#author("2016-12-29T14:10:15+09:00","","") *装甲悪鬼村正 [#q7c2e263] ---- |ジャンル|[[スラッシュダークADV>アドベンチャー#body]]| |対応機種|[[Windows>Windows#body]]| |発売元|ニトロプラス| |モニター解像度|1024×768 32ビット True color ((64bit版OSではX86互換モードにより動作))| |DirectX|9.0c以上| |ダウンロード版入手先|[[A-cute:http://www.a-cute.jp/catalog.php?sid=9955]] [[DiGiket:http://www.digiket.com/work/show/_data/ID=ITM0141243/]] [[DLsite.com:http://www.dlsite.com/pro/work/=/product_id/VJ010347.html]] [[DL.Getchu.com:http://dl.getchu.com/index.php?action=gdSoft&gcd=19813]] [[DMM.R18:http://dlsoft.dmm.co.jp/detail/hobc_0506/]] [[DUGA:http://duga.jp/soft/nitro-0006/]] [[Gyutto.com:http://gyutto.com/i/item19813?select_uaflag=1]] [[メロンブックス:http://www.melonbooks.com/index.php?main_page=product_info&products_id=IT0000189311]] [[楽天ダウンロード:http://adult.dl.rakuten.co.jp/prod/801645940.html]]| |年齢指定|18禁| ---- -アクセシビリティ情報簡易表記 +環境設定に視力必須 +転回によって登場する数字パズルを行うパートに視力必須 +メッセージ、メニュー他、縦書き表示のUIを採用 +キーボード操作対応 +主人公を含めたフルボイス仕様 ---- #contents ---- **概要 [#y58d2152] 本作は、緻密な設定考証に裏打ちされた世界観とその舞台を背景に描写される濃密な人間模様を特徴とするシナリオ主体のテキストアドベンチャーを会社勃興より開発し続けたニトロプラスの10周年記念作である。 大英連邦とロシア帝国による冷戦が世界を覆う時代、戦災と行き過ぎた中央集権の結果荒廃した架空日本を舞台に、古より受け継がれた超常の兵器「劔冑」を纏う人々の生き様が緻密丁寧な筆致で描かれる。 ---- **物語 [#j2e7fcd6] 銀星号事件 … 銀星号と呼称される白銀の武者が突如現れ、町や村を滅ぼし、その場にいた全ての人間の命を奪ってゆくという無差別連続殺戮事件。 非公式の警官を称する男・湊斗景明は、深紅の劔冑「村正」を従え、関東一円を騒がす殺戮者・銀星号を追っていた。 そしてその過程で、卑劣な連続殺人犯や軍兵の暴虐に挑み、最強の武者たる力をもって打倒していく。 だが決して、彼が正義を称することはない。 「鬼に逢うては鬼を斬り、仏に逢うては仏を斬る」 劔冑との合身を果たす時に彼が口にする一句、それは過去を語り未来を予言する、真実の言葉なのである。 彼は殺すのだ。悪だけでなく、悪に虐げられていた善良な人々をも。 しかし、これは驚くべきことであろうか? ……否。 何故なら彼の劔冑の銘は勢洲右衛門尉村正。 呪われし「妖甲」、かつて大和全土を地獄に変えたことすらある、かの村正なのであるから……。 ※本品マニュアル、ストーリー項より引用 ---- **タイトル画面 [#u0da468d] メーカーロゴ、BGMの後SEによってタイトルメニューの出現が通知される。 本作のUIはすべて縦書きとなっているため、右から左へたどっての利用、並びに閲覧が基本となる。 メニュー表示直後は何も選ばれておらず、左を一度押すごとに以下の順にメニューへフォーカスされる。 +しおりから始める +最初から始める +電光記録盤を開く +設定画面を開く +特別付加目録を開く +終了する 即ち「しおりから始める」を実行する場合は、タイトルメニュー出現後、左 エンター と入力する流れとなる。 ---- **本作を極力視力を用いずプレイするために [#bf656e66] ***インストールとアクティベーション [#zc9c0c90] 以下、[[DMM:http://dlsoft.dmm.co.jp/detail/hobc_0506/]]より本作ダウンロード版を購入した際のアクティベーション((正規品購入認証手続き))について説明する。 本作ダウンロード版では、インストール後の初回起動時、ダウンロードを行ったサービスのIDとパスワードの入力によってアクティベーション完了となる。 ソフトに同梱され活字印刷されたシリアルコードの入力といった視力をようするフェイズがここに関しては存在しないため、円滑な手続きが可能。 ---- ***セーブとロード [#w5af2aa7] まず本体内蔵のセーブロードシステムを用いず、クイックセーブ、クイックロードを利用する。(以後、本システムをマニュアル表記に準じ「しおり」と記す。) ゲームプレイ中、Qキー((アルファベットのQ))を押すことで「しおりを差す」ことができ、同じくPキーを押すことでしおりを挿入したシーンへ瞬時に戻ることが可能。 且股、本作のしおりはソフト終了後も消滅せず、次に本作を起動した際も継続されるため、この仕様によるセーブとロードが結果的に視力を用いず可能となるものである。 本作のセーブロードダイアログは視力を必要するUIであるため、この方法はそれを用いないシナリオ状況の保存に大変便利となる。 さらには、以下のショートカットキー一覧も参考されたい。 ---- **ゲーム中利用可能なショートカットキー一覧 [#h94e5fdd] -Aキー : オートモードOn/Off切り替え -Qキー : (クイックセーブの実行) -Pキー : (クイックロードの実行) -カーソルキー左右 選択肢の移動 -エンターキー 選択肢の決定、メッセージ送り -Fキー : フルスクリーン表示On/Off切り替え -Cキー : [[環境設定>#config]]の表示 ---- 上記操作が動作しない場合、スクリーンリーダーとのコンフリクトが原因として考えられる。 この場合、動作中のスクリーンリーダーを停止することで操作可能となる場合がある。 但し、上記の通りコントロールキーがスキップ動作に割り当てられているため、スクリーンリーダーの終了コマンドにコントロールキーの利用をようするプロダクト((PC-Talker等))の利用時は、ソフト起動前にあらかじめ終了させておく等、運用に注意したい。 ---- ***環境設定 [#config] 本作の環境設定画面においてはカーソル移動を示すシステムサウンドが実装されていないことがあり、ここの設定については視力を必要とする可能性が高い。 その上で、一度設定した情報は継続して維持されるため、設定可能の状況の際に参考とされたい。 +メッセージスピード (視力を用いない場合最速を推奨) +自動メッセージ送りの待ち時間 (視力を用いない場合最低を推奨) ---- ***環境設定画面詳細 [#w908d4b5] 右より左の順に、以下の内容が並ぶ。左右で項目移動、上下で値変更。 +初期設定に戻す +ゲーム全般の処理速度 +各設定時の確認メッセージ 入 切 (初期値 切) +動画の中断及びスキップ 入 切 (初期値 切) +メッセージスピード (上ほど早く、視力を用いない場合最速を推奨) +選択肢で自動文字送り&スキップを解除する 入 切 (初期値 入) +未読時でもスキップ 入 切 (初期値 切) +文字送り時の音声再生 +自動メッセージ送りの待ち時間 (視力を用いない場合最低を推奨) +自動メッセージ送りの音声設定 +楽曲を再生する +楽曲の音量調整 +効果音を再生する +効果音の音量調整 +音声を再生する +音声の音量調整 +各キャラクターの音声設定 +音声再生実験 設定を終了する際は、ショートカットキー操作のCキーの入力により可能である。 ---- **総評 [#x617fbe7] 主人公音声の実装された長編として本作を考えたとき、推敲され研ぎ澄まされながらも流麗と表現できる筆致より描かれる内容の洗練は台詞の1つまでに及んでおり、文字通りにテンポよくプレイヤーを作品内世界へ引き込む仕掛けとして機能する。 一方その内容へ目を移せば、作中登場する劔冑の題材となった刀や装用具には遍く出典出所があり、その登場にはクロスオーバータイトルに近似する魅力が生じているのであるが、架空戦記物として設定された世界観を有する本作の魅力をこれらの要素はより引き上げる効果を生じている点が特筆される。 同社のタイトルとしては2006年頃より以後、メニューや環境設定がスクリーンリーダーで利用不能な形式となっているのであるが、その不便を承知のうえでなお、本作作者の全霊が注がれたこのテキストへ接することがフルボイスという演出により実現されたことは愈々興味深い。 メニューや環境設定画面へのアクセスこそ困難ながら、PCでのアドベンチャーゲームについてはキーボード操作が一切行えないものも少なくなく、ショートカットキーとしてそうした操作がかなうことは本作の特徴としてアクセシブルな要素と解釈が可能である。 これら要素を勘案し、読まない場所、視力を必要する場所を把握の上で、本作は視力を用いずプレイ可能なタイトルとして選択肢となり得るタイトルといえる。 ---- **関連・参考リンク [#h6ba7fec] -[[『装甲悪鬼村正 Window 10対応版』発売中!|装甲悪鬼村正 FullMetalDaemon MURAMASA:http://www.fmd-muramasa.com/]] -[[装甲悪鬼村正 - ニトロプラス|サポート|ニトロプラス Nitroplus:http://www.nitroplus.co.jp/support/sp18/]] ---- **コメントフォーム [#b5d2d1f6] #pcomment ----