#author("2016-10-24T08:35:43+09:00","","")


*Simon Air(サイモンエアー)  [#e0b23f77]
#author("2022-07-02T15:38:57+09:00","","")
*Simon Air(サイモンエアー) [#e0b23f77]
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|メーカー|Hasbro|
|国内での発売元:タカラトミー|
|ハード|本体内蔵電子ゲーム|
|ジャンル|メモリーアクションゲーム |
|発売時期:2016年||
|定価 3500円(税抜き)|
|~ジャンル|メモリーアクションゲーム|
|~ハード|[[本体内蔵電子ゲーム>おもちゃ・ホビー・アナログゲーム#body]]|
|~メーカー|Hasbro|
|~国内発売元|タカラトミー|
|~国内発売日|2016年10月20日|
|~定価|3,500円(税抜き)|
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#contents
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**概要 [#x6dad5e8]
1978年にアメリカで発売され、その後の電子記憶力ゲームの象徴となった「Simon」の進化版として、2016年に発売された。同年10月二〇日、タカラトミーによって、全国のおもちゃ店で販売が開始された。
1978年に発売された電子ゲーム、「simon」は、全ての記憶系電子ゲームの基礎を築き上げたと同時に、視力または聴力の不自由な人であっても、障害を気にすることなく共に遊びを楽しむことのできる玩具の草分け的存在として、世界的に知られる玩具である。

Simonは、4つの光るボタンに割り当てられた、異なった音程のブザー音と、光の色を記憶し、出題通りの順に基づいて、ボタンを操作する。
年齢や国籍、性別などを問わず、40年余りにわたり広く親しまれてきた。

正解すると、次の問題では、前回の問題に光るボタンが一つ増えた問題が出題され、徐々に記憶量が増えていく。
それぞれ異なる固有の音程のビープ音を持つ4つの光るボタンの光った順を記憶し、その通りにボタンを押す。正解すると次の問題では、前に正解した問題の後に光を1つ追加したものが出題され、徐々に記憶量が増す。

「Simon Air」は、光るボタンがタッチフリーに進化し、4色のライトの光った位置に手をかざすことで、操作していく。
これまでに多種多様のモデルが発売され続け、最近では技術の進歩によりタッチパネル化され、光ったランプの順番のみならず光の動きの記憶を求める内容のバージョンが主流となりつつあるが、障害を気にせずに遊べる環境は引き継がれている。

また、かざすだけでなく、全部で7種類のアクションがあり、それらの記憶も求められる。
「Simon Air」は4色のライトの光った位置に手をかざすことでセンサーが反応しアクションが実行される。

一見すると、視覚障碍者には難しいゲームのように思われるかもしれないが、全盲の筆者自ら体験して、全く問題なくプレイができたので、ここに紹介することとした。
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**本体の形状 [#b4c40985]
それに加え、全7種のアクションへ反応する。

-本体は、羽のない扇風機のような形をしており、立てかけてプレイする。
本品は、日本玩具協会「耳の不自由な子供たちも一緒に楽しめる共遊玩具」に認定され、タカラトミーが販売していたころにはパッケージに「うさぎマーク」が施されていたが、同時に全盲の視覚障害者も、工夫により視力を用いずすべてのモードにおけるプレイとスコアアタックが可能なゲームであり、国内で発売される電子ゲームトイの中で貴重な製品であった。

なお、ゴム足が付いていないので、マウスパッドやレーズライターの下敷きなど、滑り止めとなるものを用意するとよい。
現在は店舗での販売は終了しているものの、ネットにて買うことができる。

本体の下部中央に、ボタンやスイッチなどが付いている部分が手前に来るように置く。
**形状 [#b4c40985]
-本体は羽のない扇風機のような形をしており、立ててプレイする。((本体は倒れやすくゴム足が付いていないので、マウスパッド等滑りにくいものを用意することで安定した設置が可能となる。))

本体上部のドーナツ状の部分と、その穴の内側下部に、上向きに盛り上がっている部分が、タッチセンサー付のライトである。
本体下部中央のスイッチ部が手前に来るように設置する。

-色の配置は以下の通り。
本体上側、ドーナツ状箇所の外円と、下部内側下から上向きに突出した箇所がタッチセンサー付ライトである。

 ドーナツ部分の穴の下部から上向きに突出しているのが、青(音程は、低いソ)である。なお、このパッドがホームパッドとなり、ゲームスタートボタンの役割も兼ね備えている。また、ゲーム中、このライトは、スワープ系アクションでは使用されない。
色と音程の並び順は以下の通り。

ドーナツ部分のてっぺんが緑(音程は高いソ)、
ドーナツ穴下部から上向きに浮く箇所が青(音程は低いソ)となり、このライトがホームパッドとなる。
ホームパッドは主にゲームスタートボタンとして機能する。以下ホームパッドを、便宜的に「6時ライト」と記す。((このライトはスワープ系アクションでは使用されない))

ドーナツ部分の左側面が黄色(音程は、ド)、
ドーナツ部上面が緑(音程は高いソ)で以下「12時ライト」と称する。

そして、ドーナツ部分の右側面が赤(音程は、ミ)、となっている。
ドーナツ部左側面が黄(音程はド)以下「9時ライト」と称する。

上に飛び出している三つのライトは、全てのアクションで使用する。
ドーナツ部右側面が赤(音程はミ)以下「3時ライト」と称する。

ドーナツ部分の下、手前に、小さな丸いボタンがあり、電源オン、ボリューム調整、ハイスコアー確認の機能を持つ。1度押すと、短いジングルが鳴って電源が入る。電源オン時、このボタンを押すたびに、ボリュームが切り替わる。また、このボタンを長押しすると、今選ばれているモードのハイスコアを音で確認できる。15秒操作しないで置くと、自動的に電源が切れる。
音程の覚え方は、次のようにすると覚えやすい。
最も下の6時ライトが低音、最も上の12時ライトが高音、中央の9時ライトと3時ライトが中音域で、右に位置する3時ライトの音程の方が左の9時ライトより高い。

電源ボタンの下にある、横に3段階スライドするスイッチは、モード選択スイッチで、左から「シングルモード」、「ダブルスモード」、「クラシックモード」となる。
6時ライト下側手前に卵型のボタンがあり、電源オン、ボリューム調整、ハイスコア確認機能を利用可能。

モード切り替えスイッチのちょうど裏側に、リセットスイッチがあり、DSタッチペンのようなとがったもので押し込むと、ハイスコアデータがリセットされる。
1度押すと短いジングルが鳴り電源が入る。

電池ボックスは、本体左側の足底にあり、これを開けるために、太いサイズのプラスドライバーが必要である。ドライバーサイズが、他のゲーム玩具とは異なるので、注意されたい。なお、使う電池は、単3アルカリが3本である。
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***ハンズフリーにおける視覚傷害対応 [#j962adef]
電源起動時このボタンを押すたびにボリュームが切り替わる。

前述のとおり、このゲーム機の操作の基本は、ハンズフリー、つまりエアータッチである。
またこのボタンを長押しすると今選ばれているモードのハイスコアを音で確認可能。

正しくタッチしたつもりなのに反応せずにミス判定になったり、意図しない時にタッチが入ってミスとなることがある。
10秒間操作を行わないことで自動的に電源が切れる。

その原因の多くは、視覚障害ゆえに、習慣的に本体やライトの位置を探ろうとして、このような事故を誘発してしまう場合がある。
電源ボタン下に横3段階にスライドするスイッチはモード切り替えで左から「シングルモード」「ダブルスモード」「クラシックモード」となる。

そこで、筆者が取っている対応策を紹介するので、参考にしていただけたら幸いである。
モード切り替えスイッチ裏側にリセットスイッチがあり先のとがったもので押し込むとハイスコアデータがリセットされる。

なお、ある程度タッチに慣れるまでは、ゲームモードをクラシックにして遊ばれることをお勧めしたい。
電池ボックスは本体左側足底にあり、これを開けるために太いサイズのプラスドライバーが必要。

-1.ゲーム中は、基本的に本体の両サイドに手を下向きに置いておく。この手の位置を、ホームポジションとする。本体の経常を理解していれば、こうすることにより、おおよそ各部の位置の検討がつくだろう。
対応は単3電池を3本であり、エネループ等充電池等が利用可。

-2. タッチをする時は、必要な腕だけを移動させる。この時、指は必ず揃えておく。
青のライトをタッチする場合は、ドーナツの穴に手を差し入れればよい。それ以外のライトにタッチする場合は、ドーナツの外側から中心に向かって手を近づける。
***ハンズフリーアクション時の視覚障害対応 [#j962adef]
前述のとおり本ゲーム機の操作の基本はハンズフリーつまりエアータッチである。

-3. ライトの中央にセンサーがあるので、そこに手のひらの中央を当てるつもりで手を近づける。タッチ中に指を動かしたり、光が消えた後まで手を近づけているとミス判定となることがあるので注意。
視力を用いず本品をプレイする場合ある程度ハンズフリータッチに慣れるまではゲームモードをクラシックにしてのプレイを推奨。
+まず本体上面にある12時ライトの位置がプレイヤーの胸の高さに来るように椅子の高さなどを調整して座る。
+次に基本的に本体の両サイドに手を下向きに置いておく。この位置をホームポジションとする。~
本体サイズや経常を把握することで大凡各部の位置の推定が可能。
+アクション時は必要な腕のみを移動させ、指は必ず揃える。~
6時ライトのタッチ時はドーナツ穴に手を差し入れればよい。
他のライトにタッチする場合、ドーナツ外側から中心に向かって手を近づける。
+シングル・ダブルなどタッチのみのアクション時はライト中央のセンサーを手のひらの中心で包み込むように手を近づける。~
ライトに触れてもミスにはならない。~
また手がタッチ可能エリアにある間、ライトは光り続け音も鳴り続ける。~
タッチ中に指を動かしたり、光が消える前に次のアクションを行ったりした場合、ミス判定となる場合がある。
+スワープ系アクションやクロスフィードではライトに触れつつ滑らせる「スワイプ」を行うことでも正解となる。~
終点位置に数秒手をかざしておくとミスになりにくい。
+アクション後は使った手を必ず自分の体の位置まで戻し、次のアクションで左右どちらか使わない手があればホームポジションに戻す。

4. 1回のタッチが終わったら、必ず手をホームポジションに戻す。
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***シングルモードのアクションと出題音 [#bef93ce1]
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***1.シングル。 [#v1390def]
**シングルモード時アクションと出題音 [#bef93ce1]
***1.シングル] [#v1390def]
点灯したライトにタッチ。

光ったライトにタッチ(手をかざす)。
各ライトに割り当てられたオルガン音が鳴る。

**2.ダブル。 [#pf14c38e]
***2.ダブル [#m52b8d9b]
シングルモードステージ2より登場。

シングルモードのステージ2で初めて登場する。二つのライトが同時に光るので、ほぼ同時にタッチ。
2つのライトが同時に光るので同時にタッチ。

出題音は和音にて表される。

***3.スワープ [#p70fb789]
シングルモードステージ3より登場。

シングルモード、レベル3で初めて登場する。
アクションには、、上側の三つのライトのみを使い、二つのライト間で手を動かす。この時、ライトから3センチ以上手が離れたり、終点となるライトのセンサー部分をオーバーランすると、ミス判定になる。
スワープアクションは、ライトに触れながらスワイプしても正解となる。
ドーナツ上にあるライト(9時12時3時)のいずれか二つのライト間を光が走るのでその動きと同じように手を動かす。

スワープには、以下の四つのルートがあり、出題音も異なる。出題音は、基本的にオクターブ音で構成されており、高音の音程の変化が、終点のライトに割り当てられている音程を最後に残すように作られている。
この時ライトから3cm以上手が離れるとミス判定になる。

-A 黄色→緑、出題音は高いソのオクターブに近く、高音の上昇する速度が遅い。
スワープには以下の4ルートがあり出題音が異なる。

-B 赤→緑 高いソのオクターブに近く、高音の上昇速度がやや早い。
出題音は基本的にオクターブ音で構成されており終点のライトに割り当てられている音へ向かい、音程がポルタメント移動する。
-パターン1 9時→12時(9,0スワープと称する)出題音は高いソのオクターブに近く低音の上昇する速度が遅い。
-パターン2 3時→12時(3,0スワープ) 高いソのオクターブに近く低音の上昇速度がやや早め。
-パターン3 12時→9時(0,9スワープ) 低いドのオクターブ音が最後に残り猫の鳴き声のようにも聴こえる。
-パターン4 12時→3時(0,3スワープ) 低いミのオクターブ音が最後に残り猫の鳴き声のようにも聴こえる。

-C 緑→赤 低いミのオクターブ音が最後に残り、猫の鳴き声のようにも聴こえる。
***4.ダブルスワープ [#e8292452]
シングルモードステージ5より登場。

-D 緑→黄色 低いドのオクターブ音が最後に残り、猫の鳴き声のようにも聴こえる。
これはドーナツ上の三つのライト間で光が走るのでその動きの通りにスワープアクションを行うものである。

説明書では頂点の12時ライトを境に左右の手を交換するよう説明されるが手1本でも正解となる。
-パターン1 時計回りに9時→3時 -- 出題音は9,0スワープと0,3スワープが続けて再生される。
-パターン2 反時計回りに3時→9時 -- 出題音は3,0スワープと0,9スワープが続けて再生される。

***4.ダブルスワープ。 [#i4a66c4c]
***5.クロスフィード。 [#fbf48258]
シングルモードステージ7より登場。

シングルモードのステージ5で初めて登場するアクションで、これは、上三つのライト間でスワープアクションを行う。説明書では、緑のランプを境に左右の手を交換するように記されているが、これが難しい場合は、一本の手で行っても正解になる。サウンドは、通過するライトの音を示している。
ドーナツ上の三つのライト上を二つの光が同時に移動するのでプレイヤーは両手で同時にスワープアクションを行う。

-パターン1 出題音の音程がドから始まり、いったんソまで上昇し、最後でミの音に落ちる場合は、時計回りに、黄色→緑→赤へとスワープする。
その際左右のタイミングを一致する必要がある。

-パターン2 出題音の音程がミから始まり、いったんソまで上昇し、最後でドの音に落ちる場合、反時計回りに、赤→緑→黄色へとスワープする。
これにも3種パターンと出題音がある。

パターン2とパターン3の出題音はアクションに含まれた2種類のスワーブ音が同時に鳴るものとなる。
-パターン1 9,0スワープ + 3,0スワープ -- 出題音は、12時の音程である高い「ソ」に向かって上昇するオクターブ音で、高温低音とも同じ上昇速度。
-パターン2 9,0スワープ + 0,3スワープ -- 左右とも時計回りでスワープする。
-パターン3 3,0スワープ + 0,9スワープ -- 左右とも反時計回りでスワープする。

**ダブルスモード固有アクション [#v14b6b83]
ダブルスモードではプレイヤー1が6時と12時、プレイヤー2が9時と3時ライトを担当する。
なお、「ダブルスワープ」や「クロスフィード」などでお互いのタイミングを合わせることは、見えないと大変難しいため、手の動きが時計回りかどうかによってあらかじめ担当を決めておくとよい。
ダブルスモードには、2種類の固有アクションがある。

***5.クロスフィード。 [#beb37adb]
***1. 4ハンド(フォーハンド) [#l84f9f9e]
4つ全てのライトが光るので双方のプレイヤーが双方の手を使い同時にタッチする。

シングルモードのステージ7以降で登場する、本ゲーム中で最も難しいアクションの一つ。上下三つのライト上を、左右の手で同時にスワープする。左右のタイミングがずれるとと失格となるので注意。これにも、3通りのパターンと出題音がある。出題音は、アクションに含まれた2種類のスワイプの音が同時に鳴るような構成になっている。
タイミングがずれるとミス判定となる。

-A 出題音の最後で、高いソのオクターブ音が残る場合、左手は黄色、右手は赤からスタートし、双方とも緑へ向かってスワープする。

-B 出題音の最後で低いドと高いソのそれぞれオクターブ音が残る場合、左手で緑→黄色、右手で赤→緑へ、同時スワープ。

-C 出題音の最後で高いソと低いミのオクターブ音が残る場合、左手で黄色→緑、右手で緑→赤へ同時スワープ。


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***ダブルスモード固有のアクション [#v14b6b83]

ダブルスモードでは、プレイヤー1が青と緑、プレイヤー2が黄色と赤を担当する。
以下の2種類の固有アクションがある。

***1.フォーハンド  [#l84f9f9e]

四つ全てのライトが光るので、双方のプレイヤーが、双方の手を使って、同時にタッチする。タイミングがずれると、ミス判定となる。

***2.ホールド [#u892823d]
1人のプレイヤーが2つのライトのダブルタッチをホールドした状態で他方のプレイヤーが残る二つのライトにダブルタッチする。

一人のプレイヤーが、二つのライトのダブルタッチをホールドした状態で、他方のプレイヤーが、残る二つのライトにダブルタッチする。
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***サウンドのヒント。 [#d27a5077]
**ヒント [#tf8f2233]
以下の3種類のスワープ音は音程が上昇して最後に高いソのオクターブ音が残る点で類似しており混同しやすいため聞き分け方のポイントを記す。

以下の3種類のスワープ音は、音程が上昇して、最後に高いソのオクターブ音が残る点で類似しており、混同しやすいため、見分け方のポイントを記しておく。
+9,0スワープ -- 低音の上昇速度が遅い。
+3,0スワープ -- 低音の上昇速度が速い。
+クロスフィードパターン1(9,0+3,0) -- 低音と高音の音程がほぼ同時に変化する。

1.黄色→緑へのスワープ -- 高音の音程の変化。上昇が遅く、ソの音まで上がり切っていない点。

2.赤→緑へのスワープ -- 高音の音程の変化。上昇速度が速めで、ソの音がはっきり残る点。

3.クロスフィードA -- 低音と高音の音程の変化。ほぼ同じ曲線上で、ソの音程に向かって上昇する点。
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**ゲームモード [#l3e4e39a]

***1.シングルモード [#ndd80374]
1人用レベル昇格モードで16ある難易度のステージを順にクリアしていく。

一人用のレベル昇格モードで、16の難易度のステージを順にクリアしていく。全ての一人用のアクションを含んだ問題が出題される。間違えたり、光が消えないうちにライトに手を近づけると、ゲームオーバーとなる。ゲームオーバー後、2秒以内にゲームをスタートすると、失敗したステージから始められる。ただし、得点はリセットされる。2秒以上経過してからスタートした場合、次のスタートはステージ1からやり直しになる。クリアデータの保存はできない。
4ハンドとホールドを除く全アクションを含む問題が出題される。

***2.ダブルスモード。 [#bdb0a3b8]
間違えたり光が消えないうちにライトに手を近づけるとゲームオーバーとなる。

本体を挟んで二人で協力プレイを行うモードで、16のステージをクリアしていく。
ゲームオーバー後2秒以内にゲームをスタートすると失敗したステージから始められる。((得点はリセットされる))

***3.クラシックモード。 [#t6904de5]
2秒以上経過してからスタートした場合、次のスタートはステージ1からやり直しになる。

シングルアクションだけを使った、従来のサイモンモードで、最高100のボタンを記憶しなければならない。
***2.ダブルスモード [#h825722f]
本体を挟み二人で向き合い座り行う協力プレイモードで16ステージをクリアする。

シングルモードで登場するすべてのアクションに加え4ハンドホールドが加わり計7種のアクションを使いこなす。

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**関連動画 [#gb39c8ed]
***3.クラシックモード [#d146a96f]
シングルタッチのみのサイモンモードで最高100の光と音を記憶する。

[[光と音の記憶力ゲーム「サイモン エア」あそびかた - YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=RNXT9zvC02o]]
**スコア通知 [#kfa23d3e]
ゲームオーバー後緑と青の光と2種の和音の回数よりスコアが通知される。

[[Simon Air - Official Tutorial - Hasbro Gaming - YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=WPKeFiXG9ww]]
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**コメントフォーム [#f67aa1b5]
#pcomment
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**投票フォーム [#qf23bce8]
#vote(遊びたくなった,遊んだ)
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スコアが2桁の場合緑ライトが長く光る(ドファラの和音)のは10の位、青のライトが短く光る(ドミソの和音)のは1の位である。

*Simon Air(サイモンエアー)  [#e0b23f77]
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|メーカー|Hasbro|
|国内での発売元:タカラトミー|
|ハード|本体内蔵電子ゲーム|
|ジャンル|メモリーアクションゲーム |
|発売時期:2016年||
|定価 3500円(税抜き)|
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#contents
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**概要 [#x6dad5e8]
1978年にアメリカで発売され、その後の電子記憶力ゲームの象徴となった「Simon」の進化版として、2016年に発売された。同年10月二〇日、タカラトミーによって、全国のおもちゃ店で販売が開始された。
ハイスコアを更新した場合得点発表前にハイスコア達成を知らせるチャイムが鳴る。

Simonは、4つの光るボタンに割り当てられた、異なった音程のブザー音と、光の色を記憶し、出題通りの順に基づいて、ボタンを操作する。

正解すると、次の問題では、前回の問題に光るボタンが一つ増えた問題が出題され、徐々に記憶量が増えていく。

「Simon Air」は、光るボタンがタッチフリーに進化し、4色のライトの光った位置に手をかざすことで、操作していく。

また、かざすだけでなく、全部で7種類の動作があり、それらの記憶も求められる。

一見すると、視覚障碍者には難しいゲームのように思われるかもしれないが、全盲の筆者自ら体験して、全く問題なくプレイができたので、ここに紹介することとした。
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**本体の形状 [#b4c40985]

-本体は、羽のない扇風機のような形をしており、立てかけてプレイする。

なお、ゴム足が付いていないので、マウスパッドやレーズライターの下敷きなど、滑り止めとなるものを用意するとよい。

本体の下部中央に、ボタンやスイッチなどが付いている部分が手前に来るように置く。

本体上部のドーナツ状の部分と、その穴の下部分に、上向きに盛り上がっている部分が、タッチセンサー付のライトである。

-色の配置は以下の通り。

 ドーナツ部分の穴の下に出っ張ってるのが、青(音程は、低いソ)である。なお、このパッドがホームパッドとなり、ゲームスタートボタンの役割も兼ね備えている。また、ゲーム中、このライトは、スワープ系アクションでは使用されない。

ドーナツ部分のてっぺんが緑(音程は高いソ)、

ドーナツ部分の左側面が黄色(音程は、ド)、

そして、ドーナツ部分の右側面が赤(音程は、ミ)、となっている。

上に飛び出している三つのライトは、全てのアクションで使用する。

ドーナツ部分の下、手前に、小さな丸いボタンがあり、電源オン、ボリューム調整、ハイスコアー確認の機能を持つ。1度押すと、短いジングルが鳴って電源が入る。電源オン時、このボタンを押すたびに、ボリュームが切り替わる。また、このボタンを長押しすると、今選ばれているモードのハイスコアを音で確認できる。15秒操作しないで置くと、自動的に電源が切れる。

電源ボタンの下にある、横に3段階スライドするスイッチは、モード選択スイッチで、左から「シングルモード」、「ダブルスモード」、「クラシックモード」となる。

モード切り替えスイッチのちょうど裏側に、リセットスイッチがあり、DSタッチペンのようなとがったもので押し込むと、ハイスコアデータがリセットされる。

電池ボックスは、本体左側の足底にあり、これを開けるために、太いサイズのプラスドライバーが必要である。ドライバーサイズが、他のゲーム玩具とは異なるので、注意されたい。なお、使う電池は、単3アルカリが3本である。
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***ハンズフリーと視覚傷害の克服 [#j962adef]

前述のとおり、このゲーム機の操作の基本は、ハンズフリー、つまりエアータッチである。

正しくタッチしたつもりなのに反応せずにミス判定になったり、意図しない時にタッチが入ってミスになることがある。

その原因の多くは、視覚障害ゆえに、習慣的に本体を探ろうとして、このような事故を誘発してしまう場合が多いのである。

視力を用いずにこのゲームをプレーするためには、まずそれを克服することが必要となる。

そこで、筆者が取っている方法を紹介するので、参考にしていただけたら幸いである。

なお、ある程度タッチに慣れるまでは、ゲームモードをクラシックにして遊ばれることをお勧めしたい。

-1.まず、ゲーム中は、本体の両サイドに手を下向きに置いておく。この体制を、ホームポジションとする。

-2. タッチをする時は、必要な腕だけを移動させる。この時、指は必ず揃えておく。

-3. ライトの中央にセンサーがあるので、そこに手のひらの中央を当てるつもりで手を近づける。タッチ中に指を動かしたり、光が消えた後まで手を近づけていてもミス判定となるので注意。

4. 一度タッチしたら、必ず手をホームポジションに戻す。
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***シングルモードのアクションと出題音 [#bef93ce1]
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***1.シングル。 [#v1390def]

光ったライトにタッチ(手をかざす)。この際、青のライトをタッチする場合は、ドーナツの穴に手を突っ込めばよい。それ以外のライトにタッチする場合は、ドーナツの外側から中心に向かって手を近づける。

**2.ダブル。 [#pf14c38e]

シングルモードのステージ2で初めて登場する。二つのライトが同時に光るので、ほぼ同時にタッチ。

***3.スワープ [#p70fb789]

シングルモード、レベル3で初めて登場する。
動作には、、上側の三つのライトのみを使い、二つのライト間で手を動かす。この時、ライトから3センチ以上手が離れたり、終点となるライトのセンサー部分をオーバーランすると、ミス判定になる。
スワープアクションは、ライトに触れながらスワイプしても正解となる。

スワープには、以下の四つのルートがあり、出題音も異なる。出題音は、基本的にオクターブ音で構成されており、高音の音程の変化が、終点のライトに割り当てられている音程を最後に残すように作られている。

-A 黄色→緑、出題音は高いソのオクターブに近く、高音の上昇する速度が遅い。

-B 赤→緑 高いソのオクターブに近く、高音の上昇速度がやや早い。

-C 緑→赤 低いミのオクターブ音が最後に残り、猫の鳴き声のようにも聴こえる。

-D 緑→黄色 低いドのオクターブ音が最後に残り、猫の鳴き声のようにも聴こえる。


***4.ダブルスワープ。 [#i4a66c4c]

シングルモードのステージ5で初めて登場するアクションで、これは、上三つのライト間でスワープ動作を行う。説明書では、緑のランプを境に左右の手を交換するように記されているが、これが難しい場合は、一本の手で行っても正解になる。サウンドは、通過するライトの音を示している。

-パターン1 出題音の音程がドから始まり、いったんソまで上昇し、最後でミの音に落ちる場合は、時計回りに、黄色→緑→赤へとスワープする。

-パターン2 出題音の音程がミから始まり、いったんソまで上昇し、最後でドの音に落ちる場合、反時計回りに、赤→緑→黄色へとスワープする。



***5.クロスフィード。 [#beb37adb]

シングルモードのステージ7以降で登場する、本ゲーム中で最も難しいアクションの一つ。上下三つのライト上を、左右の手で同時にスワープする。左右のタイミングがずれるとと失格となるので注意。これにも、3通りのパターンと出題音がある。出題音は、アクションに含まれた2種類のスワイプの音が同時に鳴るような構成になっている。

-A 出題音の最後で、高いソのオクターブ音が残る場合、左手は黄色、右手は赤からスタートし、双方とも緑へ向かってスワープする。

-B 出題音の最後で低いドと高いソのそれぞれオクターブ音が残る場合、左手で緑→黄色、右手で赤→緑へ、同時スワープ。

-C 出題音の最後で高いソと低いミのオクターブ音が残る場合、左手で黄色→緑、右手で緑→赤へ同時スワープ。


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***ダブルスモード固有のアクション [#v14b6b83]

ダブルスモードでは、プレイヤー1が青と緑、プレイヤー2が黄色と赤を担当する。
以下の2種類の固有アクションがある。

***1.フォーハンド  [#l84f9f9e]

四つ全てのライトが光るので、双方のプレイヤーが、双方の手を使って、同時にタッチする。タイミングがずれると、ミス判定となる。

***2.ホールド [#u892823d]

一人のプレイヤーが、二つのライトのダブルタッチをホールドした状態で、他方のプレイヤーが、残る二つのライトにダブルタッチする。
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***サウンドのヒント。 [#d27a5077]

以下の3種類のスワープ音は、音程が上昇して、最後に高いソのオクターブ音が残る点で類似しており、混同しやすいため、見分け方のポイントを記しておく。

1.黄色→緑へのスワープ -- 高音の音程の変化。上昇が遅く、ソの音まで上がり切っていない点。

2.赤→緑へのスワープ -- 高音の音程の変化。上昇速度が速めで、ソの音がはっきり残る点。

3.クロスフィードA -- 低音と高音の音程の変化。ほぼ同じ曲線上で、ソの音程に向かって上昇する点。
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**ゲームモード [#l3e4e39a]

***1.シングルモード [#ndd80374]

一人用のレベル昇格モードで、16の難易度のステージを順にクリアしていく。全ての一人用の動作を含んだ問題が出題される。間違えたり、光が消えないうちにライトに手を近づけると、ゲームオーバーとなる。ゲームオーバー後、2秒以内にゲームをスタートすると、失敗したステージから始められる。ただし、得点はリセットされる。2秒以上経過してからスタートした場合、次のスタートはステージ1からやり直しになる。クリアデータの保存はできない。

***2.ダブルスモード。 [#bdb0a3b8]

本体を挟んで二人で協力プレイを行うモードで、16のステージをクリアしていく。

***3.クラシックモード。 [#t6904de5]

シングル動作だけを使った、従来のサイモンモードで、最高100のボタンを記憶しなければならない。

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**関連動画 [#gb39c8ed]

[[光と音の記憶力ゲーム「サイモン エア」あそびかた - YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=RNXT9zvC02o]]

[[Simon Air - Official Tutorial - Hasbro Gaming - YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=WPKeFiXG9ww]]
+[[Simon Air - Official Tutorial - Hasbro Gaming - YouTube(英語):https://www.youtube.com/watch?v=WPKeFiXG9ww]]
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