#author("2016-11-14T15:52:06+09:00","","")

*Simon Air(サイモンエアー)  [#e0b23f77]
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|メーカー|Hasbro|
|国内での発売元|タカラトミー|
|ハード|本体内蔵電子ゲーム|
|ジャンル|メモリーアクションゲーム|
|発売時期|2016年|
|国内での発売|2016年10月20日|
|定価|3500円(税抜き)|
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#contents
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**概要 [#x6dad5e8]
1978年にアメリカで発売され、その後の電子記憶力ゲームの象徴となった「Simon」の最新版として、2016年に発売された。同年10月二〇日、タカラトミーによって全国の玩具店で販売が開始された。

Simonは、4つの光るボタンに割り当てられた異なった音程のブザー音と光の色を記憶し、出題通りの順に基づいてボタンを操作するゲームである。~
正解すると、次の問題では、前回からボタンが一つ増えたものが出題され、徐々に記憶量が増えていく。

数年に1度の割合で新規種が発売され、その度に進化を遂げてきた玩具であり、年齢性別国籍を問わず広く楽しまれている玩具である。

「Simon Air」は、光るボタンがハンズフリー(手をかざす)となり、4色のライトの光った位置に手をかざすことでタッチが実行される。

また、ただ手をかざすのみでなく、全部で7種のアクションを楽しむことができる。

最初は慣れが必要だが、少しの工夫によって、視力を一切用いず安心してゲームを楽しめ、ハイスコアも出せるようになるので、ここに紹介することとした。((全盲の視覚障害を持つ初稿執筆者の実体験による))
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**本体形状 [#b4c40985]
-本体は、羽のない扇風機のような形をしており、立ててプレイする。((本体は倒れやすくゴム足が付いていないので、マウスパッドやレーズライターの下敷きなど滑りにくいものを用意するとよい))

本体の下部中央に、ボタンやスイッチなどが付いている部分が手前に来るように置く。

本体上部のドーナツ状の部分と、その穴の内側下部に上向きに盛り上がっている部分が、タッチセンサー付のライトである。

-色の並びと、対応する音程は以下の通り。

ドーナツ部分の穴の下部から上向きに浮き上がっているのが、青(音程は、低いソ)である。このライトがホームパッドとなりゲームスタートボタンの役割も担う。また、このライトはスワープ系アクションでは使用されない。

ドーナツ部分のてっぺんが緑(音程は高いソ)、

ドーナツ部分の左側面が黄色(音程は、ド)、

そして、ドーナツ部分の右側面が赤(音程は、ミ)、となっている。

ドーナツ上にある三つのライトは、全てのアクションで使用する。

青のライトの下側手前に、小さな丸印が浮き上がった卵型のボタンがあり、電源オン、ボリューム調整、ハイスコアー確認の機能を持つ。1度押すと、短いジングルが鳴って電源が入る。電源オン時、このボタンを押すたびにボリュームが切り替わる。また、このボタンを長押しすると、今選ばれているモードのハイスコアを音で確認することができる。電源を切るための操作はなく、10秒間何も操作しないで置くと、自動的に電源が切れる。

電源ボタンの下にある横に3段階スライドするスイッチは、モード切り替えスイッチで、左から「シングルモード」、「ダブルスモード」、「クラシックモード」となっている。

モード切り替えスイッチのちょうど裏側にリセットスイッチがあり、先のとがったもので押し込むとハイスコアデータがリセットされる。

電池ボックスは本体左側足底にあり、これを開けるために太いサイズのプラスドライバーが必要である。((ドライバーサイズが、他の多くの電子ゲームと異なるので注意されたい。))対応する電池は単3アルカリ3本。エネループ等充電池も利用可。
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***ハンズフリーアクションにおける視覚傷害対応について [#j962adef]
前述のとおり、このゲーム機の操作の基本は、ハンズフリー、つまりエアータッチである。視力を用いず本品を楽しむ場合、ある程度ハンズフリータッチに慣れるまでは、ゲームモードをクラシックにして遊ばれることをお勧めしたい

+まず、本体頂点にある緑のライトの位置が、プレーヤーの胸の高さに来るように椅子の高さなどを調整して座る。
+次に、基本的に本体の両サイドに手を下向きに置いておく。この手の位置をホームポジションとする。本体の大きさや経常を理解していれば、こうすることにより、おおよそ各部の位置の見当がつくだろう。
+アクションする時は、必要な腕だけを移動させる。この時、指は必ず揃えておく。~
青のライトをタッチする場合は、ドーナツの穴に手を差し入れればよい。それ以外のライトにタッチする場合は、ドーナツの外側から中心に向かって手を近づけるとよい。
+シングル、ダブルなど、タッチのみのアクションの時は、ライトの中央にあるセンサーを手のひらの中心で包み込むイメージで手を近づける。ライトに触れてもミスにはならない。また、手がタッチ可能エリアにある間はライトは光り続け音も鳴り続けるので、落ち着いてユックリタッチすること。タッチ中に指を動かしたり、光が消える前に次のアクションをしようとするとミス判定となることがあるので注意。
+スワープ系アクションやクロスフィードでは、ライトに触れながら滑らせる「スワイプ」を行っても正解となるので、無理に手を浮かせなくてもよい。また、終点位置に数秒でよいので手をかざしておくと、ミスになりにくい。
+1回のアクションが終わったら、使った手を必ず自分の体の位置までひっこめ、次のアクションで左右どちらか使わない手があれば、直ちにホームポジションに戻す。
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**シングルモードのアクションと出題音 [#bef93ce1]
***1.シングル。 [#v1390def]
光ったライトにタッチ。各ライトに割り当てられたオルガン音が鳴る。
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***2.ダブル。 [#pf14c38e]
シングルモードのステージ2で初めて登場する。二つのライトが同時に光るので、ほぼ同時にタッチ。出題音は、和音(ワオン)にて表される。
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***3.スワープ [#p70fb789]
シングルモード、ステージ3で初めて登場する。~
ドーナツ上にある三つのライト(黄色・緑・赤)のいずれか二つのライト間を光が走るので、その動きと同じように手を動かす。この時、ライトから3センチ以上手が離れると、ミス判定になる。

スワープには、以下の四つのルートがあり、出題音も異なる。出題音は、基本的にオクターブ音で構成されており、終点のライトに割り当てられている音程に向かって、音程がポルタメント移動するように作られている。

-パターン1 黄色→緑、出題音は高いソのオクターブに近く、低音の上昇する速度が遅め。
-パターン2 赤→緑 高いソのオクターブに近く、低音の上昇速度がやや早め。
-パターン3 緑→赤 低いミのオクターブ音が最後に残り、猫の鳴き声のようにも聴こえる。
-パターン4 緑→黄色 低いドのオクターブ音が最後に残り、猫の鳴き声のようにも聴こえる。
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***4.ダブルスワープ。 [#i4a66c4c]
シングルモードのステージ5で初めて登場するアクションで、「サイモンスワイプ」における「3パッドスワイプ」に似たアクションである。これは、ドーナツ上の三つのライト間で光が走るので、その動きの通りにスワープアクションを行うものである。説明書では、頂点の緑のライトを境に左右の手を交換するように説明されているが、1本の手で行っても正解になる。サウンドは、通過するライトの順をポルタメントで結ぶような音程変化で示している。

-パターン1 出題音の音程がドから始まり、いったんソまで上昇し、最後でミの音に落ちる場合は、時計回りに、黄色→緑→赤へとスワープする。
-パターン2 出題音の音程がミから始まり、いったんソまで上昇し、最後でドの音に落ちる場合、反時計回りに、赤→緑→黄色へとスワープする。

***5.クロスフィード。 [#beb37adb]
シングルモードのステージ7で初めて登場し、本ゲーム中最も難しいアクションの一つ。ドーナツ上の三つのライト上を二つの光が同時に移動するので、プレーヤーは両手を使って同時にスワープアクションを行う。その際、左右のタイミングがずれると失格となるので、位置関係に注意しながら行う。これにも、3通りのパターンと出題音がある。出題音は、アクションに含まれた2種類のスワーブ音が同時に鳴るようなイメージ。

-パターン1 出題音の最後で、高いソのオクターブ音が残る場合、左手は黄色、右手は赤からスタートし、双方とも緑へ向かってスワープする。
-パターン2 出題音の最後で低いドと高いソのそれぞれオクターブ音が残る場合、左手で緑→黄色、右手で赤→緑へ、同時スワープ。
-パターン3 出題音の最後で高いソと低いミのオクターブ音が残る場合、左手で黄色→緑、右手で緑→赤へ同時スワープ。

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**ダブルスモード固有のアクション [#v14b6b83]
ダブルスモードでは、プレイヤー1が青と緑、プレイヤー2が黄色と赤を担当する。~
以下の2種類の固有アクションがある。
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***1.4ハンド(フォーハンド)  [#l84f9f9e]
四つ全てのライトが光るので、双方のプレイヤーが、双方の手を使って、同時にタッチする。タイミングがずれると、ミス判定となる。
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***2.ホールド [#u892823d]
一人のプレイヤーが、二つのライトのダブルタッチをホールドした状態で、他方のプレイヤーが、残る二つのライトにダブルタッチする。
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**サウンドのヒント。 [#d27a5077]
以下の3種類のスワープ音は、音程が上昇して、最後に高いソのオクターブ音が残る点で類似しており混同しやすいため、見分け方のポイントを記しておく。
+黄色→緑へのスワープ -- 低音の上昇の仕方が遅い。
+赤→緑へのスワープ -- 低音の上昇速度が速い。
+クロスフィードパターン1 -- 低音と高音の音程が、ほぼ同時タイミングで変化する。
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**ゲームモード [#l3e4e39a]
***1.シングルモード [#ndd80374]
一人用のレベル昇格モードで、16の難易度のステージを順にクリアしていく。4ハンドとホールドを除く全てのアクションを含んだ問題が出題される。間違えたり、光が消えないうちにライトに手を近づけると、ゲームオーバーとなる。ゲームオーバー後、2秒以内にゲームをスタートすると、失敗したステージから始められる。ただし、得点はリセットされる。2秒以上経過してからスタートした場合、次のスタートはステージ1からやり直しになる。「サイモンスワイプ」のアンロックモードのように、好きなレベルからスタートすることはできない。
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***2.ダブルスモード。 [#bdb0a3b8]
本体を挟んで二人で向き合って座り、協力プレイを行うモードで、16のステージをクリアしていく。シングルモードで登場するすべてのアクションに加え、4ハンド、ホールドが加わり、計7種のアクションを使いこなさなければならない。
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***3.クラシックモード。 [#t6904de5]
シングルタッチだけを使った、従来のサイモンモードで、最高100の光と音を記憶。
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**スコア表示 [#kfa23d3e]

ゲームオーバー後、青のライトの光と2種類の和音(ワオン)の回数によってスコアが発表される。スコアが二けたの場合、長く光る(ドファラの和音)のは10の位、短く光る(ドミソの和音)のは1の位である。これまで最も高得点を出した場合、得点発表の前にハイスコア達成を知らせるファンファーレが鳴る。

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**関連動画 [#gb39c8ed]
+[[光と音の記憶力ゲーム「サイモン エア」あそびかた - YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=RNXT9zvC02o]]
+[[Simon Air - Official Tutorial - Hasbro Gaming - YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=WPKeFiXG9ww]]
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