おもちゃ・ホビー・アナログゲーム一覧



本ページの編集に当たって

「盲人用オセロ」や「点字トランプ」のように、製造段階から「視覚障碍者用」としてあらかじめ触覚にて色の判別などが可能なように工夫されたゲームトイ(以下「福祉玩具」と呼ぶ)は、以前から福祉施設で販売されてきた。 また、1989年登場のトミーの「対戦型テトリス」が、共遊玩具第1号として選ばれたことをきっかけに、説明書の情報や、基本的な予備知識だけでほぼ独力で遊べるものについては、パッケージに「盲導犬マーク」が添付され、購入の際の一つの手掛かりとなった。

しかし、「福祉玩具」や、「共遊玩具」と呼ばれるゲームトイは、これまでに発売された膨大な製品の中でもごく少数に限られ*1、それだけ視覚障碍者がゲームトイで遊べる機会が狭められてしまっているように見えるかもしれない。

ところが、それらの枠には囚われずに様々なゲームトイを調べてみると、電子ゲームでは、ゲームの出すサウンドの意味の理解、それ以外のジャンルでは、(見える人の協力を得ながら)ピースやボードを加工するなど、ゲーム中最低限必要な情報を触覚にて得られるよう自分で工夫するなどすれば、最終的には全盲の状態でも遊べるものがこんなにもあったことがわかってきた。 更に、このような工夫をせずとも、説明書の情報や極基本的な予備知識だけで視力を必要とせず遊べるものも多々あることがわかってきた。

本ページが開設されて3年余りの間に、180種以上のゲームトイの情報が集まった。 子供の頃の友達との交流や家族団欒、飲み会や旅行先での懇親の際、見える人との遊びの仲間に入って行きづらかった経験を持つ者として、読者のみなさまの日常の中で、自らが味わったと同じ寂しさや悔しさを味わう機会が少しでも減ることを心から願い、暇を見つけては情報収集に務めてきたつもりである。 このページの掲載内容が、単なる夢いっぱいの楽しいページにとどまるのではなく、ゲームを通した交わりへの参加に苦労されている方々にとって、少しでもお役に立てることを心より願っている。

このような情報交換の場を提供くださった、ページ管理者であられるMM氏に心から感謝もうしあげると同時に、これまでたくさんの方々から有益な情報を掲載頂けたことにより、現在の形に発展させることができたことについて、心から感謝いたします。本当にありがとうございます。 引き続き、情報をお持ちの方々からのご支援をお願いできたら幸いです。

アクセシビリティランクについて

本ページでは、製品の購入の参考となるよう、タイトルの後にアクセシビリティランクを、SとAからCの4段階で表記することにした。

ただし、ここに記す全てのゲームトイは、最終的には視力を使わず独力で遊べるものであり、ここでいう「ランク」とは、アクセシビリティーに対するメーカーの理解度を指すものではなく、視覚障碍者が一つのゲームを購入するに当たってどのような準備が必要かを参考にしていただくための指標であることをご理解いただきたい。 その上で、この情報は、開発者の方々や販売店の皆様の中で、ゲームトイのアクセシビリティについてご理解いただける方々にも参考にしていただけたら幸いである。

なお、1台の本体に複数の異なるゲームが含まれるタイプのゲームで、内蔵されたゲームのうち視力に頼らず遊ぶのが困難なゲームが含まれる場合であっても、そのゲームをクリアすることが解禁の条件となるなどの影響がある場合を除き、遊べる部分だけに的を絞った形で評価することにした。

  1. ランクS - 説明書の情報さえあれば、全ての操作を独力でできる。
  2. ランクA - 基本的に視力を用いず遊べるが、説明書に書かれた情報以外に、サウンドの表す意味や操作方法、パーツの形状、組み立て方などについての予備知識が必要。
  3. ランクB - 説明書や予備知識の情報以外に、本体やピースなどに点字やシールを貼るなどの加工をするか、問題集の出題内容を理解できる工夫が必要。
  4. ランクC - 問題集が付属するパズルで、遊ぶためには本体やピースの加工と、出題内容の理解の双方が必要。

また、参考までに、「盲導犬マーク」が添付されているものについては、(わかる範囲で)その旨を記載するが、マークのないおもちゃのアクセシビリティのランクが低いとは限らない。 上にも記したように、同程度のランクのおもちゃは他にも多々あるため、まずはアクセシビリティランクのほうを参考にしてほしい。

編集に関するお願い

点字ディスプレー端末の「ブレイルセンスU2シリーズ」を使用して各ページを編集すると、更新の際にページの最後の方(表の後半)が欠落する事例が発生しております。 編集の際は、該当機種を使用されませんようにお願い申し上げます。

ジャンル一覧

ジャンル説明
電子ゲーム「サーカス」や「スペースインベーダー」を皮切りにアーケードゲームが急速に進化した1978年、そのミニチュア版としてマイコンを使った電子ゲームトイが製造されるようになって以来、今に至るまで、様々な電子ゲームトイが製造され続けてきた。しかし、その多くが、画面に映る光や画像を見ながら楽しむものであり、視覚障碍者のプレイは極めて難しいと思われてきた。だが、画面の動きに合わせて音声や効果音により情報が提供される特徴を持つ製品であれば、視力を用いずプレイに参加できるものがある。特に、ブレイン系電子ゲームのジャンルは、時代の壁を越えて視力を用いずに遊べるものが非常に多い。こうしたジャンルを中心に、40年あまりの電子ゲームトイの歴史の中から、アクセシビリティの観点で特に注目すべき製品を紹介する。
パーティゲーム(電子ゲームを含む)ここでは、特に3人以上の複数でもにぎやかに遊べるゲームを中心に取り上げている。小さなお子様も参加しやすかったり、旅行先や飲み会などでみんなでワイワイ盛り上がれるゲームをお探しの方は参考にされたい。なお、この表のみ、他のジャンルで紹介したゲームの中で、にぎやかな環境でもプレイ可能で、なおかつ操作がしやすいものについて、改めて紹介する。
テーブルゲームいわゆる「オセロ」や「ブロックス」などの対戦型ゲームやボールアクションなどのボードゲームを中心に紹介する。どちらかといえば大人の雰囲気があり、静かな環境の中で楽しめるゲームがお好きな型にお勧めだが、「ふくろと金貨」のように、会話中心に盛り上がるものも含まれている。
カードゲーム(半電子ゲームを含む)カードゲームについては、印刷された内容を点字や触覚で理解できる工夫さえすれば、視力を用いずに遊べる場合が多く、ここで紹介しているもの以外にも楽しめるものが多々あるものと思われるので、更なる情報提供をお待ちしている。ただし、カードの大きさやゲームセットの仕組みによっては、その限りではない場合もある。また、視覚障碍者がカードゲームを遊ぶ場合には、山札を崩してしまわないよう、カードトレイの代用となるもの(例えば、蓋付きの収納箱など)を準備されることを推奨したい。
パズルゲーム(半電子ゲームを含む)パズルゲームについては、立体パズルを中心に、視力を用いずに遊べる製品が多く、ここに取り上げた製品以外にもまだ多数の製品が触覚のみで遊べると思われるので、更なる情報提供をお待ちしている。
知育系パズルゲームを楽しみながら、論理的思考力や問題解決能力などを養うことを目的とした知育玩具が昨今世界的にブームとなっている。このジャンルの多くは、あらかじめ記されたチャレンジ問題を元に盤面にセットした立体を動かす、複数の立体を組み合わせるなどしてミッションをクリアしていく立体ゲームとなっており、問題の内容を触覚で理解できる工夫をする必要が生じるが、それさえクリアすれば、プレイそのものは視力に頼ることなく遊べるものが多いため、それらのジャンルからいくつかをまとめて紹介することにした。

*1 パッケージにマークを表示するためには、日本玩具協会への協力メーカーの登録、モニター審査、商品の登録、共有玩具登録料などが別途必要となり、手間とコストがかかるという事情がある。

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Last-modified: 2019-12-10 (火) 17:05:17 (4d)