ゲームロボット25 †
概要 †2013年に発売された「ゲームロボット50」の廉価版で、光と音を用いた25種のミニゲームの詰め合わせである。 ゲームを楽しみながら音感、記憶力、判断力、推理力、瞬発力、計算力、運試しといった様々な角度から脳を鍛える。 なお、本作は「ゲームロボット50」と同様、サウンドクリエーターとして全盲のキーボード奏者、久保さとしが起用され、数字ガイダンス音をはじめ、視力を用いないプレイを想定した音的工夫がこらされており、25種類のうち15種類のゲームを視力に頼らずに遊ぶことが可能である。 また、久保自身による実況プレイを交えた音声ガイドをメーカーHPよりダウンロードすることもできる。 なお、iPhoneのアクセシビリティ機能の普及によりPC環境を持ち合わせていない方も徐々に増えていることを考慮し、本ウィキでも簡単に説明することにした。 本体形状と各部名称 †
ゲーム操作の流れ †
視力を全く使わずに遊べるゲーム †以下に、数字ガイダンス音の採用などにより、視力を全く用いずに遊べるゲームを紹介する。 音感ゲーム †01 演奏にトライ †10個のプレイボタンをキーボードに見立てて、音楽演奏にチャレンジ。 ABCボタンを押すことで、音色が変化する。 採点などはなく自由に演奏を楽しめるので、ここでボタンと音階との関係を理解することもできる。 02 音感トレーニング †ゲームロボット5に内蔵されていた「エイリアン」と同様のゲーム。 ロボットがランダムに音階を演奏し、途中で演奏が打ち切られた時に最後に鳴らされた音程のボタンを押す。 出題は50問で、問題5までは光によるガイドがあるが、問題6からは光のガイドが最初の音のみとなり、問題20からはガイドが無くなる。 3問間違えるとゲームオーバーで、それまでの得点によって「やりなおし」、「まあまあ」、「よくできました」、「ハイレベル」の4段階に判定され、それに応じた音楽が再生される。 この成績判定は、演奏系、カジノ系ゲームを除いた全てのゲームに採用されている。 記憶力ゲーム †03 光と音を追え †Hasbroが発売している「Simon」(サイモン)と同様のゲーム。 最初にロボットが光と共に鳴らしたのと同じボタンを押す。 正解すると次の問題では、前の問題に1ボタン追加した問題が出題されるので、正しい順番でボタンを押す。 なお、不正解や3秒間何も操作しないとゲームオーバーとなってしまう。 問題は20問まであり、成績が10問以下の場合「やり直し」判定となってしまう。 04 出てない数を出せ †ロボットと交互に1から30までのいずれかの数を表示させ、どれだけ多く表示させたかを競うゲーム。 ただし、すでに出された数を再びたたくとそこでゲームが打ち切られる。 数字1桁の場合は、ゲーム選択時と同様に、「01」、「02」のように、10の位を0にして2桁数字で入力する。 何個の数字を表示したかによって、成績判定が決まる。 判断力ゲーム †06 数字でリズムカウント †1から50までの数字が、2拍子の間隔でリズミカルにカウントされるのに合わせ、Aボタン、またはCボタンを押していくゲームである。 ゲーム開始のジングルの直後、チャレンジ問題となる数字(2、3、4のいずれか)が、ガイド音と共に表示される。 それに続けて「1」から順にカウントされる数字が、チャレンジ問題の数字と関係する場合はCボタン、無関係の場合はAボタンを押す。 具体的には、もしもチャレンジ問題が「3」であった場合、3の倍数、もしくは「13」、「37」のように数列に3が含まれる数字がカウントされたところでCボタンを押す。 それ以外の数列のところではAボタンを押す。 ボタンを押すタイミングは、次の数字に切り替わるまでの間であれば、リズム感について問われることはない。 どれだけ多くボタンを押したかによって判定が決まり、「50」までミスせずにカウントに成功したらハイレベル判定となる。 09 直線識別トレーニング †1から9までのプレイボタンを使い、ロボットがランダムに光らせた2つのボタンの位置関係を瞬時に判別し、残る1つのボタンを押すことで、縦、横、斜めの直線を完成させるゲームである。 具体的には、「3・6」と光った場合は、「9」を押せば縦のラインができるし、「1・9」と光ったら「5」を押せば斜めのラインが完成することとなる。 ただし、出題の中に、「2・4」や、「8・6」のように、直線を形成できない位置関係にあるものがあり、このような場合は「0」ボタンを押す。 30秒間に正解した数を競う。 ただし、ミスをすると2秒間出題されず、時間だけが経過してしまう。 10 コインの行方を追え †1から10のプレイボタンのどこかにコインがセットされ、さらにあちこちに移動させられる。 プレイヤーは、ロボットが出す数字によるヒントを解読し、そのコインの行方を読み解く。 問題の最初に、コインがセットされた場所が数字によって表される。この場所を「8」と仮定する。 続いて2つのランダムな数字が点滅する。この時、2つの数字に「8」が含まれる場合は、もう1つの数字の示すボタンにコインが移動したことを示す。 たとえば、「8・2」と表示された場合は、8ボタンにセットされていたコインが2ボタンの位置に移動したということになる。 もし、2つの数字の中で「8」が含まれなかった場合、コインは動かない。 このように数列によるヒントを何度か繰り返した後、出題音がするので、その時点でのコインの位置をプレイボタンで解答する。 問題は9問出題され、5問目からは2枚のコインを追わなければならない。 本ゲーム機に含まれるゲームの中でも、比較的高難易度のゲームである。 推理力ゲーム †12 3つの宝さがし †初回版の「ゲームロボット九」の時から内蔵されていたゲーム。 1から9のプレイボタンの3カ所に隠された大変高価な宝物を見つけるゲーム。 任意の3カ所のボタンを押し、1つ正解なら効果音が1回、2つ正解なら効果音が2回、3つとも不正解の場合は不正解の音が鳴る。 この音を頼りにターンを繰り返し、最終的に3つ全ての宝物を探し当てることを目的とする。 消費ターンが少ないほど好成績となり、4ターン以内で成功するとハイレベル判定となる。 13 時間測定チャレンジ †決められた秒数でタイマーをストップさせるゲーム。 ゲームをスタートさせたら、プレイボタン1から3を使って、目的の秒数を「10秒」、「20秒」、「30秒」から選ぶ。最初は10秒に設定されている。 0ボタンを押して決定すると、カウントダウン音が鳴り無音となるので、目的の秒数だと思ったところで再度0ボタンを押すと結果発表となる。 ターゲットの秒数に近いほど高い判定を得ることができる。 なお、結果の表示方法は、整数の位は画面にて、小数の位はプレイボタンの光によって表示される仕組みである。 14 暗号を解読せよ †ボードゲームの「マスターマインド」を電子ゲーム化したようなゲーム。 ロボットがセットした3桁の暗号を、サウンドによるヒントを頼りに解読する。 3つのプレイボタンを押した時、今押した数のうちどれかが正解に含まれる場合はシンセサイザー音、その数の桁も合っている場合は正解音が鳴る。 ただし、ヒント音は、正解音、シンセ音、不正解音の順に、それらが含まれる回数だけ鳴る。 正解を突き止めるまでのターン数が少ないほど高成績となる。 16 Let's ブラックジャック †トランプゲームの「ブラックジャック」をアレンジしたゲームで、ロボットとの駆け引きを楽しむ。 コインは使わず、ゲームオーバー時に鳴る音楽にて結果を判断する。 ディーラー(親)であるロボットによって配られた2枚のカードをめくった数の合計が21以内、かつロボットの出す合計よりも多ければ勝ちのゲームである。 まずはじめにプレイボタン1、2の順に押し、1枚目となるアップカード、2枚目となるホールカードをめくる。 2枚のうち出た数字が「1」の場合、「11」として使うことも可能であり、この時もしももう1枚の数が「10」だと、自動的に「ナチュラル21」が成立し、完全勝利となる。 2枚目のホールカードをめくった時点でターンをやめるスタンドをしてもよければAボタンを押し、ロボットのターンが始まる。 しかし、2枚のカードの内容だけでは勝てる自信がない場合は、自信の付く数になるまで3以降のボタンを順に押すことで3枚目、4枚目のカードをめくり、ヒットしていくことができる。 ただし、これをやって「21」を超えてしまった場合、「バースト」となりその時点で敗北が決まってしまう。 ある程度のところでスタンドすると、プレイ権がロボットに移る。 ただし、ロボットはめくったカードの合計が17を超えた時点でターン終了となる。 お互い、出た数の合計が21以内で相手よりも大きな数字であれば、勝利となる。 プレイヤーの出した合計が21の状態でスタンドすると、ロボットはプレイできず、プレイヤーの勝ちとなる。 特に、前述した「ナチュラル21」を出した場合、ハイレベル判定の音楽が鳴って完全勝利が確定する。 17 数字を当てろ †1から99までの数当てゲームである。 プレイボタン2桁で01から99までの数を入力し、正解を見つける。 押した数よりも高ければ音程が上がる効果音、低ければ音程が下がるような効果音が鳴るので、それを頼りに正解を導く。 正解に至るまでに要したターン数が少ないほど好成績となり、4ターン以内で成功するとハイレベル判定となる。 瞬発力ゲーム †18 帰ってきたピコピコモグラ †初代の「ゲームロボット九」から内蔵され続けてきた「ピコピコモグラをやっつけろ」の難易度上昇版である。 数字ガイダンス音と共に光るモグラが出没したボタンを瞬時にたたいてやっつける。 登場するモグラは100匹。 モグラの動きが高速、超高速となるだけでなく、ゲーム終盤には群れとなって複数の穴から同時に出没する。 何匹倒したかによって判定が決まる。 19 飛ばせホームラン †10個のプレイボタンをスタジアムに見立て、0ボタンのピッチャーからはじき出される光の球を、AからCボタンで打ち返すゲーム。 球が7ボタンを通過したらAボタン、8ボタンならBボタン、9ボタンならCボタンを押す。 打撃タイミングが早ければホームランとなり、遅くなるごとにヒット、アウトとなる。 ホームランの際は観客の拍手と歓声が鳴り響く。 10球中、何本のホームランを出したかにより判定が決まる。 球種や速度も様々なので、鋭敏な反射神経が必要となる。 運試し †25 Let's スロット †1から9までのプレイボタンを縦並びの列に分割したものをホイールと仮定し、スロットゲームを体感する。 ゲームスタート時、手持ちコインは20枚である。 スロットを回す前にBボタンを押して、コインモードに入る。 ここでA,Cボタン(左右ボタンとして働く)を用いて、賭ける枚数を決める。 Cボタンを1回押す毎に枚数が一つずつ増える。 枚数が決定したら0ボタンを押しスロットを回転させる。 各ホイールで光が上下にループしながら点滅するので、適当なところでA,B,Cボタンを押してスロットを停止させる。 斜め揃いの場合、成績ファンファーレ「まあまあ」の音楽と共にかけた枚数の3倍の配当、上下段で横並びでは「よくできました」の音楽と共に4倍、中段横並びでは「よくできました」の音楽と共に5倍の配当となる。 何もそろわなかった場合は、不正解音が鳴って賭けた分だけ没収される。 各音楽の後、現在のコイン枚数を数字ガイダンス音で通知する。 コインを最高の99枚集めるか、全て没収されるとゲームオーバーとなる。 シークレットゲーム †本ゲーム機には、通常の25種のゲームとは別に、ある条件を満たすことによって下記に示すゲームが出現する。 攻略サイトではないので詳細な内容については避けるが、これまでの説明のどこかに解禁につながる記述が記載されているので、ぜひ探し当ててほしい。 なお、このゲームも、視覚を用いずに遊ぶことができる。 26 ナンバーエイリアン †0から9までのプレイボタンのあちこちに、1秒間隔で出現するエイリアンを射撃するシューティングゲームである。 プレイヤーは、ガイド音と共に光るボタンのナンバーと、画面に表示される数字を合わせることで、エイリアンを攻撃する。 キーマップは、Aボタンは「数字プラス」、Bボタンが「数字マイナス」、Cボタンが「攻撃」で、Aボタン・Bボタンで数字を合わせてからCボタンで攻撃する。 ただし、数字調節の際はガイド音はなく、しかもキートグル方式が取られているので、難易度はかなり高い。 ゲーム開始時、および攻撃成功時には必ず0に戻るので、それを頼りに行う。 また1匹のエイリアンにつき、7秒以内に倒せないと、爆発してゲームオーバーとなる。 登場するエイリアンは100匹。エイリアンが爆発するか、最後まで爆発させずにゲームを続行しきったところでゲームオーバーとなる。 ゲームオーバーまでに何匹倒したかによって判定が決まる。 弱視の方に遊べる可能性のあるゲーム †以下のゲームは、ボタンの光を見ることが可能な視力があれば、遊べる可能性がある。 ただし、これに関しては、個々の視力や視野の状態によって向き不向きがあることを承知のうえでトライされたい。 11 変化を見つけろ †0から9までのプレイボタンの内、点灯・または消灯したボタンを押すゲーム。 ゲームスタート時、全てのボタンが消えている。 初めにランダムに点灯するボタンを瞬時に押す。 全てのボタンが点灯したら、ランダムに消灯するボタンを押す。 全てのボタンが消灯した後、ランダムにボタンが点灯・消灯するので、瞬時にそのボタンを押す。 間違えたり、変化から3秒以内に押せないと、失格となる。 変化は30回発生し、ゲームオーバーまでに回答できた数によって判定が決まる。 コメントフォーム †最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 投票フォーム † |