#author("2019-11-10T15:34:58+09:00","","")
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*カードゲーム(半電子ゲームを含む) [#a35bfe3d]

カードゲームについては、印刷された内容を点字や触覚で理解できる工夫さえすれば、視力を用いずに遊べる場合が多く、ここで紹介しているもの以外にも楽しめるものが多々あるものと思われる。ただし、カードの大きさやゲームセットの仕組みによっては、その限りではない場合もある。また、視覚障害者がカードゲームを遊ぶ場合には、山札を崩してしまわないよう、カードトレイの代用となるものを用意されることを推奨したい。
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|~ゲーム名 (五十音順)|~ランク|~メーカー|~ジャンル|~プレイ人数|~発売年|~アクセシビリティ情報|
|ウノ・アタック (UNO ATTACK!)|B|[[バンダイ:http://www.bandai.co.jp/]]|カードアクション|2~8人|2003年|大人気カードゲームの「ウノ」を発展させた半電子ゲームである。基本ルールは「ウノ」と同じだが、「ヒット」と書かれたカードを引いたプレーヤーは、数回に1度大量のカードを噴出するアタックマシーンのボタンを叩かされることになる。マシーンから飛び出したカードは、全て叩いたプレーヤーが背負わなければならない。カードには、「2回叩く」、「全員が1回叩く」など、ヒットに関する指示もあれば、同じ色の全ての手持ちカードを場に出せる「ディスカードオール」などという恐ろしいカードも含まれる。カードに点字を打つなど触覚でわかる工夫をすれば全盲者でも遊びに参加できる。[[日本点字図書館・わくわく用具ショップ:http://yougu.nittento.or.jp/]]や、ネリマサウンドにて、点字カード入りのゲームセットが発売されていたことがある。|
|イグルーポップ(イヌイット) (IGLU POP)|B|Zoch|推理ゲーム|2~6人|2003年|ドイツ製。イグルー(スノードーム)に封入された2~13個のガラスビーズの数を、振った時の音で当て、場に出された8枚のカードの数と一致するか考える。場に出されたカードは3種類あり、それぞれ1~3つの数字が書かれていて、1つの数字のみのカードは当てにくいため高得点となっている。一致する個数だと思ったら、そのカードに自分のチップを賭ける。答え合わせをし、当たるとそのカードがもらえる。「イグルーの裏とカードに点字等を貼る」「イグルーは一斉に振るのではなく、ターン制で振る」「区別できるよう、チップの色ごとに細工を加える」などの工夫をすれば、視覚に頼らず遊べる。|
|オーノー99 (O'NO 99)|B|トミー(現[[タカラトミー:https://www.takaratomy.co.jp/]])|推理ゲーム|2~8人|1987年|順番にカードをだして、場の数字を足し算していき、99以上にした人が負けというゲーム。数字カードの他に、数字をそのままにするホールド、順番を逆にするリバース、数字を10減らすマイナス10、次の人に2回カードを出させるダブルプレー、出すことのできないオーノー99などのカードがある。カードに点字を貼ることでプレー可能。以前[[日本点字図書館:https://www.nittento.or.jp/]]で、点字付きカードが販売されていた。|
|ゲシェンク (Geschenkt)|B|AMIGO|推理ゲーム|3~5人|2004年|オリジナルは2004年発売。場にあるカードを引き取らないようにするゲーム。プレイヤーは11枚のチップを持ってスタートする。ゲーム開始前にカードを9枚抜き取り、このカードを見てはいけない。カードは3から35までの数字のみであり、このカードを引き取るとマイナス点になるため、引き取りたくない場合はチップを払う。カードを引き取るときは、みんなの払ったチップも引き取れる。手番では山札からカードを引き、みんなに公開してから、引き取るかチップを払うか選択し、時計回りに進行する。カードを引き取ったプレイヤーは、次の山札を公開して、続けてプレーを行う。カードを引き取ったとき連番(33、34など)を持っていると、小さい数字だけがマイナス点となる。またチップを持っていると、チップの数だけマイナス点を軽減できる。上級ルールでは、プレイヤーが持つチップは10枚となり、抜くカードは10・20・30とその他ランダムの6枚となるため、戦略的なプレーを楽しめる。カードに数字の書いたシールなどを貼ることでプレー可能。|
|小早川|B|[[オインクゲームズ:https://oinkgms.com/jp/]]|推理ゲーム|3~6人|2013年|たった15枚のカードを使い、一番大きい数字カードを持っていた人が勝ちというゲーム。カードは1から15の数字カードのみ。まずプレイヤーにチップを4枚配る。ラウンド開始時にカードを1枚ずつ配り、1枚を小早川として中央に表向きに置き、チップも1枚置いておく(7ラウンド目だけは2枚置く)。手番では時計回りに山札を弾いて自分のカードと交換して表向きに捨てるか、引いたカードを見ずに小早川の上に置いて数字を上書きするかを宣言してから行動する。全てのプレイヤーがこの動作を行ったら、時計回りに自分が一番数字が大きいと思ったらチップを1枚かけるか、かけないで勝負しないかを選択する。そしてチップをかけた人全員がカードを公開するが、このとき一番小さい数字を出した人に中央の小早川カードの数字が足し算された上で、一番大きい数字になった人がかけられたチップと中央のチップをもらうことができる。7ラウンドやって一番チップの数が多い人の勝ち。数字カード15枚に点字シールなどを貼ることでプレー可能となる。|
|[[ごきぶりポーカー>ごきぶりポーカー#body]] |ブラフゲーム|2~6人|嫌われ者の動物たちを相手に押し付けてなるべくもらわないようにするゲーム。プレイヤーは好きな人に自分のカードを嘘か本当の名前を言いながら渡して、渡された人が嘘か本当かを当てる。当てられてしまうと渡したプレイヤーがカードを引き取り、外れてしまうと受け取った人がカードを引き取らなければならない。一人が負の条件を満たしたところでゲーム終了である。8種類64枚のカードしかないため、点字シールなどを貼ることでプレー可能。会話中心にわいわい遊べるゲームである。詳しいルールは近日中に公開予定|
|ノイ (neu)|B|[[おもちゃ箱イカロス:http://neu-icarus.com/]]|推理ゲーム|2~7人|1988年|手札を出していき、場の数字の合計が102以上になった人が負けと言うゲーム。手札とチップを3枚持った状態で親から時計回りにカードを出し、1枚を山札から補充する。カードには1から10の他に50や-1や-10、合計を101にするもの、そのまま次のプレイヤーに回すパス、逆回りになるターン、次のプレイヤーを指名できるショット、次のプレイヤーが2枚出さなければならないダブルなどのカードがある。102を超えたプレイヤーはチップを1つ支払い、全てを失ったら脱落となる。カードに点字シールなどを貼ることでプレイ可能。|
|ハゲタカのえじき|B|メビウスゲームズ|判断力ゲーム|2~6人|1988年|全員が1から15のカードを持ち、場に出た得点カードを取り合い、合計数が一番多い人の勝ちというゲーム。場に出た得点カードを見て、プレイヤーは手札から1枚選び、一斉に出す。場にプラスのカードが出たら一番大きい数字カードを出した人が取り、場にマイナスのカードが出たら一番小さい数字カードを出した人が取らなければならない。場がプラスの時に一番大きい数字カードを出した人が2人以上いたら、その次に大きい数字を出した人が取る。場がマイナスの時に一番小さい数字カードを出した人が2人以上いたら、その次に小さい数字を出した人が取る。1度使用したカードは使えず、15回で勝敗が決まる。カードがシンプルなため、1から15と、+1から10、-1から5の得点カードに点字を貼ることにより、プレイ可能。|
|ファブフィブ (FABFIB)|B|海外製品|推理ゲーム|3~5人||0から9のカードを使用する。最初のプレイヤーは山札から3枚引いて数字が大きい方から3ケタの数字で読み上げて次のプレイヤーに渡す(このとき嘘をついても良い)。渡されたプレイヤーはそのカードを受け取るか、数が嘘だと思ったら「ダウト」と言うことができる。受け取った場合は前のプレイヤーより大きい数字を言わなければならないため、1から3枚のうち何枚交換するかを言い、好きなカードを捨てて山札と交換する。「ダウト」と言われた時、本当の数字であれば言った人がダメージを受け、嘘だったときは言われた人がダメージを受ける。プレイヤーは12の体力を持っている。カードにはドクロマークが1から3描かれているので、最低3、最高で9ダメージ受けることになる。そして0を3枚集めたら、1000を宣言し、自分の体力を全回復し、他のプレイヤー全員に3ダメージずつ与えることができる。ダメージは死神の絵のカードをスライドさせて表すようになっているが、プレイヤーにチップを12枚ずつ配ることで、代用できる。カードには数字とドクロマークの数を点字で貼ることで、プレイ可能となる。|
|フラッシュワード|B|日本卓上開発|スピード連想ゲーム|2~6人|2018年|大人気カードゲームである。カードの表には数字、裏にはひらがな1文字が印刷されている。山札の上に数字が来るようにカードを重ね、自分のターンで1枚をめくって、場に出す。この時点で現れたひらがな文字で始まり、なおかつ山札の上に表示された文字数の言葉を制限時間内に発音し、成功すればカードは場に置いたままにできるが、失敗すると全ての場カードを背負わなければならない。山札が亡くなった時点で、最も手持ちカードの少ないプレーヤーが勝ちとなる。[[日本点字図書館・わくわく用具ショップ:http://yougu.nittento.or.jp/]]にて、点字シール付きのカードが発売されている。|
|ベガスナイトスロット|B|トミー(現[[タカラトミー:https://www.takaratomy.co.jp/]])|カジノゲーム|2~4人||スロットマシーンの6つの絵柄のカードを場に出して3つの絵柄を揃えるゲーム。最初に3箇所の場にカードを1枚ずつ表向きに置いてから、残りのカードを全て配る。手番では配られたカードを見ずに、上から1から3枚場の好きなところに置き、絵柄を3枚揃うように置く。絵柄により、揃うと他のプレイヤーからカードを奪ったり、置き場の山をもらうことができる。こうして最後までカードを持っていたプレイヤーの勝ち。以前は[[日本点字図書館:https://www.nittento.or.jp/]]で点字と立体図付きのカードが販売されていたため、点字の読めない中途失明者でもプレイできる商品であったが、廃盤となっている。|
|ラック王|B|海外製品|数字パズル|2~4人|1981年|1から60までのカードのうち10枚を、内容を伏せた状態で配り、各プレイヤーは配られた順にラックの手前から数字を手前にした状態で立ててからゲームを始める。自分のターンが来たら場札から1枚引くか、山札のてっぺんをめくり、ラックの手前から小さい順に数字が並ぶよう、手持ちカードと交換する。めくった山札がいらない場合はそのままドローしてターンを終了してもよい。ラックに乗せた数が最も早く小順に並んだプレーヤーがラック王となる。得点は、手前から小さい順にそろっている部分までをカード1枚につき5点が加算され、10枚成功すると50点の他にボーナスとして25点が加算される。何度か試合を行い、誰かが500点に達したらその人の優勝。3枚以上の連番を出して上がるとさらにボーナスとなり、連番3枚で50点、4枚で100点、5枚で200点、6枚以上で400点が加算される特別ルールもある。2人で行う場合は、ラック王になる条件として3枚以上の連番を含まなければならない。また、2人ずつのパートナー戦を行うルールもある。4人プレイでは全てのカードを使い、3人では1から50まで、2人では1から40までのカードを使う。プラスチック製の専用トレイも付属し、意図せず山を崩すリスクも軽減されているほか、このトレイを他のカードゲームでも代用することもできる。国内では「トイボックス社」が輸入販売を行い、[[日本点字図書館:https://www.nittento.or.jp/]]用具事業科にて、点字シール付きのゲームセットが長年にわたって販売されていた。現在は入手が難しくなっている。|
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