#author("2023-02-05T13:48:07+09:00","","")
#author("2023-05-08T07:53:16+09:00","","")
*マンカラ [#od53bc32]
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|~ジャンル|ブレイン系ゲーム|
|~ハード|テーブルゲーム|
|~プレイヤー人数|2人|
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#contents
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**概要 [#ef0d5f11]
マンカラは、ボード上に開いた12個の丸穴に入れた石を移動させ、左右端にある自分のストアに入れた石の数を競うゲームである。
マンカラは、ボード上に開いた12個の丸穴に入れた石を移動させ、自分の持ち石を早く亡くしたほうが勝ちとなるゲームである。

古代よりアフリカやヨーロッパで親しまれてきた遊びであるが、現代も子供たちを中心に親しまれている。

基本的なルールでは色の概念もなく、目を使わずに遊ぶために何か工夫をする必要は全くないゲームである。

また、いくつかの専用ゲームセットも発売されてはいるが、生活用品で代用することもできる。

**ボード上のレイアウト [#x04b63eb]
ボードは、横に長い長方形をしており、プレイヤーは、そのボードの長辺を挟んで向かい合って座る。

ボードの左右の突端に、縦長長方形の箱型のスペースがあり、これをストア(貯蔵庫)という。
ボードの左右の突端に、縦長長方形の箱型のスペースがあり、これをストア(貯蔵庫)という。基本的なマンカラルールでは、左右のストアには敵味方の概念はないが、カラハルールのようにストアに撒いた数を競うことを目的とした遊び方もある。

基本ルールでは、プレイヤーから見て右側ストアが自ストア、左側ストアが敵ストアになる。
左右のストアを挟んで、縦2列、横6列に、お椀型の穴が開いている。これを、「ポケット」という。その手前側6列のポケットが、自ポケットとなる。

左右のストアを挟んで、縦2列、横6列に、お椀型の穴が開いている。これを、「ポケット」という。
各ポケットには、右から順に1番から6番まで番号を付け、ストアは0番とする。

その手前側6列のポケットが、自ポケットとなる。
**ルール [#e5dec320]
マンカラには、100通り以上の遊び方があり、特に「カラハ」ルールは、そのおもしろさから最もよく遊ばれており、国際ルールとして位置づけられている。その他にも、独自のルールを考えて遊ぶおもしろさがあるが、ここではマンカラとカラハの基本的な遊び方を紹介する。

各ポケットには、右から順に1番から6番まで番号を付け、ストアは0番とする。
***マンカラの基本ルール [#ibcaf9ce]
マンカラでは、自ポケットを相手よりも先に全て空にすることが目的である。
+ゲーム開始前に、各ポケットには、石を4つずつ入れておく。
+プレイヤーは、自分のターンが来たら、自エリアの任意のポケットから全ての石をつかみ取る。
+つかみ取った石は、右隣のポケットから順に、各ポケットにつき1個ずつ、反時計回りに撒いていく。その際、通過点として、ストアや敵ポケットにも撒いていく。石をつかんだり、入れたりする時には、そのポケットポイントを「3 2 1 0」などと言うとよい(0はストアである)。
+ポケットから石をつかみ取り、手に持った全ての石を撒き終えるまでの一連の動作を「ラップ」といい、石を各ポケットに1個ずつ撒くことを「ソウウィング」という。
+一度ストアや敵ポケットに撒いた石をつかみ取ってラップを行うことはできない。
+ラップの最後のソウウィング(以下「ラストソウウィング」と呼ぶ)がストアに終わった場合、それが左右どちらのストアであっても、もう一度ラップを行うことができる。これを「マルチラップ」と呼ぶ。
+ラストソウウィングがストア以外の場所(つまり、いずれかのポケット)だった場合に、ターンチェンジとなる。
+この要領でターンを繰り返し、どちらかのプレイヤーの全てのポケットが空になった時点で、ゲームオーバーとなり、そのプレイヤーの勝ちとなる。

**遊び方 [#e5dec320]
マンカラには、100通り以上の遊び方があり、特に「カラハ」ルールは、そのおもしろさから最もよく遊ばれており、国際ルールとして位置づけられている。その他にも、独自のルールを考えて遊ぶおもしろさがあるが、基本的な流れは以下のようになる。
***カラハルール [#ebe3bd1b]
カラハルールの遊び方はマンカラ基本ルールと類似しているが、自ストアに撒いた石の数を競うことを目的としているため、ところどころ遊び方が異なる。また、ストアに関しては、自分から見て右側を自ストアとする。
+ゲーム開始前に、各ポケットには、石を4つずつ入れておく。
+プレイヤーは、自分のターンが来たら、自エリアの任意のポケットから全ての石を取り出し、右隣のポケットから順に、反時計回りに各ポケットにつき1個ずつ石を入れていく。石をつかんだり、入れたりする時には、そのポケットポイントを「3 2 1 0」などと言うとよい。
+石を各ポケットに1個ずつ入れることを「ソウウィング」といい、手に持った全ての石を入れ終わるまでの一連の動作を「ラップ」という。
+ソウウィングでは、ラップの通過点や終点として、自ストアや、敵エリアのポケット、ストアにも入れることができる。ただし、敵ストアに入れた場合は、敵の得点として加算されてしまう。また、ストアから石を取り出してラップを行うことはできない。
+ラップの終点が自ストアに終わった場合、最後のソウウィングは自分の得点となり、更にもう一度ラップを行うことができる。これを「マルチラップ」と呼ぶ。
+ラップの終点が自エリア内に収まらない場合は、ストアを経由して相手のポケットに1個ずつ入れていく。その際、自ストアに入れた1個が、得点となる。ただし、前述のように敵ストアに入れてはならない。
+ラップの終点が自ストア以外の場所だった場合に、ターンチェンジとなる。
+この要領でターンを繰り返し、どちらかのエリアの全てのポケットから石がなくなった時点で、ゲームオーバーとなる。
+プレイヤーは、自分のターンが来たら、自エリアの任意のポケットから全ての石をつかみ取り、ラップを開始する。
+敵エリアのポケット1にソウウィングしてもなおラップが終了しない場合、次のソウウィングは敵ストアには撒けず、自ポケット6番から撒くことになる。よって、マルチラップの条件は、必然的にラストソウウィングが自ストアに終わった場合にのみ有効となる。
+ラップのラストソウウィングが自エリア内で、なおかつそのポケットが空であれば、向かい側となる敵ポケットから、石を全て略奪し、ラストソウウィングした1個と共に自分のストアに撒くことができる。例えば、自ポケット3がラップのラストソウウィングで、なおかつ空であり、向かい側の敵ポケット4に5つの石が残っていたとする場合、一気に6ポイント獲得となる。ただし、ソウウィングした空ポケットの対面に当たる敵ポケットも空だった場合は、ラストソウウィングした石はストアには撒けない。
+どちらかのプレイヤーの全てのポケットが空になった時点で上がりとなるが、ゲームはここでは決着しない。
+この時点で、石の残っていたプレイヤーは、その残りの石を全て自ストアに撒き、その時点での両者のストア内の石の数が多かった方が最終的に勝ちとなる。このため、上がりのタイミングを誤ると、敗北する可能性もあるため、注意が必要である。なお、引き分けとなった場合は、先に上がったプレイヤーの勝利となる。
+カラハルールでは、どちらかのストアの石数が24個を超えた場合でも、その時点で過半数獲得により勝利確定となる。

**カラハルールにおける特殊ルール [#ebe3bd1b]
+敵エリアのポケット1にソウウィングしてもなおラップが終了しない場合、次のソウウィングは敵ストアには撒けず、自ポケット6番から撒くことになる。
+ラップの終点が自エリア内で、なおかつそのポケットが空であれば、向かい側となる敵ポケットから、石を全て略奪し、終点に入れる予定だった1個と共に自分のストアに入れることができる。つまり、自ポケット3がラップの終点で、なおかつ空であり、向かい側の敵ポケット4に5つの石が残っていたとする場合、一気に6ポイント獲得となる。
+ゲームオーバー後、石の残っていたプレイヤーは、その残りの石を、全て自ストアに入れ、両者のストア内の石の数が多かった方が勝ちとなる。このため、自ポケットを全て空にするタイミングを誤ると、敗北する可能性もあるため、注意が必要である。

**ソフト紹介 [#oebc724a]
マンカラとカラハを音声環境で楽しめるPC用の無料ゲームソフト、「カラハグリーンリーブス」が、[[ダイナミクススタジオ:http://dynamicsstudios.sakura.ne.jp/index.shtml]]にて公開中である。一人用、二人用のどちらでも遊べるので、交流やスキルアップなどに活用されたい。
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