲーム機では、画面に表示される数字に対しても、ドレミの音階にて音案内する機能を備えており、これを聴取することによりそれまで遊べなかったいくつかのゲームを含む34種類のゲームを遊ぶことができるようになった。数字と音程との関係は、ゲーム1の『演奏にトライ』にて確認されたい。 +10ボタンの左には、得点などを表示するディスプレーがある。 +10ボタンの右に横に並んだ二つの縦長のシーソー型ボタンは、左がボリュームボタン、右がスタート・リセットボタンである。ボリュームボタンは、上に倒すとプラス、下に倒すとマイナスになる。スタートリセットボタンは、下に倒すとゲームスタートボタン、上に倒すとリセットボタンで、リセットすると電源起動時の状態になる。 +プレイ ボタン群の手前側に並ぶ三つの横長ボタンは、左からABCのボタンである。 +本体の突出部の裏面に電池蓋があり、使う電池は単三アルカリ乾電池である。この蓋を開けるために、細いタイプのプラスドライバーを使用する。なお、過去に一時太いサイズのドライバー仕様で発売された時期があり、その機種では太いドライバーが必要となっているので、注意されたい。 **ゲーム操作の流れ [#d833f802] +電源を入れる。 +遊びたいゲームの番号を、二桁数字で押す。なお、ゲーム番号が1から9までのゲームについては、「01」、「02」のように、番号の前に0を打ち込む。 +スタートボタンを押す。短いジングルの後ゲームが開始される。 +ゲームオーバー後、画面に得点が点滅する。同じゲームに再チャレンジしたい場合はスタートボタン、他のゲームを遊びたい場合はリセットボタンを押して遊びたいゲームを選択する。 **全盲でも遊べるゲーム[#b90f3043] ***ゲーム1 演奏にトライ [#ub5390dc] 10個のプレイボタンをキーボードに見立てて、音楽演奏にチャレンジ。 ABCボタンを押すことで、音色が変化する。 採点などはなく自由に演奏を楽しめるので、ここでボタンと音階との関係を理解することもできる。 ***ゲーム2 作曲にトライ [#ya592a6e] ゲーム1の「演奏にトライ」の応用編で、プレイボタンとABCボタンを使って、自動演奏をステップ入力することができる。 0から9のプレイボタンにて音程を、Bボタンで休符を入力の後、Aボタン短く押すと8分音符、長く押すと2分音符、何も押さずに次の音程か休符を入力すると、4分音符となる。 なお、入力を誤っても修正はできない。 Cボタンを押すと入力終了となり、自動演奏する。 なお、入力できる音符は、休符も含めて70個までである。 ***ゲーム4 音感トレーニング [#l9556ca1] ゲームロボット5に内蔵されていた「エイリアン」と同一のゲーム。 ロボットがランダムに音階を演奏し、途中で演奏が打ち切られた時に最後に鳴らされた音程のボタンを押す。 出題は50問で、問題5までは光によるガイドがあるが、問題6からは光のガイドが最初の音のみとなり、問題20からはガイドが無くなる。 3問間違えるとゲームオーバーで、それまでの特典によって「やりなおし」、「まあまあ」、「よくできました」、「ハイレベル」の4段階に判定され、それに応じた音楽が再生される。 この成績判定は、2人用ゲームと、演奏系、カジノ系ゲームを除いた全てのゲームに採用されている。 ***ゲーム5 光と音を追え [#p78e7672] Hasbroが発売している「Simon」(サイモン)と同様のゲーム。 最初にロボットが光と共に鳴らしたのと同じボタンを押す。 正解すると次の問題では、前の問題に1ボタン追加した問題が出題されるので、正しい順番でボタンを押す。なお、府正解や3秒間何も操作しないとゲームオーバーとなってしまう。 問題は20問まであり、成績が10問以下の場合「やり直し」判定となってしまう。 ***ゲーム6 二人で光と音を追え [#w218acf3] 先手プレイヤーは、最初のターンで任意のプレイボタンを押す。 続くターンでは、後手プレーヤーが、前のターンで先手プレーヤーが鳴らした音に続けて任意のボタンを押す。 続くターンでは、先手プレーヤーが、前のターンで後手プレーヤーが鳴らした二つの音に続けて、任意のボタンを押す。 このように、前のターンで鳴らされた全ての音の後に任意のボタンを押す動作を交互に行い、間違えたプレーヤーが失格となるルールである。 なお、このゲームは、遊び方の工夫により、人数無制限でも遊ぶことが可能である。 ***ゲーム8 出てない数を出せ [#vb1ab6f6] ロボットと交互に1から30までの数を表示させ、どれだけ多く表示させたかを競うゲーム。 ただし、すでに出された数を再びたたくとそこでゲームが打ち切られる。 数字1桁の場合は、ゲーム選択時と同様に、「01」、「02」のように、10の位を0にして2桁数字で入力。 何個の数字を表示したかによって、成績判定が決まる。 ***ゲーム10 サウンドで神経衰弱 [#r6034835] 10個のプレイボタンの内任意の2つのボタンを押し、同じ効果音を鳴らしてペアを完成させていくゲーム。 ゲーム開始時には、使用される5つの効果音が再生される。 5ペアー完成でゲームオーバーとなり、そこに至るまでに要したターン数が少ないほどハイレベル判定を得ることができる。 ***ゲーム11 サウンドメモリー [#i5d4a592] 1から5のプレイボタンに割り当てられたサウンドを記憶するゲーム。 問題の初めに、各ボタンに割り当てられた効果音が連続再生される。 その後、「ポン」という通知音の後、先ほど再生された効果音から一つが再生されるので、何番目に再生された音かをボタンで解答する。 ミスをしたり、3秒間何も捜査しないでいると、そこでゲームが打ち切られてしまう。 問題数は、効果音2つが2問、効果音3つが3問、効果音4つが3問、効果音5つが2問、計10問で構成される。 ***ゲーム12、数字でリズムカウント [#q482789a] 1から50までの数字が、2拍子の間隔でリズミカルにカウントされるのに合わせ、Aボタン、またはCボタンを押していくゲームである。ゲーム開始のジングルの直後、チャレンジ問題となる数字(2、3、4のいずれか)が、ガイド音と共に表示される。それに続けて「1」から順にカウントされる数字が、チャレンジ問題の数字と関係する場合はCボタン、無関係の場合はAボタンを押す。具体的には、もしもチャレンジ問題が「3」であった場合、3の倍数、もしくわ「13」、「37」のように数列に3が含まれる数字がカウントされたところでCボタンを押す。それ以外の数列のところではAボタンを押す。ボタンを押すタイミングは、次の数字に切り替わるまでの間であれば、りずむ 感のよしあしを問われることはない。どれだけ多くボタンを押したかによって判定が決まり、「50」までミスせずにカウントに成功したらハイレベル判定となる。 ***ゲーム17、直線識別トレーニング [#le142b8d] 1から9までのプレイボタンを使い、ロボットが数字ガイダンス音と共にランダムに光らせたボタンの位置関係を瞬時に判別し、残る一つのボタンを押すことで、縦、横、斜めの直線を完成させるゲームである。具体的には、「3・6」と光った場合は、「9」を押せば縦のラインができるし、「1・9」と光ったら「5」を押せば斜めのラインが完成することとなる。ただし、出題の中に、「2・4」、「8・6」のように、直線を形成できない位置関係にあるものがあり、このような場合は「0」ボタンを押す。30秒間に正解した数を競う。ただし、ミスをすると2秒間出題されず、時間だけが経過してしまう。 ***ゲーム19、コインの行方を追え [#hf28933e] 1から10のプレイボタンのどこかにコインがセットされ、さらにあちこちに移動させられる。プレイヤーは、ロボットが出す数字によるヒントを解読し、そのコインの行方を読み解く。問題の最初に、コインがセットされた場所が数字によって表される。この場所を「3」と過程しよう。続いて二つのランダムな数字が点滅する。この時、二つの数字に「3」が含まれる場合は、もう一つの数字の示すボタンにコインが移動したことを示す。たとえば、「3・9」と表示された場合は、3ボタンにセットされていたコインが9ボタンの位置に移動したということになる。もし、二つの数字の中で「3」が含まれなかった場合、コインは動かない。このように数列によるヒントを何度か繰り返した後、出題音がするので、その時点でのコインの位置をプレイボタンで解答する。問題は9問出題され、5問目からは2枚のコインを追わなければならない。本ゲーム機に含まれるゲームの中でも、比較的高難易度のゲームである。 ***ゲーム20、三つの宝探し [#e8a8538d] 初回版の「ゲームロボット九」の時から内蔵されていたゲーム。1から9のプレイボタンの3カ所に隠された大変高価な宝物を見つけるゲーム。任意の3カ所のボタンを押し、一つ正解なら効果音が1回、二つ正解なら効果音が2回、三つとも府正解の場合は府正解の音が鳴る。この音を頼りにターンを繰り返し、最終的に三つ全ての宝物を探し充てることを目的とする。消費ターンが少ないほど高特典となり、4ターン以内で成功するとハイレベル判定となる。 ---- **紹介動画 [#yb4b86b9] https://www.youtube.com/watch?v=9OTF8w9ZuNw **関連リンク [#k9a28d1d] -http://www.hanayamatoys.co.jp/product/category/game/robot/game-robot50.html ---- **コメントフォーム [#y4b2f4bc] #pcomment ---- **投票フォーム [#u3e43adf] #vote(遊びたくなった,遊んだ) ----