#author("2017-10-24T16:45:49+09:00","","")
*対戦型テトリス [#b960f5df]
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|ジャンル|対戦パズル|
|ハード|ボードゲーム|
|メーカー|トミー(現タカラトミー)|
|梱包内容|ルーレット付きボード1台 エリアカーソルバー1本 ブロック105個 特典ボード用刺しピン2本|
|プレイ人数|二人|
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#contents
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**概要 [#wa8f0a21]
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テトリスは、ロシア人の数学者によって80年代に考案されたパズル系アーケードゲームである。

上方からランダムに落ちてくる7種の形のブロックが着地するまでに、その位置や角度をコントロールし、縦長長方形の座標の最下段からすき間なく埋め尽くされるように配置することを目的とする。
成功すると、その段が消え、それより上段のブロック全体が下がる形となるので、再度したの段からすき間を埋めて新たなラインを形成していく。

ラインを同時に2段以上連鎖させると、その数に応じてボーナスとなる。

国内では、1988年頃にセガによってアーケード番が稼働したことでブームがはじまり、ニンテンドーによってゲームボーイ番ソフトにも移植された。

また、90年代中期には、液晶番の登場により、ブーム再来となり、その後も携帯電話、スマートフォン用アプリなどに移植され続け、現在も広く親しまれているゲームの一つである。

トミーが発売した「対戦型テトリス」は、第1時テトリスブーム絶頂期の1989年に登場したボードゲーム番テトリスで、
落ちるブロックの代わりに、ホイール式ルーレットを使用する。

すべての状況を触覚にて判別することが可能な製品であり、アーケード番テトリスを遊ぶことの困難な視覚障害者が参加しやすいことから、日本玩具協会が定める「共遊玩具」の第1号に認定され、パッケージには、そのことを示す盲導犬マークが添付されている。

日本点字図書館を始めとする、視覚障害者関連施設での販売も、長きに渡って行われていた。
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**ボードの仕組み [#d7344e8f]
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縦32列、横10列の座標が立体的に描かれたボードの縦14から19列付近の片側に、ホイール式ルーレットがあり、スロットには、テトリーノ(使用するブロック)を決める図形が、凹表示で描かれている。このルーレットは、スロットわきの ボタンを押し続けることで回転する。

ルーレットから見て、座標を挟んで逆側の片に沿って、エリアカーソルの足部を刺せるレールがある。

カーソルレールの外側には、縦長のスコアボードがある。ボード上の穴にピンを刺し、ライン完成の際に移動させることで特典を示す。
手前から、0点、1点、2点の順となる。

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**ゲームの流れ [#jae3e8e4]
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まず、ボードを縦向きに置き、二人のプレーヤーは対面状に坐る。

次に、ボードの中央(縦列16、17の間の突起がある部分)にカーソルバーを設置し、エリアを前後に分断する。また、互いのスコアボードの0の穴に、ピンを刺しておく。

じゃんけんなどで先攻を決めて、自分のターンがきたらルーレットを回す。

スロットに表示される図形と同形のブロックをテトリーノとして、可能な限り手前から置いていく。

ブロックは、4個の正方形によって形成されており、棒型、L型、逆L型、Z型、逆Z型、T型、正方形の7種類がある。

自エリアの手前から順に、すき間なくブロックで埋め、横1列のラインを形成することができたら特典となり、スコアピンを1段アップさせる。

また、ライン完成に伴い、ボード中央のエリアカーソルを上に移動させ、相手エリアを狭めることができる。
さらに、連続した複数のラインを同時に完成させると、ボーナスとして、より大きくアップさせることができるようになる。

以下のような4つのボーナスがある。

+1段(シングル) -- 1段アップ。

+連続2段(ダブル) -- 3段アップ。

+連続3段(トリプル) -- 5段アップ。

+連続4段(テトリス) -- 7段アップ。

なお、ボードゲームにつき、完成したラインが消える演出はないので、次のターンからは、スコアピンよりも上位座標の空白部分から埋めていくことになる。

どちらかのプレーヤーのブロックとエリアカーソルとが接触したらゲームオーバーとなり、その時点で、特典の多いプレーヤーが勝ちとなる。
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**コメントフォーム [#t51e68ab]
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