3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!



  • 簡易アクセシビリティ情報
  1. ストーリーはフルボイス。画面にはセリフ表示はないが、ボタンを押してのメッセージ送りやオートモードの設定なしで、自動で会話が進んでいく。
  2. 主人公ボイスはないが、遜色ないほどのアニメシーンで迷うことはほぼない。
  3. マップ画面での移動が必須だが、カーソルを合わせてボタンを押すシンプル操作なので問題なく遊べるレベル。カーソルは端で突き当たる。


概要

  • これまでチュンソフトが制作した「サウンドノベル」に続く新たなジャンル「RPD(ロールプレイドラマ)」という位置づけである。声優によるフルボイス、一部アニメーション付き。
  • TBSのテレビドラマである『3年B組金八先生』のタイトルを冠してはいるが、内容はオリジナルである。これは元々学園を舞台としたゲームを制作していたチュンソフトが、テレビドラマ『かまいたちの夜』を放送した縁のあるTBSに、既にある程度出来上がったシナリオを持ち込み『3年B組金八先生』の名前を使うことを申し入れたためである。これには「学園シミュレーション」や「学園ものギャルゲー」等との差別化を図る狙いがあった。

あらすじ

2004年のサクラ中学、名物教師の金八先生こと坂本金八が1年間入院することになってしまう。そこに、暫く教壇を離れていた主人公(プレイヤー)は金八の推薦を受け、代理として教職に復帰する。主人公は3年B組を受け持ち、さまざまな問題を解決しながら、卒業式までの1年をサクラ中学で過ごす事となる。

システム

  • サウンドノベル系のゲームにおけるセリフのテキスト表示を排除し、フルボイスを生かしたグラフィックのみのスタイルが特徴。まるでアニメやドラマを見ているかのように自動的にイベントシーンは進んでいく。
  • シナリオの要所ではイベントカードを入手でき、主人公が移動した先でそのカードを使用することによりストーリーが進行する。間違ったカードを使ってしまったり、行くべき場所に行かなかったりすると、バッドエンドとなりゲームオーバーになることもある。
  • 連続ドラマを想定しており、一つの話でだいたい1時間くらいでクリアできるようになっている。なお、シナリオとシナリオの間には15秒程度の次回予告が挿入される。

タイトルメニュー

  • タイトルメニューは横並びになっている。左右カーソルで選択できる。
  1. 初めから(初回起動時のカーソル初期位置)
  2. 続きから(セーブデータがある場合のカーソル初期位置)
  3. おまけ
  4. オプション

マップ移動について

  • 1日4回まで行動することができる。左右カーソルで移動先を選び、丸ボタンで決定する。カーソルは端で突き当たる仕様。
  • 学校や修学旅行時のホテルなど丸ボタンを押すと新たな移動先が表示される場合もある。

マップ画面でのメニュー

  • マップ画面で三角ボタンを押すと以下のメニューが表示される。タイトルメニュー同様左右カーソルで選択する。
  1. カード(カーソル初期位置)
  2. プロフィール
  3. オプション
  4. ヘルプ
  5. セーブ

イベントカードについて

  • シナリオの進行上入手できるイベントカードは移動先で使用することができる。上下カーソルでカードを選択して丸ボタンで決定する。
  • カードは新しく入手したカードにカーソルがフォーカスされる。ただし、カードの並びには順番が決まっており、シナリオの進行上、手に入る順番はバラバラなこともある。

セーブについて

  • セーブはシナリオクリア時または、マップ画面のメニューから行える。
  • セーブ画面は横にセーブデータが並ぶ。丸ボタンでで選び、左、〇でセーブする。
  • マップ画面から行う場合は、△ボタンでメニューを表示し、左、〇でセーブ画面に遷移。セーブデータを選び、左〇で決定。
  • ただし、マップ画面からのセーブは1日の1回目の行動時しかセーブできない。

才能開花イベントについて

  • 4話以降、入手することができる才能開花カードを利用して生徒の才能を引き出すイベントが発生することがある。
  • これは、パズルのようなミニゲームとなっている。一見、音だけのプレイでは困難に思われるが、適当に操作するだけでもクリアは可能な模様。ただし、シナリオを最低でも、5周以上はしないと全員の才能を開花させるのは難しい。ちなみに、才能を開花させ、Sランクに達した生徒はイベントが発生しなくなり、マップに出現しなくなる。

2周目以降について

  • 最終話までシナリオを終わらせると、セーブデータを引き継いで2周目を遊ぶことができる。すると、新たなエピソードが解禁されていく。
  • イベントカードは、1周目で入手したカードは表示されているが、使用するにはまた新たに入手する必要がある。同じ時間軸で手に入れているカードは同じ話の中でしか使用できない。
  • 例えば、3話の修学旅行。ここは2つのエピソードが存在する。イベントカードは入手すると、入手したカードにフォーカスされるが、カード自体の並びはエピソードごとに分かれているので少し注意が必要。
  • ちなみに、完全版だと、すべてのイベントカード入手と生徒全員の才能を開花させると、あらたに2つのエピソードが追加される。
  • 1度クリアしたエピソードはスキップすることも可能。冒頭のムービーシーンでスキップするかどうかの確認メッセージが表示される。左が「はい」、右が「いいえ」。カーソル初期位置は「いいえ」にフォーカスされている。

音だけのプレイを想定した遊び方

  • 音だけのプレイだとマップ画面での移動先の把握やカード選択時の内容の把握など情報が不十分なところもある。
  • 上記のセーブをこまめに行い、繰り返すことで、ある程度記憶が可能と思われる。1度見たシーンは×ボタンでスキップできる。
  • 2周目以降や才能開花した生徒の件を考慮に入れつつ、メモを取りながらゲームを進めていくのが完全クリアへの近道だと思われる。

終わりに

  • 全編フルボイスという仕様もあり、十分音だけでのプレイで完全クリアが可能。上記に述べたとおり、マップやイベントカードの把握にはメモが必須ではある。
  • ノベルゲーにありがちなストーリーが長すぎて、プレイに飽きが生じやすいという点も、1日4回行動を選択することや、ひとつのエピソードが60分前後で構成されている点も評価できる。
  • 2004年当時のタイトルのため、BGMやボイス音量が調整できない難点もありはするが、チュンソフトの隠れた名作といえるかもしれない。

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Last-modified: 2024-03-13 (水) 20:13:20 (36d)