#author("2021-12-09T11:42:06+09:00","","")
「盲人用オセロ」や「点字トランプ」のように、製造段階から「視覚障碍者用」としてあらかじめ触覚にて色の判別などが可能なように工夫されたゲームトイ(以下「福祉玩具」と呼ぶ)は、以前から福祉施設で販売されてきた。 また、1989年登場のトミーの「対戦型テトリス」が、共遊玩具第1号として選ばれたことをきっかけに、説明書の情報や、基本的な予備知識だけでほぼ独力で遊べるものについては、パッケージに「盲導犬マーク」が添付され、購入の際の一つの手掛かりとなった。
しかし、「福祉玩具」や、「共遊玩具」と呼ばれるゲームトイは、これまでに発売された膨大な製品の中でもごく少数に限られ*1、それだけ視覚障碍者がゲームトイで遊べる機会が狭められてしまっているように見えるかもしれない。
ところが、それらの枠には囚われずに様々なゲームトイを調べてみると、電子ゲームでは、ゲームの出すサウンドの意味の理解、それ以外のジャンルでは、(見える人の協力を得ながら)ピースやボードを加工するなど、ゲーム中最低限必要な情報を触覚にて得られるよう自分で工夫するなどすれば、最終的には全盲の状態でも遊べるものがこんなにもあったことがわかってきた。 更に、このような工夫をせずとも、説明書の情報や極基本的な予備知識だけで視力を必要とせず遊べるものも多々あることがわかってきた。
2016年に本ページが開設されて以来、200種以上のゲームトイの情報が集まった。 このページの掲載内容が、単なる夢いっぱいの楽しいページにとどまるのではなく、ゲームを通した交わりへの参加に苦労されている方々にとって、少しでもお役に立てることを心より願っている。 このような情報交換の場を提供くださった、ページ管理者であられるMM氏に心から感謝もうしあげると同時に、これまでたくさんの方々から有益な情報を掲載頂けたことにより、現在の形に発展させることができたことについて、心から感謝いたします。本当にありがとうございます。 引き続き、情報をお持ちの方々からのご支援をお願いできたら幸いです。



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