うみねこのなく頃に ~魔女と推理の輪舞曲~ †アクセシビリティ情報簡易表記
概要 †『うみねこのなく頃に ~魔女と推理の輪舞曲~』は、原作PC版へBGMの高ビットレート化やフルボイスによる音声演出等の追加要素を加え家庭用ゲーム機へ向け発売された、テキストタイプのアドベンチャーゲームである。 1986年10月4日から5日にかけ、伊豆諸島は六軒島に居を構える洋館へ集った右代宮(うしろみや)家の親族の身に起きた出来事について、その真相を考察する構造を基本とする物語が描かれる。劇中にはクローズドサークル物のミステリーに類する要素が多数登場する一方、中途に挿入される「魔法」の描写を踏まえ、その出来事が魔女による超現象であるのか、人の手による殺人であるのか、それ以外の出来ことであるのかについての考察を行う。 本作はシリーズ全8エピソード中、エピソード1から4が収録された、物語の謎部分を提示する「出題編」となる作品である。 本作には選択肢が存在せず、物語により提示される情報を考察することそのものがゲーム性となる。 プロローグ †伊豆諸島、六軒島。 全長10kmにも及ぶこの島が、観光パンフに載ることはない。 なぜなら、大富豪の右代宮家が領有する私的な島だからである。 年に一度の親族会議のため、親族たちは島を目指していた。 議題は、余命あと僅かと宣告されている当主、金蔵の財産分割問題。 天気予報が台風の接近を伝えずとも、島には確実に暗雲が迫っていた…。 六軒島大量殺人事件(1986年10月4日~5日) 速度の遅い台風によって、島に足止めされたのは18人。 電話も無線も故障し、隔絶された島に閉じ込められた。 彼らを襲う血も凍る連続殺人、大量殺人、猟奇の殺人。 台風が去れば船が来るだろう。警察も来てくれる。 船着場を賑わせていたうみねこたちも帰ってくる。 そうさ、警察が来れば全てを解決してくれる。 俺たちが何もしなくとも、うみねこのなく頃に、全て。 ※公式プレイステーションソフトウェアカタログより引用 タイトル画面 †ソフト起動後、オープニングムービーを閲覧、あるいはスキップ後、拝啓音が波音となった場面がタイトル画面となる。ここで丸ボタンを一度押すことでタイトルメニューへ遷移する。 カーソル移動音あり、上下移動、循環あり。メニュー内容は次の通り。
ゲーム中操作 †以下、PS3版について記す。
ゲーム中メニュー †上下移動、循環あり、カーソル移動音あり。 方向キー左を押すことで最も上の項目へ、方向キー右を押すことで最も下の項目へ移動可能 メニュー内容は以下の通り
ブックマーク †手動セーブ・ロード・データ削除を行う場面となる。 上下左右でセーブデータを選択後、 丸ボタンでロード、三角ボタンでセーブ、四角ボタンで削除の確認ダイアログが表示される。 それぞれ確認画面が表示後は、左 丸 と入力することで実際の処理が行われる。 とりわけセーブの際は三角ボタンで実行する動作となるため操作時に注意されたい。 コンフィグ †上下左右へ突き当たる動作となる。 メッセージ速度関連は右が速くなり、音量関係は右が大きい値となる。 内容は以下の通り。
コンティニューデータの作成方法 †四角 右 丸 左 丸 とすることでタイトル画面へ戻り、コンティニューデータが作成される。 次回プレイ時にタイトルメニューから「Continue」を選ぶことで、この時点のデータから続きを読むことが可能となる。 総評 †選択分岐システムではなくシナリオの読解自体がゲーム性となる、ユニークな構造のゲームソフトである。 完結編となる次回作『うみねこのなく頃に散 ~真実と幻想の夜想曲~』のインターフェイスは基本を本作と同じくするため、本作のプレイノウハウが全て活用可能であることと合わせ、最終シナリオまで万事視力を用いずプレイ可能なタイトルであることは特筆される。 本作には選択肢にかかるシステムが存在しないためシンプルなUIとなり、その上で動作する各種システムは大変軽快軽量な動作となるため、快適なプレイと考察が可能な環境が構築されている。 逆説的に、本作のシステムへ選択分岐を加えたものがテキストアドベンチャーのオーソドックスなスタイルとも考えられるため、同ジャンルへ初めて触れるに際してスムーズにプレイ可能な作品とも言える。 関連リンク †コメントフォーム †コメントはありません。 Comments/うみねこのなく頃に ~魔女と推理の輪舞曲~? 投票フォーム † |