甲虫王者ムシキング ~グレイテストチャンピオンへの道2~


ジャンル甲虫バトルRPG
対応機種3DS DS
開発元インテンス
発売元SEGA
発売日2006年7月27日
定価5040円

|アクセシビリティ情報簡易表記

  1. 合成音声によるゲーム中テキストの読み上げ機能を搭載
  2. 文字入力・マップ移動・デッキの編成まですべての操作を音声により確認可能
  3. ストーリー信仰と関係なくムシキングバトルを行える施設では、キャラクターを操作する必要があり。


概要

『甲虫王者ムシキング ~グレイテストチャンピオンへの道2~』は、2006年にセガから発売されたRPGである。

「ムシキング」とは、カブトムシやクワガタなどの甲虫同士をじゃんけんのようなルールで戦わせるカードゲーム。

さらわれたムシキング研究所のネブ博士を救うため、主人公たちが、悪の組織とムシキングバトルで戦っていくストーリーが展開される。

本作最大の特徴は、ゲーム内に音声読み上げ機能が搭載されていることである。

これにより、画面に表示されているすべてのテキスト情報を「音声読み上げ」で確認することが可能となっている。


アクセシビリティ情報

視力を用いずプレイ可能である場面

  • 選択肢の決定、名前入力、ムシバトルで使用するためのカードの情報など、ゲーム中の全てのメッセージを、音声読み上げによって確認できる。
  • メインストーリーを進めるために町や建物間を移動する必要があるが、ここもメニュー形式になっており、音声で確認可能。
  • ムシバトルはすべてボタン操作で、十字キーのみを使い簡単に操作できる。
  • デッキ編成・所持しているカードの確認・設定画面なども音声で確認可能。

視覚を用いない場合に工夫が必要となる場面

メインとなるムシバトルでは、所持しているカードの中からムシカード1枚、ワザカード3枚を選び、スキャンする必要がある。この時、カードをスキャンするまでにはタイムリミットが設けられている。 カード説明などを音声でじっくり確認している時間を取ることができないが、バトルに入る前にあらかじめ4枚のカードの組み合わせを登録しておくことができる(デッキ編集)。

また、バトルが始まると、互いのムシが登場する。このとき、対戦相手が使っているムシの名前を読み上げないので、ムシの鳴き声を把握し、鳴き声から予想することが必要となる。


視力を用いずゲームセンターから外へ出る方法

メインストーリー以外でムシキングをプレイする場合、ゲーム内に存在するゲームセンター(ハネダランド、マリンパークなど)を利用する必要が出てくる。 これらの施設に入ると、ゲームセンターの中を自由に歩けるようになり、十字キーを使って主人公を移動させる必要がある。

バトル時は、ムシキングのゲーム筐体に近づき、Aボタンを押すことでゲームをプレイできる。 またマップへ戻る際は、ゲームセンターの出口へ向かわなければならない。

ゲームセンターより視力を用いず外へ出る方法は下記の通り。

  1. DS本体の電源を切る
  2. DS本体の電源を入れ、本ソフトを起動
  3. 先ほどゲームセンター内でプレイを終了したセーブデータをロード
  4. 十字キー左を長押しし、続いて十字キー下を長押しする

なお、アミューズメント施設内には、ゲーム筐体の前に子供たちの列ができており、Aボタンで話しかけることができる。 さらに、彼らの列は常に動いており、列が途切れるまでムシバトルを行えないなどの制限がある。

幸いなことに、施設内はそれほど広くないため、移動しながらAボタンを連打することで何とか対処することができる。


システム

ムシキングとは

ムシキングはアーケードゲームとしてリリースされたトレーディングカードゲームである。ゲームのプレイ毎にカードが1枚排出され、そのカードをスキャン(筐体に認識させる)ことで、そのカードに対応するカブトムシやクワガタなどの甲虫がゲームを用いてのプレイが可能。

対戦には、メインとなるムシカードと、だげきワザカード(グー)、はさみワザカード(チョキ)、なげワザカード(パー)の4枚のカードを使用する。

対戦が始まると、お互いに3つの技から一つを選択する。これらの技は3すくみになっており、じゃんけんのようにカチ・マケが決定する。

ジャンケンに勝つことで攻撃ができ、先に体力ゲージを0にした方が勝利となる。

また、ムシにはそれぞれ、ジャンケンの手のいずれかに「ひっさつわざ」が設定されている。ひっさつわざでジャンケンに勝つことで、通常よりも大きなダメージを与えることができる。このことがムシ同士の愛称を生み、バトルの駆け引きの要素となっている。

本作は、このムシキングをニンテンドーDS用ソフトとして追加要素を付加して移植されたタイトルである。*1


ゲームの流れ

ゲームの流れは以下のようになる。

  1. ワールドマップで目的地を選ぶ。
  2. 移動した先でストーリーが進行する。
  3. ライバルのムシバトラーや、悪の組織と、ムシキングで対戦する。
  4. ワールドマップへ戻り、次のイベントへ進む。

ムシキングバトルは、以下の流れで進行する。


  1. バトルで使用するカード4枚(ムシカード、だげきワザカード、はさみワザカード、なげワザカード)をスキャン(メニュー上から選択)する(時間制限あり)。
  2. バトルが始まり、お互いの虫が登場する。
  3. グー・チョキ・パーのいずれかのボタンを押す。
  4. どちらかの体力がなくなるまでジャンケンを繰り返す。
  5. 先に相手のムシを2体倒した方が勝利となる。

操作方法

ゲームの始め方

  1. タイトル画面でBGMが流れ始めたら、Aボタンかスタートボタンを押す。
  2. データ選択画面へと移行するので、左右キーでセーブデータを選び、Aボタンを押す。
    • なお、この場面でセレクトボタンを押すと、データを消去することができる。

ゲーム中の操作方法

ボタン機能
Aボタンメッセージ送り、項目の決定
Bボタンメッセージスキップ、項目のキャンセル
十字キーメニュー項目の移動
  • すべてのメニュー画面は、上下左右で端に突き当たる構造。
  • バトル中でなければ、下画面にメニューが表示されている。
  • 下画面にタッチすると対応するメニューが呼び出され、以後はボタン操作が可能となる。

バトル中の操作

ボタン機能
十字キー・上だげきわざ(グー)を繰り出す
十字キー・左はさみわざ(チョキ)を繰り出す
十字キー・右なげわざ(パー)を繰り出す
Aボタン勝利演出などをスキップ

下画面のメニュー構造

  • メニューは、縦3行、横3列の構造。
    すれちがい通信通信(対戦・トレード)乱入待ちのオン/オフ
    ムシカード一覧デッキ編集カードアルバム
    カード図鑑(全カード一覧)ムシバトラーカード(プロフィールの編集)設定

セーブ方法

  • バトルの前後でオートセーブされる。
    • *バトル中に電源を切ったり電池が切れたりすると、負け扱いになるので注意が必要。
  • 手動でセーブを行うときは、ハネダシティのじぶんのいえでセーブできる。

その他

  • 前作、前々作を持っている場合、これらのソフトからカードをコピーすることができる。
  • 前作DS版との通信には、DS本体が2台必要。GBA版との連動には初代DS本体、もしくはDSLiteが必要。*2
  • 前作(甲虫王者ムシキング ~グレイテストチャンピオンへの道DS~)と前前々作(GBA版)には音声読み上げ機能は搭載されていないので注意。
  • 封入特典の「ムシキングジョニーマスターズカード」は、アーケード版ムシキングで使用するためのもの。本作では、ゲーム中に入手することができる。

関連リンク


コメントフォーム

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • クボッチ -- 2016-08-27 (土) 23:08:52

 どうもです。 ストーリーとは関係なく入ったゲームセンターから出るのが難しい件ですが、 視覚を必要とせずに簡単に出られる方法があります。 1.一旦ハードの電源を切る。 2.ハードを再起動し、「ムシキング」のソフトを起動する。 3.最後にプレイしたセイブデータを起動する。 4.ゲームセンターのBGMが聴こえたら、左長押し、下長押しをする。 以上です。

  • >クボッチさま こんにちは。記事編集でゲームセンターから出る方法について追記を試行しました。お手隙の折、ご確認いただけましたら幸いです。 -- A.K? 2016-08-28 (日) 08:13:26
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*1 本作の元となったアーケード版の稼働は現在終了しているが、本DS版のバトルで使用するカードは特別な連動要素を用いることなくすべてゲーム中に入手できるので、ご安心いただきたい。
*2 DSi以後初代GBAとの互換機能がオミットされたため

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Last-modified: 2019-11-28 (木) 17:02:00 (1609d)